アラフィフで転職してみた後日談
・・・さて、このところずっと、ブログもnoteの更新も、少し遅れ気味で、大変失礼しておりました。(え?待ってないですか?涙)
実は、11回目の転職をしてました!
既に「10回転職して、現在海外(スペイン)」在住となっている私ですが、実は今回新たに転職を試みることにしました。
それで昨年の12月から、転職をするためのリサーチを開始しました。
実はこのリモートなどの広がりに寄り「働き方のフレキシブルさ」を狙って、もしかしたら私でも転職できるかも?と思ったのが、転職活動のきっかけです。
実際に始めたところでは、自分でも「やっぱり難しいのかな…無理なのかなあ…」と思いながらの転職活動でした。
なぜなら・・・
・現在、アラフィフ。
・日本ではなく、スペイン在住。(時差通常8時間。夏時間でも7時間。)
・IT関連の職歴は十数年前に停止中。
・マーケティング関連の職歴も十数年前に停止中。
・一番の得意分野である営業系などは遠隔のため難しい。
・・・などなど。
・・・こんなことが気になる中での、転職活動だったからです。
ちなみに、今回の転職活動のいきさつや気付いたことなどは、既にブログに書いてみました。
なので、今回の転職活動での心の葛藤部分と感触的なことをこちらで綴ってみたいと思います。。。
年齢の壁?
転職活動でやはり気になるのが「年齢」。
私も既に40代の後半なので、年齢的なものでやっぱり敬遠されるかなあ・・・と思っていました。
が、そうではなかったんです!
もちろん業界や業種、そして「頭の固い、年老いた男性が人事部長をしている会社」などは、まだ年齢に対して(そして特に女性の年齢に対して)敬遠することはあるかもしれない。。。
でも、最近の普通の会社のほとんどでは、ほぼ「No Problem!」です。
特にコロナ禍の最近では、動いている企業はいち早く、いろんな可能性を求めて動いているんだな~と感じる場面が何度もありました。
そして、これまで求人などにあまり出てこなかった企業や職種なども、ぽろっと見つけることがあったので、今はある意味チャンスかもしれないです。
(実はこれまでも自分の転職に関係なく、普段から企業チェックや求人情報などは見ていたため、いつもチェックしていたところで意外な求人を偶然見つけたので、より実感が!)
今回年齢を言っても、「そうですか~」ぐらいな感触でした。
ただ、要はやる気があることだったり、振られる仕事についてこれるかのスペックだったりすると感じました。
なので私は、結構自信をもって「過去の実績などを具体的に話す」ことに注力しました。(ここら辺は、やはり昔の人事目線が役立ちました!)
ブランクの壁?
・・・実はこれが一番の問題でした。何より、私自身の中でのブランクがヤバい感じでした。。。
久しぶりに日本企業のほぼ常勤並みの仕事をすることに対して、最初に体と心の準備がかなり必要でした。
これは、若い時には何の問題も無く飛び込めたことが、ブランクがあったことでちょっと踏みとどまりそうになったり不安に感じたりする、というのを初めて感じました。
これは、求人条件を見ている時から既にある程度の自分なりの「ルーティン」を作ることで解消していくことができました。
例えば、求人条件を見た時に「働く自分の一日のスケジュールを妄想」する。そして、疑似的にちょっと一日をそのように動いてみたりする。
それを経て、「できそうだな」と感じたら応募する感じです。
意外に、自分自身で作ってしまった「ブランクの壁」は、自分で動くことで解消するしかないなと思いました。
結局壁だと思っていたのは・・・
そう、年齢もブランクも、壁だと感じていたのは自分自身だけでした。
雇う側としては、本人がその仕事ができるのなら、年齢もブランクも問題ない、と思っているのを改めて感じました。
なので、やるべきこと・やりたいことが明確なら、年齢もブランクも関係なく転職は可能だ!ということを実感しました。
ただ、もし年齢やブランクが不安になって転職活動できない・・・と思っている方がいるなら、その方には私から以下三つのアドバイスをさせていただけたらと思います。
■ やりたいことと自分の現状を冷静に見る
ただ夢見て「働きたい!」と思って挑むと、要はミスマッチの転職になってしまう可能性があります。冷静に自分の現状を見てから、応募する職種を判断して、「うん、これならやれる!」という確信を持ってから活動すると、面接などでの発言にも力強さが出せると思います。(実体験)
ただ、ここで一番注意しなければならないのは、現状の自分のスペックは過去の最終職歴ではない、ということです。「昔はこれぐらいで来ていた」のができないのが年齢の壁です。これは外の原因ではなくて自分の内面の問題。ここを冷静に判断することできれば、年齢とブランクのある転職活動はほぼ征することができると思います。そしてその後の展開も
■ やはり「ちょっと背伸び」ぐらいでOK!
せっかく転職するのだから、やはり今の自分を成長させたい、と思うのは当然のこと。前述で「やりたいこと」と自分の現実を冷静に見てから、「これなら●●を頑張れば、やれるかも」という風に自分で具体的に克服方法を考えられたなら、それはちょっと現在の実力にはちょっとだけ難しいレベルの職だとしてもチャレンジすべきです!私も今回、まさに自分の現状のスペックから「ちょっとだけ背伸び」の転職です。
でも再度ここでも一番注意しなければならないのは、現状の自分のスペックは最終職歴ではない、ということです。一度自分の過去をリセットして、現実の自分で確実にやれるラインを見極めましょう。そしてさらにその上で過去の経験が活かせる場面を模索すれば、怖いものなしです。
■ 転職は仕事ゲットがゴールではなく、働き続けることが「成功」
これは年齢やブランクに関係なく、どの転職にもいえることですが、転職できたのが成功ではなく、そこで働き続けることが転職や再就職の「成功」なのです。
実は私はこれまで個人的に相談に乗って来た「中高年転職」の方々は、そこのギャップで苦しんでる方が多かったです。前職のタイトルなどを元に転職されても、転職先で実力を発揮できない(=過去にとらわれ過ぎて、自分はもっとできるのに)ということで、そこを辞めてしまい、再び終わりの見えない転職活動をする羽目になる…という人も実は結構いるのです。
転職は、精神的不安だけではなく現実問題として経済的不安が大きいものです。なので、「確実に働き続けられる職場」に転職や再就職をする、というのが大事なことになってくると思います。
特にアラフィフは、ものすごく新しいことにガンガンとチャレンジできるか?と言えば(精神的・体力的に)微妙な時もあったり…という不測の事態が若い時よりもあるものなんです。(・・・悲しいけれど実感。)それをきちんと理解して転職活動を行えば、かならず道は拓ける!というか、私の場合は拓けました!
やっぱり私は働き続けたい!
現在、「現在の自分の能力よりちょっとだけ背伸びした」新たな場所で働かせていただいていますが、日々新たなことを勉強できて、ワクワクしています。
会社側も、私という時差のある遠隔地にいる人材の使い方を模索しつつ、いろいろ考えてお仕事も振っていただいています。
(正直、まだ私の方が慣れていないのでお世話もかけてます。。。)
私はこのチャンスをできる限り有意義に使って、いろいろと悩みつつも今後も楽しんで働いていこうと思います。
そして、また働き始めたので、働く悩みトピックなども今後書いててみようと思います!(これにもワクワクしています。笑)