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凛「にこちゃんってほんとお馬鹿さんだにゃ」にこ「ぬわぁによ〜!」

凛「今日もにこちゃんからかうの楽しかったにゃ」 

凛「毎日同じことで憤慨するなんてお子様だにゃ〜www」

モブ「へぇ、矢澤って見た目だけじゃなくて中身もお子様なんだ」

凛「!あなたににこちゃんの何が分かるっていうの!?取り消してよ…!」

モブ「わ、悪かったよ…」
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穂乃果「ねぇにこちゃん、好きって10回言って」

にこ「嫌よ、めんどくさい」

穂乃果「好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き」

にこ「なんであんたが言うのよ」

穂乃果「えへへー」

にこ「…あんたってほんとよく分かんないわ」
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モブ「μ'sの花陽さんですよね!?私、ファンなんです!」

花陽「えぇ…!?わ、私の…?あ、あの…ありがとうね」

モブ「花陽さんより凄いアイドルなんていませんよ!」

花陽「…それは違うよ」

モブ「そんな謙遜なんてしないでくださいよ!もっと自信持ってください!」

花陽「私ね、すっごく憧れてるアイドルがいるの。その人に認められたら…私も自信持てるかな」

モブ「それって誰のことなんですか?」

花陽「にこちゃん」

物陰にこ(せっかくファンの人が褒めてくれてるのに何言ってるのよ花陽…私はとっくにあんたのこと認めてるわよ)
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ことり「にこちゃんってお洒落だよね」

にこ「ふふーん、宇宙ナンバーワンアイドルのセンスが分かるなんてやるじゃない」

ことり「あ、そうだ!にこちゃんにすっごく似合いそうな衣装考えたの!見て見て!」

にこ「どれどれ…うわ、ほんと凄い…え、これ着ていいの?」

ことり「勿論だよ、宇宙ナンバーワンアイドルに着てもらえるなんて光栄だよ」

にこ「…あんたと話してると調子狂うわ」

にこ(なんてね、宇宙ナンバーワンアイドルの衣装係はことり、あんたしか考えられないわ)
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海未「こーとしのー夏のーにおい♪いーつもとーはー違うみたい♪」

にこ「あんたが鼻歌歌うなんていいことでもあったの?」

海未「うわぁ!に、にこ!聞いていたのですか!?」

にこ「えぇ、ばっちり」

海未「忘れてください!忘れてください!」ポカポカ

にこ「ちょ、痛い痛い!で、なんで鼻歌歌ってたのよ?」

海未「…笑いませんか?」

にこ「えぇ」

海未「実はほむまんの新商品を穂乃果のお母様から頂いて…それがすっごく美味しかったんです」

にこ「…」

海未「…何か言ってください」

にこ「ほんとあんたって可愛いとこあるわね」

海未「…も、もう!なんですか!」ポカポカ

にこ「痛い痛い!」
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にこ「それでね、凛ったらまた私のこと馬鹿にしてね…」

