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たこやきレインボーベストアルバム「OVER the TACOYAKI RAINBOW」

たこやきレインボーベストアルバム「OVER the TACOYAKI RAINBOW」が発売になりました。フラゲ日の10/12にいっせいに届いたようでツイッターのタイムラインでは開封写真がたくさんあがり、まいまいは、インスタのストーリーで、#たこ虹ベストアルバム のハッシュタグをお願いをして、さすがだな・・と感じたり。当初の予定よりも、収録楽曲が増えるサプライズがあったり。CD6枚、ブルーレイ1枚、メンバーのサイン付ブックレットがつく豪華仕様。たこやきレインボーとしての活動の成果が、そのままがひとつのパッケージになっている「重さ」を感じます。

すごいな・・と感じたのが、単に曲を6枚のCDに入れているだけではなく、1枚ごとに意味を持たせているところ。たとえば、Disc 1~4は、そのままたこやきレインボーの歴史そのもので、Disc 5~6は、リミックスとソロユニット曲、そして、一緒に帰ろうというアナザーストーリーのような構成になっている。当然のことながら、アレンジ違いの楽曲も複数収録されているわけで、ベストアルバムというよりも、「たこやきレインボーヒストリー」ともいうべきもの。それをあえて、「ベストアルバム」としたのは、たこやきレインボーのすべての楽曲がベストなんだぞ。ということなんだろうと思うし、すごく大事にされているんだな・・ということも伝わってきます。

【Disc 1】
たこやきレインボーの黎明期の楽曲がまとめられています。すごいなと特に感じたのが、6人の歌声のはいったバージョンが収録されていること。初期の6人バージョンのものは、1stアルバム「まいどおおきに」の時に5人で録音しなおしたものが発売されていますが、たこやきレインボーの出発点は、6人。だから、6人の音源にするということだと思うのですが、いろいろなことを考えると、このようなかたちでできることは当たり前なことではなく、特別なこと。たこやきレインボーは、そのようなところからも、大事にされてることが伝わってきます。

【Disc 2】
avexからメジャーデビューをした初期曲や1stアルバムを含む楽曲が収録されています。特に面白く感じるのは、1曲目が「ナンバdeサンバ2」というところ。この曲を初披露した2015年夏のオオサカーニバルとOIF2015の時に、avexの関係者がライブを見にきていたというエピソードがあって、そのことを彷彿とさせる構成になっています。

【Disc 3】
2ndアルバム「ダブルレインボー」を含む楽曲が収録さていますが、1曲目が「ナンバサンバイジャー」というところが意味深さを感じます。ダブルレインボーは、たこやきレインボーにとって挑戦して作られたアルバムという意味もある。この頃、なにわンダーたこ虹バンドがつくことで、ボーカル力が格段に向上したこと。また、「虹色進化論」のMV撮影前に、強化合宿をおこなって、ダンスパフォーマンスを徹底して強化していったこと。そのようなできごとを象徴するかのように「ナンバサンバイジャー」を一曲目にしてるんだろうなぁ・・って感じます。

【Disc 4】
「軟体的なボヤージュ」+「もっともっともっと話そうよ-Digital Native Generation-」+「恋のダンジョンUME」+「シャナナ☆」+「ホーム最強」という構成。2019年~2021年の楽曲を中心に収録されています。軟体的なボヤージュは、コンセプトアルバムとして制作されたものなので曲順はゆるぎないものがあるので、これはもうこれしかない!というものになっています。

【Disc 5~6】
たこ虹のリミックス楽曲とソロユニット曲、「一緒に帰ろう」で構成されていますが、たこやきレインボーのアナザーストーリーというようにも感じられるものになっています。収録曲で「-KiWi - MAD MAGICAL mix-」を担当されたKiWi氏から楽曲についての裏話をツイートされています。

「CLUB RAINBOW ver.」は、今までは配信のみでしたので、今回が初CD音源化。そして、当初収録予定になかったソロ・ユニット曲も初CD音源として収録されており、特に「an umbrella」と「道子とクラリス~魂の激闘編~」は音源として初公開ということになるのですが、2015年にレコーディングしたもののはずなのに圧倒的な歌唱力と表現力にただただ、驚くばかり。
「an umbrella」は本当に良い曲で、5人バージョンでも歌っていたので、新プロジェクトになっても歌い続けて欲しいなぁ・・と思います。
そして、道子とクラリスは、2015年のなにわン2015のライブでパフォーマンスをみて楽しくて楽しくて。今、音源で聴いても楽しい楽曲で。3曲目の続きは完成しているということですので、いつかライブで見られることを本当に楽しみにしています。たこやきレインボーは5人のパフォーマンスを追及していったグループだと思うのですが、ソロやユニットに、まだまだ可能性を感じます。洋楽でリミッターのはずれるくーちゃん。さくれんの共鳴するパフォーマンス。くーちゃんとさくちゃんのギターユニットは共通する声質から、すごいものにならないはずがないですし、5人の組み合わせによって、可能性はどんどん広がっていくはず。
新プロジェクトには、そのような姿が見られるのかな・・と思っています。

【Blu-ray Disc】
「オーバー・ザ・たこやきレインボー」から「恋のダンジョンUME」までの全15曲のMVが収録されていますが、はじめからみると、MVというよりドキュメンタリーをみてるようにも感じられてしまうのがすごいところ。短時間でどんどんメンバーが成長していくようにも見えてくるのが、当たり前といったら当たり前なんですけど、感慨深く感じます。願わくば、さくちゃん編集の「カラフルフェスティバル」も収録していただけれたら・・と思ったのですが、これはYouTubeで観られますから・・。

ツイッターのタイムラインでも書いている方がいらっしゃいましたが、収録されている楽曲が従来より格段に音質がよくなったように感じます。音の解像度がより高く、鮮明になっている印象を感じるんですけども、私自身、そこまで良い耳を持っているわけではないので難しいところ。また、収録されていない楽曲がありますけども、そういうことも含めて歴史ということになる・・と思います。そもそも、これだけの楽曲をひとつのボックスに収録できたこと自体が奇跡的といえると思います。

今回のボックスは、たこやきレインボーのひとつの集大成として、関係者の方々があらんかぎりの尽力で制作させたもの。
収録されている曲順、音質、使われている写真、パッケージのデザインにいたるまで、すべてに愛を感じる。
たこやきレインボーというグループが、どれだけ大切にされているのか。
そのことがとても伝わってくるアルバムになっていると思います。

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