ちょっと気になるBGMの話
今日は、関西テレビ「よ〜いドン!」の、BGMの話をしてみたいと思います。
関西の皆さんにはお馴染み、平日の午前中に放送されている、ローカル情報番組です。
私も、長期休みの午前中のお供はこれ、というくらいには観てました。高橋アナが好きです。
この番組のBGMが、なんとも頭に残るんです。
きっと私だけじゃないはず...!!
今回は、BGMとして使われている楽曲を、ピックアップして紹介してみます。
となりの人間国宝さん①
よ〜いドン!の街歩きといえばこの曲って感じです。
Pepito / Werner Muller & His Orchestra
Werner Mullerは、イージーリスニングの王様とも言われているそう。
思わず一緒に歌いたくなるようなラテン音楽。
これを聞くと、なんだかうずうずしてきちゃう。近所をぶらっと歩きたくなっちゃう。そんな曲です。
夏休みの朝、布団の上で、一緒に「ぺぴとっ、とぴたっ」とか言って、必死で起きようとしていた思い出がよみがえります。。。
となりの人間国宝さん②
同コーナーの冒頭、駅紹介の部分で流れているのは、こちらの曲。
ツギハギブギウギ '97 / ウルフルズ
...ウルフルズだったんだ、かっちょいい。
このちょっと下町くさい、ザ・90年代って感じのロック(なのかな?)が、「大阪っぽい」んじゃないでしょうか!
かっけーっす...!!
普段あまり聴かないジャンルではありますが、なんかかっこいいな、なんて、勝手に憧れを抱いちゃいます。昭和の漢!!ってイメージ、浮かんじゃいます。
そういえば、トータス松本さんが日曜14時からFM COCOLOでやっている、「Got you OSAKA」というラジオがあるんですけど。
大したことない話を、ゆるっと2時間喋るっていう。
なんともシュールで、家族でハマっています。オススメ。
となりの人間国宝さん③
①のPepitoに次いで印象に残るのは、おそらくこの曲では...?!
ラテン調の軽い曲で、思わず体が揺れちゃいます。
Ragtime Mambo / George Siravo And His Orchestra
番組でよく聴く部分は、この曲の最初の方らしいんですが...。
この、カウベルの感じがとてもラテン!
それでも馴染みやすくて、軽い曲調なので、あまり背伸びしすぎずに聴けるのが心地いい楽曲です。
これを流しながら家事したらはかどりそう...今度やってみます。
本日のオススメ3
何と言っても、私のイチオシBGMはこのコーナーの曲!
「本日のオススメ3」のコーナーで、紹介されたお店の情報をメモするための時間に流れています。(割とシュールな時間なんですけどね。。)
Doop-Doo-De-Doop (A Doodlin' Song)
番組内で使われているものには、Blossom Dearieによる、このアレンジが近い気がします。若干違うと思うけど。
アメリカの女性作詞家Carolyn Leighと、ジャズピアニストのCy Colemanによって作られたこの曲は、晴れた休日の朝に、コーヒーを淹れながら流したくなるような楽曲。
番組中では、おそらく冒頭の鼻歌部分のみが流れていますが、その先を聞いてみると、実はなんともお洒落な曲...!
軽やかなあっさりした印象で始まる曲ですが、
「君ってなんてかわいいんだ!」
「あなたが最高に好きだから。愛してるって言ってよ、ほら!」
的な、付き合いたてホヤホヤのカップルのような会話が繰り広げられています。
ちなみに日本では、「羊毛とおはな」というデュオがカバーしています。やさしい穏やかな歌声で、虜になっちゃいます。
関西人がクセになっちゃうんです。
この投稿をしようと思っていろいろ調べてみると、
至るところに、「よ〜いドン!のやつやん」みたいなコメントが残されています。
それだけ関西に愛されてる番組だなぁ、いいなぁ、平和だなぁ、よかったなぁ、と嬉しくなっちゃいます。誰目線やねん。
でも、それ以上に注目したいことは、
ただの情報番組のBGMなのに、こんなに頭に残っちゃう
ということ。
普段テレビのBGMなんて、ほとんど聞かないですよね。
ドラマの主題歌が印象に残る、くらいじゃないかと思うんです。
ましてや、バラエティとかで流れる音楽って、ほとんど聞き流す程度なのに。
でも、よ〜いドン!のBGMは、その曲を聞いて番組が連想できちゃうくらい、お茶の間にイメージを植え付けてくるんですよ。
単体で聴いたら割とクセのある楽曲を、番組内ではうまく切り取って、シンプルに聞かせる。
それでも、その楽曲の持つ「クセ」の感触だけ、残り香として漂わせて行っちゃう感じ。
ずるいわぁ、さすがです。
これだから、よ〜いドン!はクセになっちゃうんです。
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