かんたんな出世のコツ
会社に勤めている人なら、もし可能なら、出世したいな~と思いませんか?
私は、大して仕事の実力の無い頃から、「早く出世したいな~」と思ってました。(苦笑)
・・・実は私は裏方が向いており自分でも好きなので、キャリアの後半はだいたい「ナンバー2」あたりの立場が多かったです。(この立ち位置が自分では一番好きで、自分の力を発揮できる感じでした。)
なので、今回は私の考える「出世するためのコツ」について書いてみたいと思います。
出世ってなんでしょう?
ところで「出世する」って、どういうことだと思いますか?
私が「出世」と捉えたのは以下の条件がある時です。
・タイトル(リーダー・課長・部長…などの肩書)が付く。
・手当などが付いて給料が上がる。
・社内で一目置かれる。社内で意見を尊重される、など。
時々会社によっては、肩書や役職が付いた時に、責任や義務が増えて、残業が確実にあるにもかかわらず、残業手当が無くなって結果的に収入が減る(要は役職手当<残業手当)ことがあります。
実は、働いている中で昇進の打診を受けたことが何度かある私ですが、私の中で出世ではない、と判断した時はお断りしたこともあります。
(それらは「安くこき使われそう…」と思った時でした。苦笑。)
ただ、給料が下がっても出世を受け入れたほうがいい場合もあります。
その時は、今後のキャリア上で十分利点がありそうな点です。例えば…
・次の転職のために、とりあえず平社員を脱したい。
・社会的信用を高めるために、タイトルが欲しい。
・社内での昇進状況で、一度収入が下がっても今後の可能性が高まる、他。
その時の自分の置かれた状況や時勢なども踏まえて、単にお金だけの問題で断るのは損な時もあります。
私が出世したかった理由
私がこれまでに転職を10回以上繰り返してきた中で、できるだけ出世したかった理由は「自分の仕事がやりやすい環境を確保したかった」からです。
例えば、頑張って仕事をしていても、仕事で良いアイディアややってみたいことがあっても、平社員だというだけで意見も話も聞いてもらえなかったり、案が通らなかったりする場合がありますよね。
(もちろん、平社員の企画や意見もきちんと吸い上げて取り入れてくれる、そんなこと無い職場もありますが。)
タイトルを持っていたり、自分の意見が通ったり尊重される立ち位置であれば、自分の仕事はぐっとしやすくなるわけです。
なので、私は出世したかったんです。
もちろん、仕事をそれなりに頑張る以上は、当然収入もモチベーション的に上がってほしかったです。(苦笑)
私が出世するために考えたこと
私が出世するために色々考えて、実行したことなどを振り返ってみます。
■仕事で成果を出し続ける
いきなり成果と言われても難しく感じるかもしれませんが、仕事をしている以上それなりに効果を生んでいるはず。
なので、自分が貢献していることを箇条書きでもピックアップしてレポートにできると、アピールすべき時が来た時に効果的に使えました。
例えば、「契約ノルマ6か月連続達成。全国営業所で2位。」などの数字があれば書きやすいですが、数字にできないものはとりあえず箇条書きにしてどんなふうに貢献したかを述べてみると、意外につなげやすかったです。
成果を出してそれをアピールする、までがセットです。
■自分の味方を確保する
社内外に「仕事上のサポーター」がたくさんできると、いろんな繋がりで仕事に広がりが出ます。
また、社内外に対して自分の働きを表現できるチャンスにもつながる場合が多かったので、仕事で関わったことをきっかけに、関係を大事にしていったほうが良いと思います。
「仕事のサポーター」と「友人」の違いは、仕事上お互いにWin-Winの関係になれるかどうかに尽きます。
単に情だけで押すのは、はっきり言ってすぐ限界が来ます。
誠実を尽くし、きちんと実績を形にしていくことが、相手との信頼関係の構築に繋がりますし、何よりその後に本当の「盟友・同志」になる可能性があります。
■現在の職種にプラスできる勉強をしておく
とにかくその分野のスペシャリストであれば、はっきりとした出世や転職の道すじが見えやすくなってくると思います。
ただ、私は専門性がそれほど高くなかったので、広く浅く手っ取り早く、当時の職域にプラスできるものを探しました。
特に資格は必要が無いものでも、経験実績を実務で重ねていく形で、「〇〇の経験がある」という風にアピールするのも、やり方によっては効果的でした。
例えば、私の場合は「営業+交渉力+経理(決算書が読める)+その他」などを買われて、プロジェクトリーダーになったことが、最初の出世の糸口になりました。
出世のしかた
まずはどのようにチャンスをつかんで出世するかです。
ただ、これは場面に応じて多少運もあるので、どこまでその運を自分に引き寄せられるかにもかかってきます。
また自分でチャンスをつかみに行く、というのもアリです。
ちなみに、以下が元々何も持ってなかった私が「運」を引き寄せるために心がけてきたことです。
<私が実際にやってみた一例>
最低限必須事項の「誰もが認める実績を作った」うえで、
◇上司にアピールして推薦してもらう
◇外部(クライアント)から推薦してもらう
◇社内政治に乗っかる ・・・など
よく、「頑張っているのに認められない」「成果を挙げているのに、認めてもらえない」場合は、人間関係や”誰かからの一押し”が足りない場合だったりします。
私の場合は、上司や外部(クライアントなど)がサポーターになってくれて、何かと私を支えてもらえました。
会社は仕事をするところ、面倒な人間関係は…と敬遠するよりも、よい人間関係も仕事の一部と捉えたほうが、出世したい場合は上手くいくことが多いです。
それでも出世は目的ではない
私にとっては、出世はあくまでも「自分の仕事がやりやすくなるための手段」でした。
もし出世しないことで仕事がはかどるなら、出世は特に必要なかったです。
なぜなら、私の目標としていた先輩方は「出世するのが必然」で「出世は手段」と考えている方ががほとんどでした。
そしてその先輩方は皆、自然に出世はしていくけれどタイトルにそんなに固執していなかったんです。見切りをつけるのも早い。
それがカッコよく、且つより良い仕事を生み出しているのを見て、私もこうなりたい!と思ったのが、私も出世したいと思ったきっかけでした。
気持ちよく成果を挙げて、それほど望んでいなくても自然と出世していく様子を見て、私の出世に対する考え方も変わりました。
一方、まさにドラマにあるような「富と権力」を求めてとにかく出世だけがしたいという欲のある人は、足りない実力を無理やり何かで埋めていくので、後で何らかの失敗をした時、自分で認められなくて辛そうでした。。。
目的の持ち方一つで、結果が変わります。
・・・あなたはどう考えますか?
ちなみに、「成果はあげられないのですが、出世したいです!どうやったら出世できますか?」と聞いてきた後輩には、「まずは落ち着いて、考えてみようか!」と答えたことがあります。(笑)
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!