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10月26日(水)FXデイトレード売買方針
【 マーケット概況 】
英国でスナク元財務相が新首相に就任し、組閣では債券市場の沈静化に貢献したハント財務相を再任。これを受けて、英財政運営の安定を期待したポンド買いが優勢。さらに米長期金利の低下に伴うポンド買い・ドル売りも入り、一時1.1499ドルまで値を上げました。NY時間に入ると米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを減速するとの観測が高まる中、米10年債利回りが一時4.05%台まで急低下すると全般ドル売りが先行。8月米ケース・シラー住宅価格指数や10月米消費者信頼感指数、10月米リッチモンド連銀製造業景気指数など、この日発表の米経済指標が軒並み予想を下回ったこともドル売りに拍車が掛かりました。ドルインデックスは一時110.76と約3週間ぶりの低水準でしたが、ドルスイスでは短期レンジの中で収まっている事から強いドル売りではないと考えています。ドル円は反落。ユーロドルは続伸。ポンドドルは反発。ユーロ円はジリ高。
欧州株式市場は、足もとで相場上昇が続いたあとだけに利益確定目的の売りが先行したもののスナク新政権発足に伴い財政運営の安定を期待した買いも入り、ロンドンは横ばい。フランクフルトは米国株の上昇で買いが広がり続伸。米国株式市場はFRBが利上げペースを減速するとの観測が高まる中、米長期金利の低下とともに株買いが強く広がり、米主要企業の四半期決算では「投資家が警戒したほど悪くない」との見方を材料に買われる展開。ダウ・ナスダック共に続伸。
原油先物は、米長期金利の低下や米経済指標のさえない結果を受けてドル安が進み、ドル建ての原油に割安感が生じ反発。金先物は米長期金利が大幅低下し、為替市場でドル安が進み、ドル建ての金は割安感から買いが優勢となり反発。
【 主な経済指標 】
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カナダ中央銀行の政策金利が発表されます。23時前にはポジションは軽くしておきます。
【昨日の結果と本日のデイトレ売買方針 】
昨日の注文は方向感は合っているものの約定せず。
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本日はポンド買い継続、ユーロ買い継続目線。ポンドドルの押目買いとユーロスイスの押目買い。ドルスイスの押目買いはヘッジの意味合いで。米長期債利回りと地政学的リスクには留意しながらトレード。
【ポンドドル】
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下値を切り上げながらの、上昇三角持ち合いは押目買いを示唆。上値の重さは政治的背景が中心なのでアク抜け感からブレイクしそうなイメージです。
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21EMA(黄色)・5SMA(ピンク)は日足ベース
押目は2日前の高値付近から。ストップは取れるリスクの範囲で。ポンドのボラは高めなので難しいのですが、今日は浅めのエントリーを優先した結果ストップも浅めのイメージで。
【ユーロスイス】
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一目の雲を突き抜け、遅行線は雲の中とはいえ、21EMAも上向き。GMMAでは長期線も並び替わりに向いています。アップトレンドに転換しているように見えます。
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気になるのはTDシーケンシャルのシグナル「9」がカウントされました。もしかするとトレンドが転換する場合もありますので慎重に。
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エントリーポイントは2日前の高値圏辺り。浅めにしました。強いトレンドがでていることから押目は強くないと思います。そういう時はピボット付近で考えるときもありますが、2日前の高値圏のほうが押目らしく見えました。下を少し軽くしてから踏みあがるようなイメージです。
【ドルスイス】
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ドルスイスは年初来高値を更新するも調整が入って、21EMA付近まで押しています。ここからであれば買ってもいいのかなと思います。21EMAが確実に
押目として機能するかというとそういうわけではありません。あくまでも長期的には「強いドル」という目線があるので、ここからの買いも一択だということになります。
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21EMA(黄色)・5SMA(ピンク)は日足ベース
短期のレンジで上昇を取るイメージです。
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不安材料は日足のフィボナッチ。4割戻しまで押すかもしれませんが、そこまで押すと半値戻しまで下落するような気がします。なので、21EMAを割り込んだら、ナンピンするのは危険ということ。
他通貨が弱くなった場合のヘッジという意味合いも込めて発注します。
では
今日も負けないトレードを!