真姫「…」

にこ「あ、そうそう、この間海未がね…」

真姫「…」

にこ「ちょっと真姫ちゃん、にこの話聞いてる?」

真姫「…他の子の話ばっか」

にこ「え?…ははーん、真姫ちゃん拗ねてる?」

真姫「な、なによ!拗ねてないわよ!」

にこ「今は真姫ちゃんと話してるんだもんね〜。ごめんね、気が利かなくて♪」

真姫「もう!うぬぼれないで!」

にこ「あんたのそういうとこかわいいわよ」

真姫「…あっそ」チョロローン

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希「にこっち最近あんまうちに構ってくれてないよね」

にこ「え?そう?」

希「どうせうちなんかより他の子と話してる方が楽しいもんね…」

にこ「なーに言ってんのよ、あんたは私にとってその、かけがいのない…ゴニョゴニョ……」

希「かけがいのない?」ニヤニヤ

にこ「〜!あんた拗ねたふりしてたわね!言ってやんない!」

希「ふふーん、うちはにこっちのかけがいのないゴニョゴニョ…だもんね!」

にこ「きぃー!!」

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絵里「にこって下級生に慕われてるわよね」

にこ「慕われてるっていうか馬鹿にされてるだけよ」

絵里「そんなことないわ!にこは面倒見いいし意外と気配りも出来るから慕われるのよ」

にこ「な、なによ…急に褒めて」

絵里「あ、ごめんなさい。それで本題なんだけどね?下級生だけじゃなくて私もにこのこと慕ってるのよ」

にこ「…はぁー!?突然なに言うのよ!」

絵里「あ、慕ってるってお付き合いしたいって意味じゃないからね?ただ純粋に尊敬してるの」

にこ「わ、分かってるわよ!」

にこ(絵里は突然爆弾ぶちかますから分からないわ…)
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凛「にこちゃんラーメン食べに行こ?」

にこ「また?しょうがないわねー」

凛「あれ?今日は『アイドルたる物ラーメンなんて相応しくないわ!』モノマネ って言わないんだ」

にこ「ん、馬の耳に念仏ってね」

凛「にこちゃんの癖に難しい言葉知ってるんだね」

にこ「これでも3年生だし…それにもうすぐ卒業だから少しでも付き合ってあげたいと思ってね」

凛「大丈夫だよ、にこちゃんは凛と同級生になるまで留年するから!」

にこ「あんたほんと口が減らないわね…」

凛(そっか…にこちゃん卒業しちゃうんだ…)ズキッ
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穂乃果「くらえにこちゃん!ほのクロール!」

にこ「うわわ!絵里が考えてくれた振り付けで攻撃するんじゃないわよ!」

穂乃果「これでも穂乃果の攻撃は定評あるんだよー」

にこ「どんな定評よ…」

穂乃果「お次は壁ドン!」ドンッ

にこ「ってぬわぁんでにこの胸をドンするのよ!にこの胸は壁ってか!ってやかましいわ!」

穂乃果「あはは!逃げろ-!」

にこ「待ちなさいあほのかー!」
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花陽「にこちゃんが教えてくれたアイドルすっごく良かったよぉ!特にセンターの子がダンス上手くて…」

にこ「あの子の良さが分かるなんてさすが花陽、見る目あるわね」

花陽「えへへ…みんな凄いけどあの子は際立ってたもん。まるでにこちゃんみたい」

にこ「そう?あの子は花陽みたいだと思うけどね」

花陽「そんな、私とあの子なんて…」

にこ「あの子も引っ込み思案だけど皆の勧めでセンターになって、それで誰よりも努力してみんなを引っ張る存在になったの。これってまるで次期部長の花陽でしょ?」

にこ「だから私はあの子が一番好きなの」ニコッ

花陽「にこちゃん…そこまで花陽のこと認めてくれてたんだね…」

にこ「当たり前でしょ。あんたは誰よりも可能性を秘めてるんだから。私もうかうかしてられないわね」

花陽「感激だよ…うっうぅ…幸せすぎて泣けちゃう…」

にこ「ちょ、泣くことないでしょ!?」
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ことり「にこちゃん、次はこれ着てみて?」

にこ「えぇ…どうかしら?」

ことり「はわぁ〜かわいい♡あっごめんね、着せ替え人形みたいにしちゃって、疲れちゃったよね」

にこ「全然。あんたセンスいいから今までに無いにこを発見できてむしろ楽しいわ」

ことり「ほんと!?海未ちゃんなんかすぐ死んだ魚のような目しちゃうのに…」

にこ「まぁにこ以外にはほどほどにしときなさいよね…」

ことり「じゃあじゃあ次はこれ!」

にこ「あら、随分攻めた衣装ね。うーん、自信ないけどどうかしら?」

ことり「…かわいい…今までで一番かわいいよぉ〜♡にこちゃんの着こなしは完璧!」

にこ「ありがと、でもこれはことりのセンスのおかげよ。お互い趣味が合って良かったわ」

ことり「ことりも!にこちゃんなんでも着てくれるから腕が鳴るよ〜」
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海未「にこ、前に私のことかわいいって言ってくれましたよね」

