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9月9日(金)FXトレード売買方針

【 マーケット概況 】
 木曜日、イベントと要人発言に翻弄されたマーケットでした。欧州中央銀行(ECB)はこの日開いた理事会で、0.75%の大幅利上げに踏み切り、成長見通し悪化の中でもインフレ抑制を優先し、今後数回の追加利上げを実施する方針を表明。利上げ公表直後には全般ユーロ買いが優勢となり、一時1.0029ドルと日通し高値を更新。ただ、ラガルドECB総裁が理事会後の会見で「今後数回の理事会で一段の利上げを予想する。おそらく今回を含めて2回より多く5回より少ない」と述べた一方、「次回の利上げは0.75%である必要はない、0.75%は標準ではない」と発言すると、大幅利上げが続くとの観測がやや後退しユーロ売りで反応。一時0.9931ドルと日通し安値を更新。その後ECB当局者の話として「10月理事会での0.75%利上げを排除しない」と伝わると、1.0000ドル付近まで反転。ECB利上げ発表後、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が講演で「FRBはインフレが低下するまで行動を維持する必要」「早急な緩和のリスクを歴史が警告」などと述べ、インフレ抑制のため強く行動することを改めて強調、ドルが買われる展開。ユーロドルは値動き荒く小反落、ドル円レンジ内に収まるように続伸。ユーロ円続伸。
 欧州株式市場はロンドン反発、フランクフルト小反落。ニューヨーク株式市場はダウ・ナスダック共に続伸。
 原油先物は反発。金先物は米金利上昇に伴って売りが入り反落。


【 主な経済指標 】

本日の主な経済指標とイベント・要人発言

 中国の指標が最近弱いです。今月はロックダウンも発生していますから来月の経済指標も弱そうな気配。
 18:30のラガルドさんにも警戒しましょう。


【昨日の結果と本日の売買方針 】

 昨日のドル円押し目買いは欧州前に約定。イベントもあることから、欧州時間に入り手仕舞い。+34.1pipsでした。

通貨別デイトレンドと売買方針

 本日は、昨日の余波と要人発言予定、週末もあって値動きは荒いと考えています。
 まず、経済指標としてカナダ雇用統計。サプライズがあってもはカナダドルストレートで動くと思いますがペアではヒゲくらいで収まると思います。カナダドルは様子見。あえてトレードするのであればアク抜けたスイスフランと弱いポンドかなあと思っています。今日はポンドスイス戻り売り。

【ポンドスイス日足】一目均衡表・21EMA(黄色)
【ポンドスイス時間足】Fibo-Pivot・ストキャスティクス・マックD・RCI

 注文は16:00でしたのでまだ約定していません。欧州時間での戻りを狙っています。

 さて、気になるドル円。

【ドル円日足】一目均衡表・21EMA(黄色)

 本邦要人の動き、日銀黒田総裁発言などの影響で一時的に円買いとなっています。週末も会ってロングの調整も入りやすいので拍車がかかっていると見えます。日銀の単独介入は100%あり得ませんから、ファンダメンタルズでは円は売られる目線で正解。
 ではどこからドル円は買う?ということになりますが、すでにnoteでドル円のチャートで示している通り、141の650が押目。

【ドル円時間足】Fibo-Pivot・ストキャスティクス・マックD・RCI

理由としては、今回の爆上げが始まった6日高安の半値辺り。そこにもたついているゾーンがあって、そこがレジスタンスとして意識されそうだから。6日高値がブレイクしたことも理由の一つ。懸念材料はストップ。意外と深めに想定しなければいけません。Fibo-Pivotではすでにサポート5を抜けているので、目安は2日高値になってしまいます。140の後半ですから80から100離さないといけません。現実的ではないので、心理的節目である価格帯、141ジャスト。サポートの理由として根拠が薄いのですが、ここですら65pipsも乖離。ロットを下げるほかありません。落ちてくるナイフを握るにはリスクが伴います。

今日のドル円の下落要因として
・本邦政府の円安牽制動きに米系短期筋HFのAIが反応した。
・週末金曜日のロングポジション調整売り
・過去2日間のロング勢のストップ狩り
深読みでは
・143円の大きい注文が外された

このことから、ドル円の安易な注文は止めましょう。


さて今日も負けないトレードを!


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