放棄竹林活用方法
自分の農業している地域は放棄竹林が多い。電線に引っかかったり、道をふさいだり、日当たりが悪くなったり問題が多い。最近竹粉砕機を市から無償に近い形で貸してもらえる事になり実際に使ってみたのでまとめてみた。
1、篠山市役所から竹粉砕機を借りる
貸し出し対象
篠山市内で竹林整備に取り組む自治会などの団体(営利目的での利用は不可)。
利用にあたって
・粉砕した竹チップの一部(米袋3袋程度)を市に提供する必要がある。
・貸し出しは無料だが、運搬や稼働にかかる燃料費は負担する。
・貸出期間は最大11日間。
・かなりの音が出るので家の近くでは基本粉砕しないほうが良い。
今回は軽トラにも乗る竹二郎を借りる予定になった。
2、竹林を伐採する
Before
After
大体30㎡くらい刈り取り。足場も悪く竹も生は重かった。
3、粉砕
かなり細かくパウダーに近いものもある。この後3日ほど山にしているだけでチップの山の中で発酵が始まっており、湯気が立ちこめた。
14時間ほど稼働して大体4tくらいの竹チップが完成。
4、枯れた竹はポーラス竹炭
以前も紹介したバイオ炭(ポーラス竹炭)をDig&Fire方式で作った。
今回は軽トラ3台くらいの竹でポーラス竹炭作り
炎が美しい
ある程度炭になった所
消火作業
今回は75㎏ほどの竹炭が完成。米袋5袋分くらい。
5、微生物資材と土着菌を炭に添加してチップの中へ
竹藪の中から土着菌採取
花守り菌液
微生物資材は以前も「共生農業」の本の中で登場した
乳酸菌・納豆菌・酵素・酵母・アミノ酸を含む微生物共生型資材。
今回は500倍液を15ℓ。
ラクトバチルス
地元篠山の会社カルテックのラクトバチルス。
乳酸菌(Lactobacillus 及び Streptococcus)を主体とし、これを補助する酵母・細菌など数種の菌群を加えた農業用・微生物材。
こちらは一握り分。
同じ菌類でも違う特色があるので共生の観点から3種類入れてみました。
また1ヶ月後どのようになっているか楽しみです。
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