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2月14日週の振返りと来週の見通し

【振り返り】ウクライナ情勢に翻弄                               ユーロドルはFOMCの議事録要旨の影響でドル売りの場面も見られましたがウクライナ情勢のニュースに翻弄されて売り買いが交錯する展開でした。週間ではジリ安。一目均衡表の日足では雲に頭を押さえられています。           ドル円はウクライナ情勢の影響でリスクオフの円買いに進んだのが目立ちました。週間では陰線となっていますが、週足では5週MAに支えられており、GMMAでも転換しておらず、見方を変えれば押し目であるとも見えます。  ユーロスイスは、ウクライナ情勢が始まった時から売りを仕掛けていますが思ったほどマーケットは反応しておりません。確かにネガティブなニュースには反応しますがその後は反転する形。とはいえ、スイスフランは安全資産なので買われると思いますので、本格的な侵攻直後までは売り目線です。先週の安値を更新していますが、日足の一目均衡表の雲下限がサポートされており、ここをブレイクするのか試されるところ。                     

収支については月間獲得Pips累計が174.5となっていて月内の残日数も残りわずかなことから200Pips前後を想定しています。とはいえウクライナ情勢が混沌としており、引き付けてからのポジショニングが難しい状況もあり、200以下の可能性が高いです。ここは焦らず、ヘッドラインと米長期金利を横目にトレードを続けたいと思います。


【来週の見通し】休場とウクライナ                       来週は21日米国休場とEU外相理事会、23日本邦休場とベイリー英中銀総裁議会証言、25日EU財務相理事会、週後半に米露外相会談を予定しており、相場の変動に注意が必要。また22日の米PMIと消費者信頼感指数はFOMCに直結している指標でもあり注目。                           ウクライナ情勢と米露外相会談に警戒。


【所感】                                             「相場の行方はチャートに聞け」と言われます。しかし、そこに有事が重なると話は別です。池の真ん中に石ではなく、岩が投げ込まれることになります。そうなると、スプレッドの拡大からポジションが一気に狩られます。米NFP時も一瞬スプレッドが開くことがありますが(FX業者によります)、そうなると手の施しようがありません。アルゴリズムはヘッドライン情報をいち早く反映させますので、例えば要人発言のワードに瞬時に売買を繰り返しますから、個人トレーダーは翻弄されてしまいます。湾岸戦争のときは大統領補佐官の「残念ながら」の第一声でアルゴが反応したとも聞いています。こういう地合いでの対策は資金管理が重要となります。つまり、ナンピンやドテンをしない、必要以上離れたストップは指さない、建玉は少なめ、を意識することに限ります。                         おそらく表立ったロシア軍の直接介入は無いと思いますが、それを裏付ける根拠もありません。経済制裁を受けた場合に国益はどうなるのかプーチンは良く知っているはずなので侵攻は無い、と思っているだけです。2014年では先手必勝という感がありましたが、ウクライナを侵攻したのは周知の事実。再度の侵攻は西側が許さないのは彼も理解しているはず。強気になっているのは新兵器配備と中国との密約でしょうか?しかしながら、そこを考慮しても侵攻はできないと思います。それよりも北京五輪後の中国の動きに要注意しなければなりません。中東や東ヨーロッパが足かせとなって、東シナ海の有事には米国も対応が遅れると思います。キーは日本の自衛隊。日米安保が万能とはならない状況下に置かれた日本の取るべき対応とは何か?本邦政府は対応できるのか。本気になって欲しいものです。              さて話をFXに戻します。米露と米中の関係が悪化した場合、米ドル・ユーロ・ポンド・円・スイスフランがどう動くのか、自分なりに想定してトレード日記に書き残すようにしてください。今後の糧になります。              有事の際は、ユーロ・米ドルが売られ、スイスフランと円と金が買われると想定しています。下落幅はわかりませんが100Pは動くのではないでしょうか。しかしその後、米ドルは反転しますから、買い場探しとなります。そんなイメージでいます。皆さんも自分でドリルすることをお勧めします。


来週も負けないトレードを!

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