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理想の死に方について

人間なら誰しも、理想の死に方について考えたことがあるのではないかと(勝手に)思っています。

私の場合、少なくとも中学生くらいからだと思いますが、暇さえあれば理想の死に方について考えながら生きてきました。

中学生の頃は、教科書に載っていた『塩狩峠』を読んで、「人の役に立つような死に方をしたい」と思っていました。
私が死ねば、多くの人を助けられる……。
そういうシチュエーションに憧れを抱いていました。
今も、そういう状況があればこの身を捧げたいと思っています。
あまりそういう状況に出くわすことはなさそうですが……。

高校生・大学生の頃は、上記に加えて、高層ビルからの飛び降り、電車や海中への飛び込みも考えるようになりました。
死への願望が強くなり始めた頃だと思います。
ただ、他人を巻き添えにするケースも少なくないことや、捜索や後処理に人員を割く必要があること、後々になって家族に損害賠償請求がなされるケースがあることなどを知ったので、理性があるうちはやめておくべきだと思いました。

社会人になって、安楽死という言葉をよく耳にするようになりました。
死に方としては、これが最高だと思います。
この前、親知らずの抜歯手術のために全身麻酔をかけてもらったんですけど、数秒も経たないうちに意識を失って、気付いたら手術が終わっていましたね。
手術の間、鼻に管を突っ込まれたり(ちょっと鼻血出てた)、親知らずをゴリゴリ抜かれたりしていたようですが、一切記憶にございません。
こんな風に、何も感じずに死ぬことができたらなんと素晴らしいか!!
ちなみに、スイスでは最近「サルコ」という安楽死マシンが出てきたようです。
早く日本でも導入してほしいです!

サルコ

と、いいつつも、日本で安楽死が合法化されるのは遠い未来のことなのでしょう。

じゃあどうするかって話ですが、今のところは餓死するのが一番マシな選択肢かなぁと思います。
お金が尽きてどうしようもなくなった状態で身辺整理をして、最小限の荷物を持って放浪し、旅先で行き倒れる。
確か身元不明で身寄りもない状態だと「行旅死亡人」っていう扱いになるらしいです。
かっこいいじゃないですか、「行旅死亡人」。
今のところこれを目指しています。


あー、10億円さえあればこんなこと考えなくて済むのになぁ。

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