ジミー・スミスを聞くならこの10枚
ジミー・スミス(Jimmy Smith、1928年 - 2005年)は、ジャズオルガン奏者。主にハモンドB-3オルガンを使い、ジャズとR&Bの境界を融合しソウル・ジャズを確立。ブルーノートの看板アーティストとして1950年代と1960年代に最も影響力を持ち、彼の音楽はジャズだけでなく、ソウル、ファンク、ブルースなどのアーティストにも影響を与えました。以下の他に"Crazy! Baby" (1960)、"Open House" (1960)、"Got My Mojo Workin'" (1966)なども名盤とされます。
【第10位】"Organ Grinder Swing" (1965)
ジミー・スミスのオルガンが圧倒的に存在感を放つ。メンバーはケニー・バレル(g)、グラディ・テイト(ds)。ハードバップとソウルジャズの交差点に位置する作品。
【第9位】”The Incredible Jimmy Smith at the Organ, Vol. 3" (1956年)
ジミーの初期作品で、彼のキャリアの礎を築いた重要な一枚。参加メンバーはThornel Schwartz(g) Donald Bailey(ds)。ジャズオルガンのパイオニアとしての才能を感じさせます。
【第8位】”The Cat" (1964年)
ジャズオルガンのパイオニア、スミスの名盤。アレンジャーとして名高いラロ・シフリンと共演。映画音楽的な雰囲気が特徴的。
【第7位】”Root Down" (1972年)
スミスの最もファンキーなアルバムの一つ。ウィルトン・フェルダー(ベース)、ポール・ハンフリー(ドラム)等と共演。元祖ジャズファンクの傑作。
【第6位】”Prayer Meetin'" (1963年)
ジミーとテナーサックスのスタンリー・タレンタインが共演。青々としたゴスペルの影響を感じさせる作品で、ソウルフルなジャズの傑作として評価されています。
【第5位】”Groovin' at Smalls' Paradise" (1957年)
ライブ録音のアルバム。Eddie McFadden(g) Donald Bailey(ds) とのトリオ。即興性とエネルギッシュな演奏が聴きどころ。
【第4位】”Home Cookin'" (1959年)
スミスの深みあるオルガンとパーシー・フランスのサックスが映える。ケニー・バレル(g)、ドナルド・ベイリー(ds)も参加。
【第3位】"Midnight Special" (1961年)
スタンリー・タレンタイン(テナーサックス)、ケニー・バレル(ギター)等との共演。スモーキーな音色が印象的。
【第2位】”The Sermon!" (1959年)
長尺トラックで知られ、リー・モーガン(tp)、アート・ブレイキー(ds)、アルトサックスのルー・ドナルドソンと共演。ジャズ史に名を刻む名作。
【第1位】”Back at the Chicken Shack" (1960年)
スタンリー・タレンタイン、ケニー・バレル、ドナルド・ベイリーが参加。ブルーズ感あふれるサウンドで、タイトルトラックはスミスの代表曲となった。