Apple IDを乗っ取られた話 -Appleサポートの驚異的な対応-
それは突然のことでした。
Appleから大量に請求メールが来たのは。
メールが立て続けに約30件来て、注文履歴を見るとインストールすらしていないゲームの課金の請求が来ておりました。
しかし請求は何故か私のカードでなく、自分の物でない番号のスマホ決済だったので、探すで見覚えのないデバイスを消し、パスワードを変えました。
そして念のためAppleに問い合わせました。
「パスワードを変え、見覚えのないデバイスを削除しましたが他にやるべきことはありますか?」
しかし返ってきたのは何故か返金の案内でした。
「それではこれより返金リクエストの申請方法をお伝えいたします。」
「返金リクエストの申請に関しては、下記資料の手順に沿ってお客様ご自身で行って頂きます様にお願いします。」
「もし返金が却下された場合ですが、その結果に異論がある場合は、「決定を再検討する」 というリンクから再検討のリクエストが可能です。」
「改めて最大48時間お待ちいただくことになりますが、再検討の結果を専用サイトから確認することができるようになります。 」
「また残念なお気持ちにさせてしまうのは承知の上でのお伝えなのですが、再検討が却下された場合は、返金自体対応が出来ないという結果となりますため、この点についてはご理解のほどお願い申し上げます。 」
どうもAppleに課金したけど乗っ取られたという設定で話していると思われているような…
それに万が一請求が私のカードでも返ってくる確率は低そうです。
「お困りのことがほかにないようでしたら、これで失礼いたします。最後に、今回の対応について、ご意見をお聞かせいただければ幸いです。」
特にどうするべきとも言われず、感想について聞かれて終わりました。
再びの悲劇
これで終わりかと思ったらこんな出来事まで。
アプリのインストールやアップデートが出来なくなったのです。
あぁ、乗っ取られたことを報告したから念のためガードしているのか。
そう思ってまた解除して貰うよう連絡しました。
しかし返ってきた返答は思わぬ物でした。
「事前にご本人様確認へのご協力もいただいておりましたため確認しましたところ、ご申告のアカウントは 『Apple メディアサービス利用規約』に従い閉鎖されたアカウント (利用不可のアカウント) となっておりました。」
…あまりにも意味が分かりません。
新しいIDを作るようにだけ言われ、以上と言われました。
しかしアプリやファイルが消えるのではないか?
そう思い尋ねました。
「新しいIDを作った場合、前のアカウントで持っていたアプリは全て使えないのではないのですか?」
何故か削除してから再インストールするように言われました。
「お困りのことがほかにないようでしたら、これで失礼いたします。最後に、今回の対応について、ご意見をお聞かせいただければ幸いです。」
そしてチャットは終了しました。
消えたiCloudファイル
アプリは削除しなくてもなんとか今のところ問題なく使えています。
問題はiCloud Driveでした。
この通りファイルが0。
問い合わせる気力も無く、別の端末でiCloudのデータをローカルにダウンロードし、再度新しいIDの方でiCloudに上げようと思います。
分かったこと
まず、Appleではハッキングされた話をしても信じて貰えないようです。
そしてAppleではハッキングされると規約違反としてアカウントを利用不可能にされてしまうようですね。
あまりに話が通じないので中国人サポーターが対応してるのかな?と思いました。
それともアカウントのハックは相当レアケースなのか…
確かに、ハックされるより何者かが勝手に課金した、と課金を無かったことにしたがるケースの方が多いのかもしれません。
結局iCloudのファイルは無事移せるのか、購入したアプリは、写真は本当に大丈夫なのか、不安でたまりません。
今回は犯人が課金以外目に入らない人で、しかも登録していたのが普段は預金0円のデビットカードだったため被害がありませんでしたが、万一乗っ取られた場合、以上のようにAppleは信じてくれないため、セキュリティを強めることは大事です。
最期に一言
有能な働き者は参謀に、有能な怠け者は指揮官に、無能な怠け者は兵卒に、無能な働き者は銃殺しろ。