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6月29日(水)FXトレード売買方針
【 マーケット概況 】
ECBフォーラムとG7が開催されている中で、方向感が定まらない相場という印象でした。ユーロドルは軟調。対資源国通貨でドル売りが強くなると、ひっぱられる形でユーロに対してもドルは売られました。しかしレジスタンスも強く、米長期債利回りが上昇したことを受けてドル買いに。期末でのドル需要も強くなったと見られます。ドル円は堅調。本邦実需の動きから一転ドル買いに。
アジア株が強まり欧州株式相場も買いが優勢。ロンドン・フランクフルト株式市場は続伸。米国株式は買いが先行するも経済指標が弱い結果から売りが優勢となり、ダウ・ナスダックともに続落。
原油先物は追加増産の可能性が低いとの報道を受けて買いが優勢となり3日続伸。金先物は米長期債上昇を受けて売りが先行。米指標の低下から安全資産としての金に買いが入るも限定的となり続落。
【 主な経済指標 】
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引き続き、要人発言には注意しましょう。
【昨日の結果と本日の売買方針 】
昨日はクロススイスでオーダー。ドルスイスとオージースイスの売りが約定して、ドルスイスはストップ-12pips、オージースイスは途中手仕舞い+40.7pipsでした。
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本日はドル需要の高まりを想定しましたが、経済指標の低下もあって、どこまでドル買いが進むのか限定的な印象です。長期目線ではインフレのピークアウトが近づきつつある(小売セクターでのブルウィップ効果)と見て、ドルは強さを増すものと考えていますが、スパンは下半期での動向としてますから、もう少し様子見です。ということでクロススイスから。
注目通貨はカナダ円ですが直近高値を伺う動きになっています。ユーロスイスはパリティ割れが目の前という状況。ドル円は直近高値更新されそうな気配ですが、月曜日からのロング調整の可能性を考えると微妙です。ただ、テクニカルでは堅調なのですけどね。米長期債利回りに注意。米短期筋の動向もあって深追いは止めます。
【 所感・・・・知らんけど 】
FRB議長とECB総裁、どちらもハト派的存在ではありますが、時にして、大胆な発言をすることもあります。但し、今日はBOE総裁を含めたパネルディスカッションとなっていて、サプライズ発言の可能性は低いと思います。とはいえ、注意継続しましょう。
トルコが遂にフィンランドとスウェーデンのNATO加盟を支持することになりました。これにより、歴史的であり必然的な回帰ともいえる北欧3国のNATO加盟となりますが、これに対するロシアの反応が注目されます。当然、ロシアは軍事的圧力をかけてくると想定するところですが、飾りだけの威嚇だけで終わることになるでしょう。既に国境への軍事力増強はままならないと思います。プーチンはNATO拡大に対して強硬なコメントでしたが、今回の2国のNATO加盟は、軍事力経済力ともに弱体化しているロシアの出方に注目が集まります。中国との関りをより緊密にすることは明らかで、中国はロシアに対して裏側での積極的支援に乗り出すと思います。中国はロシアの安価な資源に目をつけていますから、漁夫の利を企んでいるはず。二枚舌を使ってロシアとの関係を深めていくことになります。これによって、日本において防衛力や政治的主導が発揮されないと日本は国益を損なう可能性が大きくなります。
今日は難しい相場という印象。リスクと資金を管理するのが必要です。
今日も負けないトレードを!