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1月23日(日)テクニカル分析    ユーロドル編

【振り返り】                            先週は米ドルの売り買いが交錯していた印象でしたが、個人的には金利差拡大を材料に目線はドル買い継続しました。ニューヨークマーケットは総じて上値が重く、FOMCも控えており調整気配です。印象的だったのがユーロスイス。ウクライナ情勢を反映してスイスが買われました。オセアニアについてはオージーキーウィが経済指標の好結果を受けて大きく買われました。中国の経済指標の結果を大きく反映するのではと期待していましたが、資源国通貨全般元気はありませんでした。                       

【チャート】                                          ユーロドルの週足です。                                    

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ざっくりと見て三角持ち合いとなっていて、ストキャは弱いデットクロス。マックDはゴールデンクロス。RCIはショート傾向。移動平均線では21EMA(黄色)に頭を押さえられて、先週は下落に転じました。        サポート線に沿って上昇していますが、ローソク足を見ると上下に長く出ている傾向です。つまり年末の薄商いでの動きが無いことを示しています。年明け2週目はローソク足が陽線になりつつも上下のヒゲが長い。これを受けて先週は陰線でしたが、下ヒゲが長い。サポートが強いです。                       

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TDシーケンシャルを反映させると9から13に進み転換しています。見えにくいですが今はロングの4まで確定。                                                            

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ついでに一目均衡表です。ここからは下落トレンドは解消されていないと見えます。                                           では注目の日足(私はデイトレ派なので・・・)                  

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抵抗線は引きませんでしたw ストキャはそろそろクロスしそうな気配。マックDはデットクロス確定し下落。RCIは売られ過ぎから離れようとしています。昨年末からの方向感不足は継続されているように見えますが、ファンダメンタル上、FOMCを受けた金利の利上げ前倒しは織り込んでいますので、この上昇チャネルは不自然です。ちゃぶつきにしては期間が長いという印象です。私は米金利の利上げ前倒しは間違いのない事実(に限りなく近い予定)と考えているので、目線はドル買い(ここではユーロ売りとなります)となります。上昇チャネルではあるけれど、ここからのユーロ買いは危ないと感じます。                                  

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日足のGMMAです。見てわかるように一旦は青線が上抜けたように見えますが、結局頭を抑え込まれ、直近では21EMA(黄色)がレジスタンスとなっています。まだトレンドは転換していないことになります。ここからの調整が価格ではなく時間ではないかと感じています。                                                   

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掘り下げると、直近のちゃぶつきが昨年11月に見られました。その個所を青い四角でゾーンとしました。もしも青ゾーンを抜ける勢いならば、丸い個所の赤い線の範囲でサポートされて反発し、今月の上値を試す形になると思います。つまり新たに作られたショートのストップを喰う動きになるはず。しかし、結果は21EMA(黄色)の下で頭を押さえられた形。違う目線では、今月前半からのロング勢(12月高値付近からのブレイク)の利食いが青ゾーンに集中し、ロング勢の残りのストップが喰われた、とも見えます。(正直、そこは共存しているんですけど・・・)                     昨年10月高値から11月安値のおよそ半値戻しで価格の調整は終了した形に。(個人的には年末高値で4割戻して調整完了と踏んでいましたが)調整が長引いている理由は                          ①米金利の利上げ前倒しが本当に3月にあるのか。            ②ウクライナ情勢動向                                    ③米長期債利回りの動き                                      ④原油価格動向                                          でしょうか。不安材料は挙げればキリがないのですが、やはり①の比重は大きいと思います。ドル買い目線ではあるが、25日からのFOMCまで様子見として、ユーロ売りポジションを軽くしようという目論見(仕掛け)があったかもしれません。                          25日から開催されるFOMCは翌日26日深夜に政策金利が発表され、パウエル議長記者会見が行われます。ハトからタカになったかと思いきやハトだった議長の発言に注目が集まります。

基本的にはユーロドルは売りから。26日のニューヨークはノーポジションで迎えます。

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