意味不文章「恋」
恋をした
年を取ってからの恋だった
ひとめぼれである
私はとあるビジネスマン、その人の出会いは企業展示会であった
自社の宣伝もかねて色々な会社をめぐっている中の1社にその人はいた
私の好みのタイプの女性像、それそのもであった
異業種の会社同士だったので、お互いの苦労や今後の目標などのビジネストークをしてその場は別れた
そして、会場が終わる時間ギリギリまで会社めぐりをしていた。でも、その人が気になり、会社のスペースへ再び尋ねたが、もう撤収した後だった
私が若ければ、ギリギリまで仕事なんかせずに切り上げて、食事にでも誘っていただろう。後悔先に立たずとはこのことだろうか
年を取ってからひとめぼれすることの喜びとともに、年を取ったが故の行動力の無さに悔やんだ
再び奇跡のような出会いを期待するとともに、そんな奇跡なんか起こったことがない経験が失望の念を抱かせる
神様お願いします。運命の恋だと言ってください。