12月30日(木)経済指標と売買方針
【市況】薄商い継続 29日からの新年入りを目論んでボラは戻りそう、などと見ていましたが閑散としていました。さて、昨日のダウ・SP500は史上最高値を更新。米国内でオミクロン変異株の感染拡大が報道されていますが、重症化リスクは低いとの見方から買われる結果に。しかし、値幅を考えるとジリ高であり、年末の薄商いは否めない形になりました。本日もその流れは継続すると考えました。ロンドン株式の堅調さを受けてポンド買いに。ポンド円の日足では、一目の雲を抜けました。ユーロドルは底堅い動き。NYではロンドンFIXに向けてドル売りと円売りが活発化し上値を伸ばしました。ドル円は一進一退。トルコリラは軟調。エルドアン大統領のリラ支援策効果は無かった結果に。
【本日の経済指標】
【本日の売買方針】
昨日の指値はユーロドルのみ約定。結果ストップになり‐20pips。 本日はオミクロン変異株のネガティブニュース(米英欧でのロックダウンなど)と、昨日反発した米10年債の動きに警戒。 本日はドル買い・ユーロ売り・ポンド買いで。 ポンド円は先日のロンドン市場堅調を受けて、日足で一目の雲を抜けきったので、雲をサポートとして押し目買いを狙います。ユーロスイスは中期サポートを直近安値の下に想定。付近の節目を押し目買い狙いで。新たな中国の地政学的リスク(新たなウィルス感染発生か?)にも警戒。資源国通貨を売りから考えることも視野に。チャート的に考えて、欧州までにオージー売りも考えています。ただし、オーストラリアのレアメタル増産の可能性もあってニュース次第です。
【材料】 ●米Tボンド利回り ●トルコリラ下落についてエルドアン大統領発言の有無 ●オミクロン株動向(米国の医療逼迫が懸念)からの要人発言 ●原油天然ガス価格 ●米株式指標 ●中国の新ウィルス感染(腎性出血熱)が表面化する可能性 ●他、地政学的リスク
【所感】 毎年12月1月はリターンが少ないのが反省点です。約定率も低くなり、一回のストップが大きく影響しますので、勝率がキーになります。正直、12月だけ参加しない方がいいのかな、と思ったりもしますが、相場観が落ちるのも不安ですし、12月1月の負け分は「天使の取り分」として、余裕感を持つようにしています。火傷しないよう資金管理だけ肝に命じます。
【トレードアイディア】 ユーロスイスについて 友人と協議してみましたが、諸条件での不安要素たっぷり、ということで私個人レベルでのアイディアです。 ユーロスイスの介入は過去にもあって、めちゃ儲けました。(ナンピン総数110ロット位だったと記憶しています。)経験値から介入レベルを見定めれば勝率が高くなるのは確かなのですが、今回は地政学的リスクが高まることも踏まえて消極的な建玉とします。
RUECHF4時間足です。
スイス中央銀行の牽制があったと思われる2か所です。直近安値でのサポートが効いていますが、ここを割り込むと再度の介入牽制もしくは介入されると考えています。ですが、2015年1月の安値はパリティを割っていたので、仮定の直近サポートはあてにはなりません。ただし、この足元での安値に対してスイス中央銀行は牽制しているのは確かです。その薄いとも感じ取れる材料ではありますが、打診買い(4ロット)での指値を考えました。次のサポートは所謂二番底の1.02325でかなり下なのですが、そこまでのナンピンは考えていません。目先のサポートを抜けるところで買って、ストップをつけたら様子見とします。ポジションを取れた場合の利食いは、4枚中2枚を直近高値、残り2枚はストップをエントリーちょい上に引き上げて目標価格までの様子見とします。不安材料は介入時のスプレッドの拡大と年末年始の薄商い。オーバーナイトするときにスプレッドが広がる時があります。その幅が見えないのが気になります。
今日も薄商いが見込まれるので、それなりに注視。 東証大納会と今年最後のゴトー日です。