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9月13日(火)FXトレード売買方針

【 マーケット概況 】
 昨日は欧州中央銀行(ECB)が大幅利上げを継続するとの観測からユーロ買い・ドル売りが入ったほか、欧州株相場の上昇に伴うリスク・オンのユーロ買い・ドル売りが入ると、一時1.0198ドルと8月17日以来の高値を付けました。欧州の天然ガス価格が下落したこともユーロ圏経済の悪化懸念を和らげ、ユーロ買いに。ただ、買い一巡後はじりじりと上値を切り下げる展開へ。独長期金利が低下に転じたことなどが相場の重しとなり、1.0105ドル付近まで下押し。欧州連合(EU)のエネルギー計画草案で電力需要の義務的削減が盛り込まれることが伝わると、域内景気の先行き懸念が高まりユーロの重しとなりました。8月米消費者物価指数(CPI)の発表を前に、市場では「米インフレのピークアウト観測が高まっており、株高とドル安が進んでいる」との声。尚、米ニューヨーク連銀の最新調査によると、1年後のインフレ期待は5.7%と前回の6.2%から急低下。3年後のインフレ期待も2.8%と前回の3.2%から低下しています。この日の米10年債入札が「低調」と受け止められると、米10年債利回りが一時3.3751%前後と約3カ月ぶりの高水準を記録しています。ドル円は反発、ユーロドルは続伸、ユーロ円は反発、ポンドドル続伸。
 欧州株式市場はロンドン・フランクフルト続伸。ニューヨーク株式市場はダウ・ナスダック続伸。
 原油先物は、米戦略石油備蓄(SPR)在庫が約38年ぶりの水準まで縮小した事とEUがロシア産の原油および石油製品に加え、天然ガスについても取引価格に上限を設ける方策を検討中であることに対しロシアが供給停止を警告していること、ドル安が進んだこともあり原油の買いが強まり続伸。金先物はドル建て金の割安感から買いが強まり続伸。


【 主な経済指標 】

本日の主な経済指標とイベント

要人発言は予定されておりませんが、本邦当局の円安牽制発言には警戒。


【昨日の結果と本日の売買方針 】

 昨日のオージードルは約定するもストップ。-19pipsとなりました。月曜日ということもあって消極的なオーダーでしたが、想定よりもドルが売られた形でした。

通貨別デイトレンドと売買方針

 本日は来週のFOMCでの重要材料となる米8月消費者物価指数が発表されます。前月比-0.1%、前年比+8.1%と予想されており、6月の前年比+9.1%をピークにして、7月の前年比プラス8.5%からの低下傾向の継続が見込まれています。しかしパウエルFRB議長がインフレ抑制に向けて、高金利政策の長期化を示唆していることで、8月のインフレ率が予想通りに低下しても、20-21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%利上げ見通しには変わりないと思われます。
 ただし、物価の鈍化が予想を超えてくると、来週の大幅利上げはともかく、その後の利上げ幅縮小期待が広がる形でドル売りとなる可能性もはらんでいます。また、その一方で食品・エネルギーを除くコアでは前回を超える伸びが見込まれていて、予想を超えると大幅利上げ継続期待が強まる形でドル買いとなる可能性もあって、マーケットは様子見相場となり、今日の動きは薄商いのなか短期勢がけん引するイメージです。
 指標発表前にはポジションは整理しておいたほうが賢明。米CPI前の経済指標はEU関連中心で予想は堅調なものとなっていることからユーロ買い中心になります。
 個人的には欧州時間内での約定と決済を見込んでの注文となります。

【ユーロ円】

【ユーロ円日足】一目均衡表・21EMA(黄色)

チャートでは円が売られていることは明確で押目探しであることには変わりなし。6月の高値圏が今月ではサポートになっているように見えます。

【ユーロ円時間足】Fibo-Pivot・ストキャスティクス・RCI

 今日は米CPI発表もあって様子見ムードの中、あえて注文を浅めに。昨日の欧州時間終了後の安値からエントリーしたいと思います。144ジャストから143の80あたりがサポートゾーンと考えて、ストップは143.80としました。利食いは昨日の高値ちょい下の145.50です。指標前には手仕舞う前提。


では今日も負けないトレードを!

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