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5月23日(月)FXトレード売買方針

【マーケット概況】
 先週金曜日、中国の長期貸出金利が引き下げられたことで中国経済への回復期待から、アジア・欧州の株価が上昇。ユーロ買いドル売りから動き始めました。しかし、NY市場に入ると週末ということもあってポジション調整が入り、ユーロドルは頭が重い展開から下落。ドル円も上値が重い展開で米長期債金利が低下した事を受けて大きく売られました。
 ロンドン及びフランクフルト株式市場は3日ぶり反発。米株式市場は売りが先行後買い戻されダウが小反発、ナスダックは買い戻しが始値より下までとなり続落。
 原油先物は中国のエネルギー需要の増加思惑とロシア原油禁輸による供給不安から買いが集まり続伸。金先物は米長期債利回り低下とナスダック下落によって安全資産として買いが集まり続伸しました。


【 主な経済指標 】

本日の経済指標と要人発言・イベント

 ダボス会議が開かれています。フィナンシャルの著名人が集まるお祭りみたいなものでしょうかw 今後の中長期的な展望を様々な人たちが語るので、個人的には興味津々。
 カナダが休場ですが影響は少ないと思います。


【 昨日の結果と本日の売買方針 】
 金曜日に約定したドル円の売りは週越えてホールドしました。チャートでは下値余地を見て、リミットを引き下げて127.167で利食い。+93.3pipsとなりました。

本日の売買方針

 本日ですが、好材料も見当たらず、チャートを見る限りではレンジ相場なのかなという見解。地政学的リスクについては新たな軍事行動が無い限り大きく影響されることもないと織り込んでおり、また注意すべきイベントや指標もないことから、先週末からの動きを継承しつつ、調整するためのレンジ相場かなという印象。
 ドル円は128.30から127.05のレンジとしました。ユーロドルは日足の21EMAを挟む動きとなっていてピボットも付近にあることから上昇中の足場固めなのかと見えます。木曜日の高値を視野に入れる展開として1.05600からの買いとします。RRから見て建てやすい通貨としてポンドドルも。



【 所感・・・・知らんけど 】
 バイデン米大統領が来日、総理との会談が行われます。ネガティブな押し付けはさすがに無いとは思いますが、ウクライナへの軍事支援が大きくなっていることから、日本への何らかの協力を要請してくると思います。その時に、中国を牽制するうえで、軍事的優位を堅持させるため日本にも具体的な行動を示すよう求めてくる可能性もありますが、バイデン大統領は日本に対して強気には求めてくることはないだろうと思っています。
 今回の訪問目的は安全保障が中心で、ウクライナ戦争の具体的な事実と見通しの共有、アメリカの姿勢の再確認だけで済むはずもなく、何らかの宿題を残すのではないでしょうか。
 韓国と日本に共通している状況とは、対ロシア中国(北朝鮮)に関わる安全保障以外考えられません。韓国は兵役があるので有事の際は微力ながらも即対応できるものと思われますが、日本は牙を抜かれて久しく、突発的な有事に対応するのは無理でしょう。2015年4月30日、安部元総理が米国議会で歴史的な演説「希望の同盟へ」を行い、その際に議長席に座っていたのは当時のバイデン副大統領でした。当然、彼も記憶に新しいと思います。つまり日本とアメリカの結びつきは今や強固なものとなっており、民主主義を守り抜く希望の同盟になっている、ということです。では今回の地政学的リスクを鑑みるときに、日本の取るべき姿勢がどのようなものとなるのか、米国は期待しているはずです。
 軍事力を自衛力として憲法解釈してきたツケを払わなくてはいけない状況になりました。本気になって憲法改憲論議をしなければなりません。そして国民投票を早期に行う必要があります。

ここ数日の本邦政府からの安全保障に関わる発言に注目です。



今日も負けないトレードを!

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