にこ「えぇ、あんたはかわいいわよ、にこの次にだけど」

海未「ふふっにこの次なら自信持てますね」

にこ「そうよ〜。あんたのかわいいとこは見た目は言うまでもないけどギャップなのよね」

にこ「清楚な大和撫子と思いきや投げキッスしたり意外なことで拗ねたりとにかくかわいいのよ」

にこ「この間のお饅頭が美味しくて浮かれてるあんたなんてちょっとキュンってきたわ」

海未「そ、そんなに褒められると照れますよ…」

にこ「そう、その照れ屋なところもかわいいのよ!あんたかわいいの見本市じゃない?」

海未「も、もう!おだてたって何も出ませんからね?」ニコニコ

にこ(ほらかわいい)
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真姫「作曲が捗らない…私はインスピレーションを大事にしてるからアイデアが湧かないと行き詰まるのよね…はぁ」

にこ「真姫ちゃんいるー?」

真姫「あ、にこちゃん。…はぁ」

にこ「どうしたのよため息ついて。もしかして作曲に行き詰まってる?」

真姫「べ、べつに〜?天才真姫ちゃんの手にかかれば作曲なんてちょちょいのちょいよ!」

にこ「やっぱりそうじゃない。そうだ、ちょっとピアノ弾かせて」

真姫「えぇ、でもにこちゃんピアノ弾けるの?」

にこ「いや、チューリップが限界よ」ポロロン…

真姫(にこちゃん…演奏はお世辞にも上手とは言えないけど楽しそうに弾くわね)

真姫(楽しそうに…そう言えば私、作らなきゃって思うばかりで楽しんでなかったかも…楽しいメロディー…あ、インスピレーション湧いたかも)

真姫「ありがとにこちゃん、良い演奏だったわ」

にこ「まぁにこの演奏じゃなんの参考にもならないだろうけど…こうやって息抜きはしなさいよね」

真姫(息抜き…リラックス…そうだ、こういう旋律を加えたら良さそうだわ…おかげで良い曲が作れそう…)
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にこ「そういえば希、にこの誕生日パーティー企画してくれてありがと」

希「んー?なんのこと?」

にこ「とぼけなくてもにこは希にしか誕生日教えてないわよ」

希「あらら、バレちゃったか。でもみんなにこっちの誕生日知りたがってたから教えてあげたらノリノリでパーティーの準備したんよ?」

希「だからあれはうちだけじゃなくて皆のおかげ。サプライズパーティー楽しんでくれた?」

にこ「えぇ…おかげで人生で一番の誕生日だったわ。希、ありがと」

希「お、今日は珍しく素直やね。そりゃうちとにこっちは一番の親友…やからね」

にこ「あ、あんたあんとき聞こえてたんじゃない…」
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絵里「私も1年の頃からにことスクールアイドルやれてたらなぁって思うわ」

にこ「過去のこと言ってもしょうがないでしょ」

絵里「でも1年の頃からやれてたらもっと早くにこと仲良くなれてスクールアイドルも楽しめてたのに…勿体なかったわ」

にこ「…1年の頃の私は周りが見えなくて部員の子に辛い思いさせちゃった嫌な奴よ…今もそんなに変わらないけど」

絵里「そんなことないわ!私はにこのこと尊敬してるの」

にこ「過大評価よ。前から気になってたけど絵里はにこのどんなとこを尊敬してくれてるの?」
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絵里「面倒見がいいとことか頼りになるとことか色々あるけど…そうね、一番は真剣だから、かしら」

にこ「真剣?」

絵里「にこはアイドルに対して誰よりも真剣で熱意があって…そういうひたむきで一直線な所を私は凄く尊敬してるの」

にこ「ひたむきだなんて…ただのアイドル馬鹿なだけよ」

にこ「それに私も絵里のこと尊敬してる…」

絵里「ほんと?」パァア

にこ「最初は劣等感もあって嫌な奴って思ってたけどね」

絵里「嫌な奴…」ズーン

にこ「でも今はかけがえのない仲間で親友だと思ってる」

絵里「親友!?」パァア

にこ「落ち込んだり喜んだり忙しいわね…」
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凛「にこちゃーん今日もラーメン食べに行こ?」

