11月8日(火)FXデイトレード売買方針
【 マーケット概況 】11月7日
英国債利回りの上昇を手がかりにポンド全面高。米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを減速するとの観測のなか、ビルロワドガロー仏中銀総裁はこの日、「インフレが明らかにピークに達していない限り、利上げを停止すべきではない」などと発言。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁も「インフレはあまりに高すぎる」「インフレを2%に戻さなければならない」などと述べECBの利上げ継続が改めて意識されて、ユーロ買い・ドル売りも強まりました。市場では「8日投開票の米中間選挙や10日発表の10月米消費者物価指数(CPI)など、米重要イベントを前に持ち高調整目的のドル売りが出た」との声も。
ロンドン株式市場は足下の調整売りも出て反落。フランクフルト株式市場は米国・アジア株高を受けて買いが継続し続伸。米国株式市場は、FRBが利上げペースを減速するとの観測が継続し買いが強く、ダウ・ナスダック共に続伸。
原油先物は、中国が現在のゼロコロナ政策を維持するとの報道をきっかけに、中国の景気減速懸念を嫌気され反落。金先物は、ドル安が進みドルで取引される金先物は割安感から買いが優勢となり続伸。
【 主な経済指標 】
引き続き要人発言に注意。EU関連でタカ派発言が予想されます。
【昨日の結果と本日のデイトレ売買方針 】
昨日のポンド円売りはストップ。ユーロドルの買いは方向性合致するも押さず未約定。
本日はユーロ買いから。
ユーロは直近で3日連続で買われることが少ないのですが、今日のEU小売売上高は堅調な予想もあり、重要な米国指標も無い事から、ユーロ買いとしました。対する通貨は米ドル・スイス・オージーで入ります。
気になるポンドは調整が入ると考えて除外。円は壊れているので、レンジ内からレベル感での買い。
【ユーロドル】押目買い
一目の雲がサポートになると考えています。ファンダメンタルズでは更なる利上げ強硬発言が各国から出ており、インフレ封じ込めるのが最優先となっています。テクニカルでも21EMAは上向きなことから押し目買い。
押目は昨日の値動き4割戻しと考え、ストップは雲の上限ちょい下。利食いはFibo-PivotのR2ちょい下としました。パリティを挟んだ動きとなっていますが気にしていません。
【ユーロスイス】押目買い
一目の遅行線が雲の中にいるのが気になりますが軽微な事でしょう。買い目線であることは間違いありません。但し、SNB総裁発言が予定されており注意。
押目はピボットの上に0.99ちょうどがありましたので、そこからエントリー。ストップは20P下。利食いはFibo-PivotのR3下としました。
【ユーロオージー】押目買い
最後まで迷ったペア。決め手はオージー米ドルの日足。
オージードルの日足ではダウントレンド。先月の高値が頭を押さえているため高値更新まではオージー売りと考えました。中国のゼロコロナが緩和されるというニュースはオージーにとっても好材料でしたが、なんと、緩和しないという続報が入り、売り目線に戻りました。
エントリーはFibo-PivotのS1から。ストップはS3ちょい下。利食いはR4ちょい下としました。
【ドル円】押目買い
当局の単独介入以降、HF勢も離れてしまいレンジ相場となっています。とはいえ、日米金融政策の乖離は解消されていないので、145円台は買い目線になります。当局の介入目的は時間調整だと思いますので、価格調整ではない見方から145円台は押し目買い。148円後半で売るというスタンスで良いと思います。結果、レベル感だけで良し!としました。テクニカルはほぼ無視。エントリー145のミドル、ストップは30P。利食いは146の70で。
通貨介入についてですが、もし当局が価格を下げたいのであれば、130円ミドルまで介入継続させないと、テクニカルではダウントレンドには移行しないでしょう。そこまで介入したら世界的に見ても本邦当局の孤立化は避けられないでしょうから介入は出来ず。国家がマーケットに介入することは原則ご法度なので、当然な帰結なんですけどね。
よって、時間調整の何物でもないという事です。来年の米金利が低下するまで待つという姿勢でしょう。
では
今日も負けないトレードを!
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