仕事と年齢のカンケイ
「真面目にコツコツやっていれば、いつか出世出来るハズ!」
「同じところに長く勤めさえすれば、将来は安心安泰!」
・・・そんな就業事情が崩れて以降、みなさんもいろいろと考えてきたと思います。
特に、今の仕事に不安や疑問を感じたりする時、気になるのは年齢です。
ということで、今回は仕事上の「年齢」について書いてみます。
・・・私の個人的な感覚では、「年齢は武器」です!
仕事に年齢って関係ありますか?
最近の求人広告で、性別はもちろん、年齢で就業制限を加えることは「差別」の観点から避けられています。
が、よく求人広告で見る
「若い力を求めています!」
「20代が多く働く職場です!」
と言った文言で、”20代の若い人の応募を希望している”感を醸し出してますよね。(苦笑)
そして、こういう広告を数多く目にすることで、
「転職するには自分(20代以外)は求められていないのか…」
「年齢を重ねると、転職するのはやっぱり厳しいのかな。」
と、勝手に洗脳されちゃっている場合もあるのです。
(実は、私の友人がそうやって落ち込んでました。。。)
でも、そんなことは無いのです。
いくつになっても転職は出来ます。
でも、応募する仕事やエントリーの仕方は、きちんと選ぶべきです。
仕事で年齢が問われるとき
会社や雇用主が、社員や中途採用社員の年齢を気にする理由は、実はそれぞれの理由があります。
さて、同じ社会人経験がない人を雇う場合、「20代」と「40代」とでは、採用されるのにどちらが優位だと思いますか?
一般的に考えると、「20代」が優位そうですよね?
でも、仕事の種類によってはむしろ「40代」を歓迎する場合もあるんです。
人員募集している仕事の種類や雇用形態、そしてその人の能力とそれまでの経験によって変わってきます。
一般的に若い人を採用したい求人のケースとしては、以下の理由などが考えられます。
1.最初は給料が安い
2.それほど経験を求めない職種
3.職場の雰囲気が若い
4.実は、体力を使う仕事
5.できれば経験を積んで長く勤めて欲しい ・・・など
例えば、1・2などの理由から若い人を雇いたいと思っている場合なら、その条件を本人が問わなければ、特に若い人ではなくても採用は可能だったりします。
ただ「家族を養わなければならない」といった事情があると、雇用側のほうが遠慮する場合もあります。
3の場合だと、年齢ではなくその個人の雰囲気を見て決める場合があります。なので、実年齢はそんなに関係がなかったりするかもしれません。
4の場合は、体力が問題ないように思われば、多分アピールの仕方によってはOKになる可能性があります。
5は、会社側で将来的に育てていきたいと考えていたり、会社の年齢構成に若い層が必要な時などが多いようです。
求人情報を見た際に、「この会社は、この仕事にどんな人を求めているんだろう?」という”会社の気持ちになって”考えてみると、その求人に対して「自分は行けるのか行けないのか」が分かると思います。
なので、応募しても採用されるのが無理そうなところに懸命にアプローチするよりも、「少しでも採用の可能性が高そうなところ」を見極めて応募するほうが、ずっと効率的です。
年齢を武器にする方法
30代・40代は年齢の分だけ、多くのいろいろな経験をしています。
この経験は唯一、同じ転職市場にいる20代に勝てる武器です。
・・・でも、中には20代でも物凄い経験をしている人も稀にいますが。
その経験を仕事に活かすなら、しっかりとアピールする必要があります。
ただ、アピールの仕方を間違えれば、全くの見当違いになってしまう場合もあるので注意が必要です。
自分の経験を武器にするために必要なステップは、例えば以下の5つ。
1.原寸大の自分を知る
2.目の前の求人を見極める
3.その求人に自分が効果的なポイントを探す
4.そのポイントを盛り込んだ職務経歴書を作る
5.送付ならカバーレター、ネット応募なら希望欄や志望動機欄で、
採用担当者に向けてのラブレターを綴る
・・・ということで、以下で一つ一つ見てみましょう。
1.原寸大の自分を知る
自分を過小評価する必要はなく、過大評価も必要ない。
冷静に、原寸大の今の自分の能力や評価を見極める必要があります。
2.目の前の求人を見極める
原寸大の自分が、その求人にハマるかハマらないかを見ます。「やりたいから」ではなく、現実的に考えてみて下さい。
3.その求人に自分が効果的なポイントを探す
自分がその求人に応募する時、他の応募者よりもよく見える点やアプローチできる点を探します。
例えば、経験の面などで少しでも自分のキャリアと重なるところをピックアップしてみて下さい。
4.そのポイントを盛り込んだ職務経歴書を作る
職務経歴書に、その仕事に対してアプローチできる点があればそこを強調したものを加えたり、そこが良く見えるように編集したりしましょう。
5.送付ならカバーレター、ネット応募なら希望欄や志望動機欄で、採用担当者に向けてのラブレターを綴る
採用担当者の心に届くように、心を込めて書いてみる。シンプルですが、一生懸命に書いてくれたものは、やっぱり心に残ります。
年齢を恐れずに!
もちろん、年齢を経て、なおかつその職種に対して経験が足りない場合は、その仕事を得ることは確かに難しいことはあります。
私自身も実際に、年齢を重ねるたびに、転職活動では少しストレスを感じることも多々ありました。
でも、年齢が上がって行っても転職を成功させるコツは、続けることです。
たくさん落ちると思いますが、たくさん応募し続けるしかないのです。
どうか、断られてもがっかりし過ぎないでください。普通のことなんだ、と思ってまた気を取り直して、前に進みましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。