見出し画像

8月31日(水)FXトレード売買方針

【 マーケット概況 】
昨日は病院から帰宅するのが遅くなり更新できませんでした。月に3回ほど通院しているもので、たまに混みあうと時間をかなり消費してしまいます。

さて概況から

 アジア欧州時間では米長期債利回りの低下によりドル売りが先行。NYに入ると6月米ケース・シラー住宅価格指数や6月米住宅価格指数など住宅関連の指標が予想を下回り、ドルが軟調になる場面もありましたが、8月米消費者信頼感指数が103.2と予想の97.9を大幅に上回り買戻しが優勢に。米長期債利回りが再び上昇するとドル買いが優勢となりました。ユーロドルは続伸、ドル円はじり高続伸、ユーロスイス続伸、ユーロ円続伸、カナダドルは原油下落で軟調。
 欧州株式市場はロンドン続落、フランクフルトは自律反発。米国株式市場はダウ・ナスダック3日続落。
 原油先物は1か月ぶりの高値からの利益確定売りが強まった結果、大幅反落しました。金先物は米金利上昇により売りが強まり続落。


【 主な経済指標 】
 何やらADPがリニュアルされたようで、委細確認していませんがとても気になります。前回との比較が出来ないので数字次第では乱高下するかもしれません。注意しましょう。

本日の主な経済指標とイベント・要人発言

日本時間明朝にもダラス連銀総裁、アトランタ連銀総裁の発言があります。


【昨日の結果と本日の売買方針 】

 カナダ円買いはストップで-30pips、ポンドカナダ売りはオーバーナイト。

通貨別デイトレンドと売買方針
【ポンドドル日足】一目均衡表・21EMA(黄色)

 ポンドドル売りについては、21EMAの下向きと一目からデイでの売りと判断しました。雲の形が気にはなりますが、ポンドの割にはストップ浅めにしていますのでリスクを取りました。

【ポンドドル時間足】Fibo-Pivot・ストキャスティクス・RCI

 エントリーはFibo-PivotのR1としてストップは昨日の高値と5日前の安値付近としました。利食いはFibo-PivotのS3としましたがS1で手仕舞うかもしれません。


【とても重要なこと】

 ポンド売りについてはファンダメンタルズでの売りということです。テクニカルでトレードに入ることはありません。私が語るのもおこがましいのですが、とかくアマチュアトレーダーは一番身近なチャートからトレードすることが多いと思います。ファンダメンタルで売りだからどこから売るのかを決める判断材料としてテクニカルを使っています。
 よく考えてください。プライスはチャートで動くものではありません。チャートとは、地政学的な理由など様々な思惑から注文をした人たち(機関投資家やプライベートファンド等)の動き(注文結果)を数値化したものでしかありません。だから参考にはなりますがチャートのテクニカルを前提に注文すべきではありません。事実、世界金融危機やフラッシュクラッシュという事故もテクニカルで解明できませんよね。
 チャートは一番身近な存在であるがゆえに、使い方を誤るとテクニカルに偏って負けないトレードができなくなる恐れがあるのです。どこにどのような注文が入っているのか、もしくは入りやすいのか、その理由を知らない限り、テクニカルから入るのは危険です。
 相場はなぜ動くのか、を知るべきです。

 相場を作るモノ。それは様々な銀行(中央銀行含む)や商社、プライベートファンドでトレードをしている流動性資産です。では彼らがどのようにしてトレードしているのかご存じですか?彼らはテクニカルでトレードはしません。どこにどのような注文がどのくらい入っているのか、もしくは短期であればプライスアクションを見てトレードしています。(ファンドの中でもアルゴリズムに特化したところもありますが・・・・)
 あなたがもしトレードで成功したいのであれば、マーケットの本質を知るべきです。映画「マネーショート」を理解するまで見てください。マーケットの一面を知る上でとても参考になります。映画を見る90分は残されたあなたの人生に比べればとても短いですからリスクはありません。いや、映画より本がいいのであれば、「マーケットの魔術師/JDシュワッガー著~パンローリング出版」を読みましょう。トレーダーとして成功した人達の経緯が細かく書かれています。特にメンタルについて詳細に書かれています。著者がトレーダーでもあるので、トレーダー目線でインタビューしているのがとても参考になります。

 私はテクニカルを参考に入りますが、ファンダメンタルありきのテクニカルです。移動平均、罫線、インジケーターだけで入るとボタンを掛け違い、歪なトレードしかできません。聖杯は探すものではなく、自分のメンタルや考え方の中にあります。

【さて・・・・】

 本日は中国の指標を無難に終えていますが、欧州の指標が盛りだくさんということもあって、BOE総裁ネガティブ発言継続のポンドの売り視線から。米10年債利回りの動きが不穏なのでドルクロスは様子見。基本的に月末で週末に米雇用統計も控えていることもあって、トレードは消極的になるしかありません。パウエル発言からタカ派転換したFRBはFOMCの材料として雇用統計は重く見ていると思いますので、当然マーケットは注目します。とはいえ、利上げは0.75%で織り込んでいると感じています。パウエルも「多少の痛みは伴う」と覚悟を決めているようですし、インフレピークアウトを確定させる為には利上げ幅0.5ではなく0.75となる見方です。米金利逆イールドが解消されず、消去法で買い判断されているドルの不安要素を払拭させなくてはいけません。
 ともあれ、今日は月末でもありここは無理せず、様子見や打診の方が無難でしょうね。


では
今日も負けないトレードを!


いいなと思ったら応援しよう!