穂乃果「あ!今日は穂乃果が誘おうと思ってたのに〜」

ことり「ことりもにこちゃんに新しい衣装の相談ごとがあったのに…」

海未「わ、私もにこにお話ししたいことが…」

花陽「はわわ、私もアイドルについて語ろうと…」

にこ「ちょ、一斉に言われてもにこは一人しかいないわよ!」

真姫「私もこの間のお礼にディナー誘おうと思ってたのよ」

穂乃果「ディナー!?穂乃果も行きたい!」

凛「凛も凛も!」

真姫「じゃあ今日はウチでみんなディナーに招待するわよ、そこでお喋りすれば一石二鳥でしょ?」

ことり「ことりもいいの?わーい♪」

海未「では私も同伴させて頂きますね」

花陽「真姫ちゃん家のディナー…ゴクリ」
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穂乃果「当然にこちゃんも来るよね?」

にこ「もっちろん!ご馳走頂けるなんて悪いわね」

凛「そうこなくっちゃ!にこちゃんタッパーもって来ちゃ駄目だよ」

花陽「にこちゃんはそんなことしないよ〜」

にこ「…も、もちろんよ」

海未「なんですか今の間は」

ことり「きっとにこちゃんのことだから妹さん達にも食べさせてあげたいんじゃないかな?にこちゃん優しいから」

にこ「ことりぃ〜…」

真姫「だったら多めに作って貰うようにお願いしておくわ。妹さん思いのにこちゃんのためにね」

にこ「だ、だから私はそんな持ち帰ったりなんてしないってば〜…」

キャハハ…クスクス…

絵里「ふふっ、さすがにこ、人気者ね」

希「そやね。1年の時から見守ってきたけど…にこっちの努力が報われるときがきて本当に良かった」

絵里「えぇ、私も今最高に幸せよ」

にこ「絵里、希、あんたたちも来るでしょ?」

希「もっちろん!今日はたくさん盛り上がろっか!」

絵里「そうね。今日は目いっぱい楽しみましょう!」

にこ「えぇ!」

にこ(私は最高の仲間に恵まれたわ…ありがとうみんな、大好き)

終わり
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にこ「リリホワの曲って妙に昭和だけどあれって海未の趣味?」

凛「昭和だなんて失礼だよ…まあ海未ちゃんがだいたい決めてるけど」

にこ「でも私はリリホワの曲好きよ?」

凛「凛も海未ちゃんが作る曲はもちろん好きだよ」

にこ「春情のあんたのはじまりですか?って声妙に色っぽいのよね」

凛「色っぽい…!?も、もう、何言ってんの!」

にこ「あんた顔もだけど声もいいのよね」

凛「な、何言ってんの!にこちゃんのバーカバーカ!」
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穂乃果「にこちゃん暑い…部室にエアコンつけてよ」

にこ「そんな予算ないわよ…」

穂乃果「じゃあアイス買ってきて…イチゴの」

にこ「なに先輩をパシリに使おうとしてるのよ…まあジュースくらいなら奢ってあげるけど」

穂乃果「いやいや!悪いからいいよ!」

にこ「なに遠慮してんの。イチゴミルクでいい?」

穂乃果「えぇ…じゃあ穂乃果はにこちゃんにおしるこ奢る!」

にこ「いや、いいって…っておしるこ!?」
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海未「混沌より這いずる闇が絢爛たる世界に暗雲をもたらし…」

にこ「なに詠唱してるのよ」

海未「いえ、次は思い切って楽園が地獄に変貌する歌詞を書こうかと思って」

にこ「ちょ!迷走しすぎよ!」

海未「アイディアがないんですぅ…」

にこ「あんまにこじゃアドバイス出来ないけどあんたは王道の歌詞を書いてきたんだから次もそれがいいんじゃないかしら」

海未「王道…そうなるとラブソングですか…?」

にこ「ラブソング…いいわね」

海未「でも私は恋愛を知らなくて…にこ、私に恋を教えてくれませんか…?」

にこ「えっ…」ドキッ

海未「ふふっ冗談です。でも少しアイディアが湧きました、ありがとうございます」

にこ「そ、そう…よかったわ」ドキドキ
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花陽「にこちゃん、おにぎり食べる?」

