12月1日(木)FXデイトレード売買方針
【 マーケット概況 】
欧州連合(EU)統計局が発表した11月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年同月比10.0%と前月から縮小し、予想の10.4%を下回った。伸び率が鈍化するのは昨年6月以来1年5カ月ぶり。ただ、前日にはドイツとスペインのCPI伸び率が前月から鈍化したことが伝わり、市場では「ユーロ圏のインフレ率がピークに近い」との観測が広がっていたため、ユーロ売りでの反応は限定的だった。11月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数が12.7万人増と予想の20.0万人増を下回ったことが伝わり、全般ドル売りが先行。23時30分過ぎにはユーロドルは一時1.0400ドルと日通し高値を更新。7-9月期米国内総生産(GDP)改定値が前期比年率2.9%と予想の2.7%を上回り、個人消費やコアPCEも予想より強い数字となったことが分かると、米10年債利回りが3.79%台まで上昇。市場では「月末のロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローが観測された」との声も聞かれ、一時1.0290ドルの本日安値まで一転下落。ただ、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が講演で「利上げペースを緩めることは理にかなっている」「利上げペースを緩める時期は早ければ12月となる可能性」と発言すると、一転ドル売りが優勢に。
欧州株式市場は、中国当局が新型コロナウイルスの感染を抑え込む「ゼロコロナ」政策を緩和するとの期待感から、中国株相場が上昇、ロンドン続伸フランクフルト反発。米国株式市場はパウエル発言もありダウ続伸、ナスダック反発。
原油先物は中国の需要回復との思惑から買いが優勢となり続伸。金先物は米長期債利回りとドルの動きに反応、小反落。
【 主な経済指標 】
【昨日の結果と本日のデイトレ売買方針 】
年内は基本的にノートレード。
テクニカルでの気になる点があります。ドル売り傾向が強いという事。身近なところではドル円を例に。
目先のダウンブレイクを成し、次のサポートとなるゾーンが楕円で示した箇所。2つありますが、サポートとしてはそんなに厚くはないと思います。131のミドルが意識されそうな雰囲気と見ています。薄商いなので一気に仕掛けられそうなイメージもあって警戒しましょう。
基軸ペアであるユーロドル。見方としてはユーロ買いというよりはドル売りなのでしょうね。チャートではアップトレンド継続。上値を狙う展開になりそうですが、1.050のレジスタンスは厚いかなと思います。個人的にノートレード期間なので、オプションまでは確認していませんが、日足チャートで見る限り、上昇三角持ち合い、もしくはレンジと見ています。
さっと罫線を引きました。普通であれば押目狙い。ただし、12月のこの時期は大きな値動きに注意しましょう。昨日のNY時間での行って来い相場には怖さを感じます。ロンドンFIXにしてやられた感もあって、やっぱりこういう時は傍観するのが一番かなあ、と。
22年のトレード集計はのんびりやっています。3Qまで終了して、現在は4Qをやってます。4Qは微益なのでサクッと終わりそうですけどね。