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9月6日(火)FXトレード売買方針
【 マーケット概況 】アメリカ・カナダ休場
ロシア国営の天然ガス会社ガスプロムが主要パイプライン「ノルドストリーム1」を通じたガス供給停止を無期限で延長したことを受けて、欧州の景気懸念が強まると全般ユーロ売りが先行しドルが買われる展開となりました。欧州時間ではユーロのショートカバーが優勢に。米国市場はレーバーデーの為休場、商いは低調。ユーロドルは小幅反落。ドル円ユーロ円はジリ高。ポンドドルはアジア時間での売りが進んだ後はショートカバーが強く日通し高値で推移。
欧州株式市場はロンドン小幅続伸、フランクフルトは大幅反落。ジョンソン英首相の後任にトラス外相が選出されたと伝わったものの、トラス氏選出は市場で広く予想されていたため、相場の反応は限定的。
【 主な経済指標 】
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オーストラリア中央銀行政策金利発表(13:30)は、0.5%織り込み済みですが前回同様にロウ総裁の発言内容(声明文)によっては大きく売られる可能性もあり警戒が必要です。
【昨日の結果と本日の売買方針 】
昨日はポンドスイス、ポンドドルが狙い通りショートカバーで約定するも米国休場のため値動き乏しく途中手仕舞い。+29.2pipsでした。
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今日はRBA政策金利が発表されます。0.5%の利上げは織り込み済みですが、声明文の内容次第では8月時と同様に大きく下落する可能性があることからオージーは様子見。
ポンドは新首相就任が材料視されず物価上昇とリセッション懸念から引き続き軟調と考えています。ポンドのボラは高めなので普段取引はしませんが、今日は売り注文を入れてみようと思います。
ユーロはノルドストリームのガス供給一時停止が無期限となったことで欧州の景気後退が懸念され売りが強まると思われます。ノルドストリームについてはロシアが主導権を握っていることから先行きは不透明。ヘッドライン次第ではユーロ売りからのショートカバーも考えられるので要警戒。
【ユーロドル】
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ダウントレンドの戻り売り狙い。Fibo-PivotのR4がショートのストップが多いと見て、そこからの売り注文。パリティは確実な抵抗線として成り得ないですが少なからず意識されるでしょうから、そのちょい上でストップ。利食いは昨日の安値近辺でFibo-PivotのS3としました。ピボットを抜けると下落は早そうに見えます。
【ドル円】
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ドル円はどこまで上がるのか、そこが悩ましいのですが、そういう時はフィボナッチ。
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来月には144円90銭まで上がる可能性も見えてきました。地政学的リスクによるリスクオフにならない限り押し目をつけながら11月感謝祭までには145円という大きな節目145円も見えてきます。この145円は1990年の価格帯になっていますので32年ぶりということになります。(日経平均の暴落が始まったのもこの年から。史上最高値38,915円から20,221円まで下げました。)
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直近では140円が堅いと見て、140円のイチマルから。ストップは9のキューマル、利食いは金曜日の高値ちょい下の40のナナハチとしました。
【カナダ円】
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資源国通貨であるカナダドルは原油の底堅さから、もう一息の上昇かなと考えました。しかし、直近3か月の高値107の64は重いかもしれません。OPECプラスでは小幅減産が決められ、目先は原油高になりそうな気配。そこで押し目買いから。
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原油高からカナダの買いと見ましたが押目らしいところが見えません。107ジャストかなと迷いましたが、困ったときはピボットから。106の86から押し目買い。ストップはFibo-PivotのS1ちょい下の6の65にしました。その下ゴマルを割ると、ストップを一気に狩る動きになるように見え、ストップは浅めにしました。利食いは7月の高値下にして心理的節目107のゴマルで。
NYの週初めは今日から。地政学的リスクがまた高まってきそうですが、米長期債利回りとヘッドラインを横目にトレードしましょう。
今日も負けないトレードを!