パジャマで仕事 [リモートワークでの働き方]
皆さんの中にも自粛生活をしている方はたくさんいると思います。日本は、自粛令も解除されてきていますが、状況によりけりですが、ロサンゼルス市は現在の所、IT企業のようにリモートで働ける企業においては9月までは出社しないことになっています。
エンジニアの皆さん、リモート期間中、仕事のやり方は、どのように変わりましたか?
monkeyの会社は、スタートアップのIT企業を紹介しているサイトに、たまに会社や社員紹介を兼ねて、文章を寄稿をしています。
今回、その順番がmonkeyにきてしまい、
「リモートワークでの働き方」
「メンターはどのように、メンティに仕事の指示をしているのか」というお題で、上司のmonkeyと部下のヒヨコ君が、それぞれ与えられた質問に答えることに。
回答の一部を掲載します。リモートでの働き方の参考にしてみてください。
Q : 使っているツールは何?
A :– YouTrack :チケット管理システム。仕様やコーディング規則等はチケットに書かれていて、エンジニアはこのチケットを基に開発する
– monday :一般的なタスク管理。作業内容と担当者、スケジュール概要
– slack :チャットツール。個人だけではなく、チームやプロジェクト毎の ルームがあり、日常的に使用
– zoom :電話、ビデオツール。今回リモートワーク用に導入
ミーティングや、細かい打ち合わせの際に使用
Q : リモートになってメンターシップ(教育)のやり方はどう変わった?
A : ロサンゼルス郡の法により、3月の末からリモートワークをすることになりました。突然の出来事で、適応具合は人それぞれでした。
すんなり慣れた人もいれば、困惑し慣れるまでに時間を要した人もいます。
以前のように、ホワイトボードや口頭で簡単に説明していたことが出来なくなったため、より詳細な仕様をYouTrackのチケットに書くようになり、場合によっては、別途ドキュメントを作るようにもなりました。
それらをもとに、チャット、ビデオを使って質問に答えたり、説明しています。
Q: リモートになって仕事上、出来なくなった事は?
A: 問題解決が私達の仕事でもあるので、仕事自体は、臨機応変に対応すれば良いから出来なくなったことはないです。
ただ、年に2回のメンターとメンティの個人面談は、若いエンジニアが直接上司に意見したり、相談したりする良い機会なので延期しました。
こういった個人的に大切な話は、お茶でも飲みながら、のんびり話し合いたいです。
若いエンジニアから、今回のリモートワークに関しての文句が出てくるのかもしれないです。それも楽しみにしています。
Q: リモートで仕事をする上で、他のメンターにアドバイスをお願い。
A: まず今回は、最初にパンデミックによる恐怖や不安を解消することに努めました。過去にない失業率の高さ、一時的に食糧や物資の欠如が起きたため、企業倒産の不安、経済的不安を感じていた部下もいたので、経理状況を把握した上で、私達の会社は大丈夫だという説明をしました。
そして、チーム全体のリリーススケジュールを9月まで決めました。
チーム内で誰がいつ何時働いているのを確認することはありません。9時から5時まで働く人、12時から8時まで働く人、また火曜日から土曜日に働く人もいるかもしれません。
週に1回のミーティング以外は、自己責任です。リリーススケジュールに沿って、期限以内に開発作業を終了すれば良いだけです。
もう一つは、待ち時間を作らないように努めまています。
つまり、仕様の説明をする私の時間に合わせることなく、チームメンバーが好きな時に働けるような環境を作るということです。
彼らがいつでも仕様を理解し開発ができるよう、チーム全体の作業を把握し、前もってタスクのチケット、ドキュメントを作るようにしました。
分からないことがあれば、いつでもチャットやビデオで話をしますが、基本的にチケットにある仕様に沿って話が出来るよう仕様と設計を明確にしています。
最後に、チャットではなく、意図的に電話やビデオを使うようにしています。
これは、実際に表情を見たり、声のトーンを使うことで円滑なコミュニケーションが取りやすいと思ったからです。
顔を見て、何気ない冗談などを言い合うことで、「元気にやっているな」と確認も出来ますしね。
こんな感じで、なんとも優等生的な答え。流石にまる2日かけて、考えただけはある。 まあ、実際こんな感じでやっています。皆さんはいかがでしょう?
おまけですが、ヒヨコ君のリモートワークにおけるアドバイスは
「同僚は大事だ。積極的に連絡を取り合おう!」です。