好奇心は猫を殺す、お人好しは自分を殺す
私はお人好しです。
具体的には友人に頼まれて10万円貸すくらい。
貸すと言ってもカードで分割払いでノートパソコンを立て替えて、その分以上の金額を返してもらうという約束でした。
しかし、それにより上限額が狭まり、月額制のプログラミングの勉強を断念せざるを得なくなりました。
プログラマーになれていたかもしれなかったのですが、中途で勉強費が払えなくなってしまったのです。
これだけでも酷いのですが、貸した友人はお金を毎月払うと言ってるのに返しません。
謝罪も何もなく。
まさか友人は彼のせいで私の人生が少なからず狂ったかもしれないと思っていないでしょう。
しかし友人は催促しても返済しないどころか、機嫌を損ねる始末。
挙句、友人はなお私にこんな話を持ちかけてきました。
「iPhone15か16を2台調達してくれんか」
つまり、30万の負債を背負えと。
私は無論断りましたが、露骨に機嫌を損ね態度が変わりました。
ではお人好しは相手に利用されるだけなのか。
いや、嗅覚、洞察力、判断力などが必要だと思います。
相手が善人なら、その人のためになることをするのはいいことです(Giverになる)。
私も物凄く親切な友人がいますが、その方は損をする話は決して持ちかけず、真剣に私のことを思ってアドバイスや提案をして下さります。
その方には心から感謝していますし、私もなんとか恩返しがしたいと思っています。
ところがただ人の好意を利用するだけの人(Taker)には、感謝するという気持ちはありません。
あるにしてもほんの一瞬です。
相手がGiverかTakerか、それを見極めるのが大事です。
Takerの共通事項
私が今まで出会ったTakerは、平気で人に嘘をつき、陰口を叩き、約束を破り、裏切ります。
Takerは利用価値があるか否かで人を見極める傾向があります。
こいつなら金を貸してくれる、こいつなら奢ってくれる、こいつなら頼み事を聞いてくれる…
Takerはとにかくその場で思いついた事を喋り、実行する短絡的思考の持ち主である傾向にあります。
なので、言ってることとやってる事が一致しない傾向にあります。
Giverの共通事項
私が出会った中でGiverと呼ぶに相応しい方々は、常に真剣です。
私が軽い気持ちで言ったことにも、真摯に耳を傾けて考えてから言葉をかけてくれます。
Giverはその人の立場に立ち、真剣に対応してくれます。
困っていたら自分のお金や時間を犠牲にしてでも助けてくれます。
ではGiverを見つけて飼い慣らそう、と思った人もひょっとしたらいるかもしれません。
しかしGiverは賢い人が多い。
なぜならTakerのように目先の利益に目移りしない思慮深さがあるから。
なので、利用しようと思っても避けられると思います。
Matcherの共通事項
得意げにGiverだのTakerだの語ってるお前はなんだ、と思ったかもしれません。
ズバリMatcher、第三者です。
下記のサイトで診断できます。
診断は絶対ではありませんし、やたら難解で回りくどい英語ですが翻訳してなんとか読み解いてやりました。
Matcherは私のように人にお金を貸すお人好しになったり、人からアドバイスを貰っても何もお返し出来ないずる賢い人間にもなります。
天使にも悪魔にもなる。
つまりMatcherが一番人間らしいのかもしれません。
同時に、Matcherが一番Takerに利用されやすい。
人に良くする時は、相手がGiverか、Matcherか、Takerか、ある程度見分けがつくといいですね。
Takerに尽くしても尽きるのは愛想というオチです。
以上、やや話が膨らんだもののお人好しは自分を殺す、というお話でした。
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