9月29日(水)FXトレード売買方針
【 マーケット概況 】ロイヤルハンマー炸裂
昨日は英債券市場で大事件が発生。英中銀(BOE)はこの日、英国債相場の急落を受けて「本日から市場安定を確保するため英国債の一時的な買い入れを実施する」「10月初旬から予定していた国債の市場売却を同月末に延期する」「必要であれば、どのような規模であれ、買い入れは実施」と表明。英国債の史上稀に見る急騰(金利は急低下)を受けて(105bpの急激な低下)、米国債にも買いが波及し米長期金利も急低下したため為替市場ではドル全般を売る動きが優勢となりました。ユーロドル反発、ドル円反落、ユーロ円反発、ポンドドル反発。
欧州株式市場はロンドン・フランクフルト共に反発、NY株式市場は、米長期金利が大幅に低下し株式の相対的な割高感が薄れ、幅広い銘柄に買い戻しが強まりダウが大幅反発し、ナスダック続伸。
原油先物はハリケーン・イアンが、石油生産施設のあるメキシコ湾近辺に上陸したことで、供給不安から原油先物価格は堅調な動きとなり大幅続伸。金先物は米金利低下とドルが全面安となったことで、ドルで取引される金先物に割安感が出たこともあり大幅に続伸。
【 主な経済指標 】
欧州時間から指標とイベント、イベントに絡んだ要人発言が多数あります。
【昨日の結果と本日の売買方針 】
ドル円、ユーロドルはストップ。-56pipsでした。ユーロスイスの押し目買いは約定し含み益となっていますが、そもそもSNBの介入用ポジションなので一旦は手仕舞いする予定です。
本日はポンドの動きに警戒しながら壊れた相場を鑑みて、ボラティリティの低い通貨を狙うしかありません。今日から週末・月末・期末のフローも出始めてくると思いますので、欲張らずにユーロドル戻り売りのみで。ちなみに明日はトレードを回避します。
【ユーロドル】戻り売り
昨日の高値からの戻り売り。ちょうどFibo-PivotのR1付近。ストップは5SMA付近にFibo-PivotのR2もありますのでそこに設定。利食いはピボット越えてS1ちょい上で。昨日のもたついたレベルでもあります。
BOEといい日銀といい、かなりヤラかしてくれました。英国の介入は「ロイヤル・ハンマー」、日銀の介入は「モンキー・ハンマー」でしょうかw
とはいえ相場に動きを期待するものではありませんので、ただ黙々とコンセンサス通りにトレードするだけ。私のトレード信条は「負けを減らす→負けないこと」です。なので自らのコンセンサスに従っている、単純明快それだけです。誰でも考えずにできる→サルでも勝てる、そういう事です。
では本日も負けないトレードを!