にこ「炭水化物は太るわよ」

花陽「あぅ…やっぱり私太ってる?」

にこ「いえ、あんた体型いいわよ。主に胸が…というわけで貰うわ」

にこ「ん…美味しい。なんで花陽が作るおにぎりはこんなに美味しいの?」

花陽「愛情こめて握ってるから…かな。何事も愛情をこめれば素敵なものが出来るから」

にこ「流石花陽、いいこと言うわね。あんたはそうやってアイドルへの愛情も深いからファンの人を魅了してやまないのよ」

花陽「魅了だなんてそんな…うぅ、恥ずかしいこと言っちゃった…」
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ことり「最近寝不足気味なの…」

にこ「もしかして衣装作りが忙しいの?それなら私も手伝うわよ」

ことり「うん、ごめんね…ちょっとでいいから寝たいなぁ…」

にこ「しょーがないわねー。にこの膝かしてあげる」

ことり「いいの?でもことり、あの枕じゃないと眠れ…ってにこちゃんの膝やわらか…ぐぅ…」スヤスヤ

にこ「寝るのはや…ことり、あんたはそうやってためがちなんだから困ったらすぐにこの膝じゃなくて胸を借りなさいよね。」
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真姫「へぇ…トマト1個に含まれるリコピンはトマト1個分なのね」

にこ「なに当たり前のこと言ってるのよ…」

真姫「あ、言われてみれば…」

にこ「あんたって意外と天然なとこあるわね」

真姫「な、なによ!悪い?」

にこ「悪くないわ、かわいいもの」

真姫「…あっそ」チョロローン

真姫「って私はちょろくないし天然でもないわよ!」

にこ「じゃあツンデレ?」

真姫「デレたことなんてないわよ!」

にこ「ほんと?真姫ちゃんの時々優しいとこ好きなんだけどなぁ」

真姫「べ、別に私は優しくなんてないわよ…ただみんなが優しいからそのお礼したいだけで」

にこ「ほらツンデレじゃない」

真姫「謀ったわね…!もう!にこちゃんには優しくしてあげない」

にこ「ごめんね、真姫ちゃんがかわいいから意地悪しちゃった。許して?」

真姫「わ、私もそんな怒ってないから…だから謝らないでよ」

にこ(やっぱりツンデレじゃない)
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希「にこっちわしわしー!」

にこ「見切った!」

希「からのスカートめくりー!」

にこ「おわー!?なにセクハラパワーアップしてんのよ!」

希「ふむふむ…にこっちは白…正統派やね」

にこ「あんた訴えられてもしらないわよ」

希「そこは許して?ほら、仲直りのハグ」ギュッ

にこ「…」

希「…?あれ、抵抗しないん?」

にこ「あ、あぁ!もう、離れなさいよね!」

希「ふふっ、またして欲しかったらいつでもしてあげるからね」

にこ「別にいいわよ!心地よかった訳じゃないんだからね!」
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絵里「にこってお菓子が好きよね?チョコ食べる?」

