清井咲希、根岸可蓮、彩木咲良のTikTokがすごい。
さきてぃが、TikTokをはじめたことは、正直言うと意外だったんですよね。自撮り自体、あまり好きではないようなことを以前、言っていたり、撮影自体、苦手意識があるようにも感じられるところがある。TikTokは、言わば自撮りがすべてみたいなところがあるもの。しかも、動画を発信するSNSなわけですから、さくちゃんが撮影するところに参加するようなことはあっても、自らのカウントをもってはじめるようなことはないと思っていました。
たこ虹メンバーをクリエータータイプかプレーヤータイプかで分けると、さきてぃは生粋のといっていいくらいのプレーヤータイプ。さくちゃんとれんれんは、クリエータータイプ。真逆といっていいほど、方向性が異なるタイプです。
さきてぃが、TikTokで表現している切り口は、動画を見る人をとにかく楽しませるというスタイル。こういう私みたいでしょ?こういう私すきでしょ?という映像を、これでもか!というくらいに女優スキルをフル活用してみせていく。分かりやすさや親しみやすさで魅了していく。ツイッターのタイムラインをみていると、文字通り悩殺されてるなぁ・・と感じます。TikTokでは「おにぎりちゃんです」のアカウントもありますから、どのように展開していくのかも楽しみです。
れんれんのTikTokはれんれんらしさ全開で、どんな動画を公開しても人間性があふれ出てくる。毎回すごいなぁ・・と思っています。さくっと撮影して公開するものもあれば、おそらく丸一日編集に時間を掛けたり、少しづつ撮りためた動画をつなげて何日も完成に時間を費やしたり・・ということをしているんだろうと思います。そこから伝わってくるものは、大好きなアニメに対するあふれんばかりの愛情で、ここまでストレートに好きなもののことを表現できるのは、すごい資質、才能だと思います。2021年9月3日に公開された動画は、れんれんの日常を切り取ったもので、動画から伝わる「好き」の思いは直球ストレートで、愛される側も幸せだろうなぁ・・とすら感じます。
2018年1月からTikTokをはじめたさくちゃんですが、撮影や編集のセンスが飛びぬけてすごいものを感じられて、スタート当時の動画を見返しても面白くて、お笑いとしても映像としても普遍性すら感じられて、繰り返しみても笑えて、でも、メンバーに幼さが感じられてとても不思議な気持ちになります。最近のさくちゃんは、一度に何本かを一挙に公開することが多く、面白さ、上手さ、美しさ、カッコよさ、(怖さ?)といったものをマルチにみせてて、これでもかというくらいのフルコースで、魅了するスタイルをとっているようです。
4本同時公開されたうちのひとつ。いじめにあった被害者が加害者に復讐する物語の断片。19秒間に感情の動きを見事に表現してて、鬱屈した気持ちから怒りが爆発し、復讐を果たしたことによる高揚感や恍惚感。恐怖。でも、愉快さも感じているのも伝わってくる。そしてどこまでも深い悲しみ。
複雑で多重性のある感情を、短い時間にありったけ詰め込む。彩木咲良という人は根っからの女優なんだな・・ということを実感しました。
三者三様まったく異なる方向性。ここまで、極端に異なる個性と表現スタイルを持っている。これって、すごいことだと思うんですよね。
そして、これからどのような動画が見られるのか。とても楽しみです。
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