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”与党批判”立憲民主党代表選討論会の記録

立憲民主党代表選で、地方党員向けの討論会(北海道・福岡県・神奈川県)、党内自治体議員・女性・青年部向けの討論会、記者クラブ討論会、日テレ主催討論会、記者会見などの内容を書き出して、一本にまとめたものです。自分のメモで取っているので、ご本人の言い方と違う部分もありますが、ご本人の意図が伝わるように表現しています。

討論会発言まとめは→https://lush-kumichannelnews.bitfan.id/contents/40857

●泉健太 新代表

お金を持っている人が議員になっているというケースが多いせいか、お金に対する感覚が少しおかしい。上級市民的な目線で、大部分の人々の生活の場をわかっていないと感じる。経済対策も的を外している。

収入が悪いために結婚もできずに、働いても希望を持てず、中小企業倒産の煽りもあって、急な解雇等で貯蓄もないまま、簡単に収入源を失うワーキングプア層に、何の支援も届かない。コロナ中小企業対策の支援金も、一人でやっている店の規模で設定された上限額で、全く現実性がない。

現場をわかっていないとしか言いようがないが、世襲議員への制限は、被選挙権という権利を考えると難しい。

デジタル庁の問題にしても、色々と便利にしたいのは山々だが、権限を中央政府=国家に集中させることで、むしろ地方のシステムが中央にコントロールされてしまう。自治が奪われ、個人情報がインターネットに乗り、集約されて利活用と言いつつ、悪用されてしまう危険性もあると思い、訝っている。

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●逢坂誠二 代表代行

公文書を改ざんしたり、答弁で平気で嘘をつくこと、そう言った腐敗を自浄できない段階まできていること。岸田さんは自分のビジョンを実行できずにいる。自民党内の人間関係も既得権でがんじがらめになっており、国民にとっての最良の選択ができないようになっている。もしくはそれ以前に権威主義的過ぎて国民生活を知らない。国民のニーズを汲み取れない、或いはそれを掻き消すものに囲まれてしまっている。

世襲政治家がみんなダメな人かというと、そうとも限りません。世襲でない議員が優秀かというとそうでもありません。なのでパージする考えは難しいと思う。ただお金の流れははっきりしておいたほうがいいのかなと思います。資金力をお父さんから受け継ぐとなると、あまりにも差がありすぎてよくないのではと思う。世襲制限をするのか、もっといい方法で選別したほうがいいのか、今回のご質問をきかっけに考えたいと思う。

今の日本の状態は全く異常です。ニクソンが国葬にならなかったのは、公文書を改ざんしたからです。公文書を改ざんして廃棄することが当たり前で、総理の虚偽答弁が100回あっても辞職に追い込まれない。国会を開けと野党が言っても開かないんです。異常な事態です。

政治にとって公文書がどれほど大切なことか、代表制民主主義には原則があって、参加型民主主義であるためには、情報は常に開示されていなくてはなりません。
予算情報が一番大切ですが、これが、国が一番公開されていないんです。今国の運営上、良くない状況になっています。私の自治体では、予算の公開により公共施設の運営の収支状況や団体への出資額増減が見直されたりしました。

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●西村ちなみ 幹事長

人々を自己責任論に陥らせたと思っています。雇用を分断し、困難に陥った人たちが声さえあげられない。国民の目を欺くように新しい看板を出して、議論をすり替えていく、あんなの大して意味などないのです。

女性が、地方が、草の根の声、が政治に必要なのに、弱者が置き去りにされている政治。私の故郷新潟県では、女性の議員が半世紀いなかったんです。上から目線の政治です。

適切な医療が受けられないで自宅で亡くなる人が出るって、日本て先進国なのだろうか?非正規労働者にしても、営業自粛・休業要請で生活困窮に陥る。それを放置している政治。何で政治って自分たちのことをわかってくれないんだろう?と思いますよね。

政治の私物化。税金の無駄遣いもチェックできないし、私たちの暮らしはめちゃくちゃになってしまいます公文書関係をはじめとして、あってはならない理不尽を放置しない政治にしたい。

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●小川淳也 政調会長

権威主義に日和って、国民の自由や尊厳のことを後回しにする政治が染み付いている。岸田さんは決心したものの、意志が弱く、党内擬似政権交代になってしまったように見える。今回の補正予算も対処療法にはなるだろうが、構造を改善するような方策ではないことは明らか。

人口減少・高齢か・少子化・財政の悪化・気候変動、を助長した自らの構造悪に思い至ってない。野党の側から正してあげないと、絶対にダメ。コロナではっきりしたのは、彼らの貧しい立場の人間たちへの想像力に限界があるということです。

世襲議員には独特の苦労もあるのでしょう、しかし今の現状を見渡すとあまりにもひどい。僕はパーマ屋の倅です。相手の候補は地元のメディアや文化施設を作ってきた家系の世襲議員です。それでも、想像力を働かせ、相手の立場にも苦労はあるだろうなと思いながら戦ってきました。

庶民の中から出てくる元気な議員で構成する国会へ、そういう政党を作っていきます。緊張感、緊迫感が政治に必要だ。どちらが国民に寄り添えるかで与党と勝負するのが明瞭です。

現与党は、参加型民主主義と対極の、現在までの与党政治。憲法解釈も紙切れ一枚でやった。民主主義と対極。秘密保護法共謀罪、一体国民の誰がそんなことを望むのだろうかと。国家を支配している側が嬉しいという内容。

しかも、岸田内閣は以前の内閣と一線を隠していない。安倍さんの悪い癖の政治を止めようともしていない。身内びいき、お友達を潤すための賄賂政治が横行。しかもバレたときに狂言が通ってしまう、という習慣。政治家に嘘偽りは持ってのほかと考える。

▼こちらの下部に分厚い164ページに及ぶPDF(A3で84頁)があるのだが、
泉代表が政調会長として編纂されたので泉さんの頭の中はこのようになっている。
というか、ヒアリングや各部会で出てきたことが全部書いてある感じです。
https://cdp-japan.jp/news/20211014_2344

該当する辺りとして考えられるのは、内閣に物申す2頁(PDFの3頁)、選挙政治改革の政治改革、国会改革の部分、30-32頁(PDFの17-18頁)と、行政改革・行政刷新の33-35頁(PDFの18-19頁)および、全般、といったところでしょうか。分量が多いので、主な項目のみ掲載しますが、細部の方がずっと面白いので、ぜひ、PDFを読んでみてください。

=内閣=

○公務員制度改革 ○国民の知る権利の保障

○国民の立場になった警察行政への転換

=選挙・政治改革=

○政治改革・・・・・政治とカネ、パーティ券。選挙買収など

○国会改革・・・・・捏造・偽造文書提出の折は刑事告発。首相の解散権に制約、国会開催要求時には20日以内に国会を開会することを法令化、政府参考人招致範囲を拡大、少数会派も証人喚問に出席、等

=行政改革・行政刷新=

○中央官庁改革・国の機能の分散化 ○歳入庁設置 ○社会保障と税の一体改革

○財政透明化関連  ○既得権や癒着の構造を断ち切るため行政改革体制の見直し

○会計検査院長への、各省庁幹部経験者就任を禁止、虚偽資料提出の折は懲戒免職

○公文書管理法改正 /行政文書の恣意的な作成・保存・移管・廃棄を防ぐ/公文書記録管理院を内閣の所轄下に置く/情報公開法を改正する/秘密保護法の運用の監視・是正/内閣府に第三者機関の譲歩う適正管理委員会を置く


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あく



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