にこ「チョコってあんたの好物じゃない。もらって良いの?」

絵里「え、なんで私の好物知ってるの?」

にこ「そりゃメンバーのプロフィールくらい覚えてるわよ」

絵里「さすがにこね」

にこ「あんたとりあえずさすがにこね言う癖あるわよね」

絵里「そ、そうかしら?だってにこってさすが!って感じだし…」

にこ「あとハラショーも。あんたほんとにロシア語話せるの?」

絵里「は、話せるわよ…ペリメニボルシチペレストロイカ」

にこ「す、すごい!本当に話せたのね…トリリンガルなんてやるじゃない」

絵里「ま、まぁね!?い、今のはちょっとした挨拶みたいなものなのよ」

にこ「って騙されるわけないでしょうが。まぁロシア語話せなくてもあんたはその金髪があるから羨ましいわ」

絵里「うぅ…いつか話せるようになってさすが絵里ねって言わせてやるんだから…」

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にこ「…」カキカキ

凛「ん?にこちゃんなに書いてるの?」

にこ「ちょっとみんなへ…ね。ほら、私不器用だから…」

凛「?」

にこ「出来たら部室にみんなの分置いとくからよかったら読んで…」



希「ん?部室に8枚手紙が置いてある…」

凛「あ、それにこちゃんが書いてたやつだ」

穂乃果「にこちゃんってば何書いたんだろ?」

海未「私の分もありますね…」

花陽「私のも…」

ことり「ここににこちゃんがいないってことは恥ずかしいこと書いてあるのかな?」

真姫「ま、まさかラブレターとか混ざってないでしょうね…」

絵里「みんなの分あるみたいだしせっかく書いてくれたんだから読んでみましょうか」
---


凛「どれどれ…」

凛、あなたは自分は女の子らしくないって思ってたみたいだけどコンプレックスを克服してくれて嬉しいわ。
あなたは誰より女の子らしいもの、かわいさを自覚しないなんて勿体ないわ。
いつも憎まれ口ばかり叩いてるけど…そういうとこ含めてあんたのことかわいいって思ってる。
それに…μ'sが解散しかけた時はにこについてきてくれてありがとう。
あの時凛がいてくれてどれだけ励みになったか…
なんだかんだ私のこと慕ってくれてる凛のこと私は宝物だと思ってる。
凛みたいなかわいい後輩が出来てにこは幸せよ。
ありがとう。大好き。

凛「うぅ…にこちゃん…いつも馬鹿にしてごめんね…凛もにこちゃんのこと大好きだよ…」
---
花陽「私は何書かれてるのかな…」

花陽、あんたみたいな後輩ができてにこは本当に幸せだと思ってる。
花陽とはアイドルの話が出来るし私のこと尊敬してくれてるし…
でも私って花陽が思ってるほど大した奴じゃないのよ?
私なんかより花陽の方が凄いと思ってる。
内気だけど誰よりアイドル活動に真剣で…それに凛にも書いたけど解散の危機の時私についてきてくれて…
花陽はにこにとって救いだったの。
花陽は自分が思ってる以上に凄いアイドルなんだから自信持ちなさいよね?
花陽に足りないのは自信だけなんだから。
ありがとう。大好き。

花陽「にこちゃん…私、にこちゃんとアイドルになれて本当によかったよ…」
---
真姫「変なこと書かれてないでしょうね…」

真姫ちゃん、いつも素敵な曲を作ってくれてありがとう。
μ'sが宇宙ナンバーワングループなのは間違いなく真姫の曲のおかげよ。
それに普段は素直じゃないけど真姫ちゃんが誰より優しいのはよく分かってる。
意見が合わないことも多いけど真姫ちゃんと言い合いになっても嫌な気分にならないの。
だって真姫ちゃんは自分の意見もだけど私の意見も尊重してくれるから…
ちょっとツンツンしてるけど意外と素直で…
そういうところが真姫ちゃんの最大の魅力よ。
私は真姫ちゃんと音楽室で話してる時間が好き。
真姫ちゃんのピアノを聴いてるととそれだけで元気が出るから。
ありがとう。大好き。

真姫「なによ…素直じゃないのはにこちゃんも一緒じゃない…」
---
穂乃果「穂乃果はお説教書かれてないかな…」

穂乃果。まず私をμ'sに入れてくれてありがとう。
あんた達には嫌がらせしたり嫌なやつだったけどそれでも私を誘ってくれて…本当に感謝してる。
穂乃果がいなかったら今のにこもいなかったわ。
それにバックダンサー騒動の時もあんたが手を回してくれたそうね…
穂乃果には世話になりっぱなしね…
それにあんたとふざけあってる時間が好き。
あんたとバカやってる時間が楽しくてしょうがないの。
あんたは恩人だけどそれ以上にかけがいのない仲間だわ。
ありがとう。大好き。

