ベトナム戦争を描いた映画10選
戦争の悲惨さとその影響を描いたベトナム戦争を題材にした映画は、『プラトーン』や『フルメタル・ジャケット』のように戦場の残酷さと兵士の心理状態を描いたもの、『ディア・ハンター』や『7月4日に生まれて』のようにその周囲に与える長期的な影響に焦点を当てたものなど、様々な視点から数多く作られました。以下に挙げた10作品以外にも、「ヘアー」(1979年)、「ランボー」(1982年)、「ワンス・アンド・フォーエバー」(2002年)、「ペンタゴン・ペーパーズ」(2017年)、「ザ・ファイブ・ブラッズ」(2020年)はじめ数多くの名作があります。
【第10位】Rescue Dawn 「戦場からの脱出」(2006)
ヴェルナー・ヘルツォーク監督、クリスチャン・ベール主演。ベトナム戦争の捕虜収容所からの脱出を描いた実話。生存への執念と人間性を描くサバイバルドラマ。
【第9位】Heaven & Earth 「天と地」(1993)
オリバー・ストーン監督、リー・リー主演。ベトナム人女性の視点から戦争とその後の人生を描く。実話に基づき、戦争の影響と再生を描いた感動作。
【第8位】Casualties of War 「カジュアリティーズ・オブ・ウォー」(1989)
ブライアン・デ・パルマ監督、マイケル・J・フォックス、ショーン・ペン主演。ベトナム戦争中のアメリカ兵による暴行事件を描いた衝撃的な作品。
【第7位】Born on the Fourth of July 「7月4日に生まれて」(1989)
オリバー・ストーン監督、トム・クルーズ主演。ベトナム戦争の退役軍人の実話を基に、戦争とアメリカ社会の問題を扱う。アカデミー賞監督賞などを受賞。
【第6位】Hamburger Hill 「ハンバーガー・ヒル」(1987)
ジョン・アーヴィン監督による戦争映画。実在の激戦を描き、若い兵士たちの経験と戦争の現実をリアルに描いた。
【第5位】Good Morning, Vietnam 「グッドモーニング、ベトナム」(1987)
バリー・レヴィンソン監督。ロビン・ウィリアムズがアメリカ軍ラジオDJを演じる。ベトナム戦争を背景に、戦争の矛盾と人間性をユーモアを交えて描く。
【第4位】Full Metal Jacket 「フルメタル・ジャケット」(1987)
スタンリー・キューブリック監督のベトナム戦争映画。マシュー・モディーン、リー・アーメイが主演。訓練キャンプと実戦の二部構成で、戦争の非人間性を鋭く描く。
【第3位】Platoon 「プラトーン」(1986)
オリバー・ストーン監督の実体験に基づいた作品。チャーリー・シーン、トム・ベレンジャー、ウィレム・デフォーが出演。アカデミー賞作品賞などを受賞。ベトナム戦争の現実を生々しく描いた。
【第2位】The Deer Hunter 「ディア・ハンター」(1978)
マイケル・チミノ監督の心理ドラマ。ロバート・デ・ニーロ、クリストファー・ウォーケン主演。アカデミー賞作品賞などを受賞。ベトナム戦争の影響とその後のアメリカ社会を描く。
【第1位】Apocalypse Now 「地獄の黙示録」(1979)
フランシス・フォード・コッポラ監督の心理的戦争ドラマ。マーロン・ブランド、マーティン・シーンが主演。ベトナム戦争を背景に、人間の狂気を描く。アカデミー賞撮影賞などを受賞し、映画史に残る傑作とされる。