穂乃果「…にこちゃん…こっちこそありがとうだよ…」
---
海未「わ、私はなんて書かれてるのでしょうか…」

海未、あんたはスクールアイドルに最初は乗り気じゃなかったみたいだけど…誰より向いてるじゃない。
照れ屋な大和撫子なのにアイドルとしても輝いてて…ほんとあんたはかわいいわ。
こうやってアイドルとしては大胆になれるところ素直に凄いと思う。
それに海未の作る歌詞が好き。
私が歌ってて気持ちいいのは海未が素敵な歌詞を書いてくれるからよ。
日舞に弓道にスクールアイドルに…忙しいのにどれも卒なくこなしてて凄いと思う。
でも辛くなったらいつでも頼りなさいよね。あんたが倒れでもしたら嫌だから…
ありがとう。大好き。

海未「うぅ…私は素敵な先輩を持ちました…」
---
ことり「にこちゃんどんなことを書いてくれたのかな〜♪」

ことり、あんたの作る衣装はいつもにこを最大限に輝かせてくれて感謝してる。
あんたの作る衣装以外着る気も起きないほどことりのセンスを信頼してるの。
それにことりとはファッションのことで趣味も合うし…
この間は色々着せ替えてくれてありがとう。凄く楽しい時間だったわ。
でもあんたは溜め込みすぎ!衣装作り大変ならいつだってにこが手を貸すから遠慮なく相談しなさいよね。
衣装のことだけじゃない、ことりが困ったらいつでも相談しなさいよね。
私じゃ頼りないかもしれないけどそれでも出来るだけ力になるから…
ありがとう。大好き。

ことり「にこちゃん…この間はごめんね…ううん、ありがとう。また相談させてもらうね…」
---
希「にこっちの書くこと…なんやろなぁ」

希、あんたは1年の頃からにこのこと支えてくれたわよね。
希がいなかったらにこは駄目になってたかも…
こんな私に飽きずに構ってくれて最初は変人だと思ってたけどそれはあんたの優しさだったのね…
μ'sが結成したのも希のおかげだし希には感謝してもしきれないわ。
だから希とスクールアイドルが出来てる今は夢みたいな時間なの。
希が入ってくれてμ'sは初めて完成したんだから。
入ってくれて、いつも私たちを見守ってくれてありがとう。
私に出来るお礼なんてこんな手紙を書くことくらいだけど…そこは親友だから大目に見てね。
ありがとう。大好き。

希「にこっち…ふふっ言われなくてもちゃんと分かってるよ…」
---
絵里「にこの手紙…緊張するわね」

絵里、私のこと尊敬してくれてありがとう。
私は絵里が思ってるほど大したことないのに…それでもこんな私を尊敬してくれてる。
この間も言ったけど私も絵里のこと尊敬してるのよ?
ダンスが上手いとかスタイルが良いとか色々あるけどμ'sを引っ張って、それでいて支えてくれて…
頼れるお姉さんって感じだわ。にこの方が早く産まれてるけどね!
絵里がμ'sに入ってくれて本当に良かったと思ってる。
最初は私達を目の敵にしてる嫌な奴だと思ってたけど…あれも絵里の優しさだとあとから分かったの。
そういう人を深く思いやれるところが絵里のいいとこの一つよ。
絵里の頼れて思いやりの深いとこ…尊敬してる。
ありがとう。大好き。

絵里「うぅ…にこぉ…尊敬してるなんて…ありがとう…」
---
にこ「うぅ…部室入りづらいわ…手紙読んで変に思われてないでしょうね…」

凛「あー!にこちゃん部室の前にいる!」

穂乃果「ほんとだ!にこちゃん入って!」

にこ「見つかったか…その、手紙読んでくれた…?」

ことり「うん♪にこちゃんの想いちゃーんと伝わったよ」

にこ「は、恥ずかしい…」

絵里「にこの手紙本当に嬉しかったわ。私のこと尊敬してくれてるなんて…でもどうして急に手紙を書こうと思ったの?」

にこ「最近みんなやたら優しくしてくれるからお礼を言いたくて…でも口で言うのは恥ずかしいから…」

海未「にこらしいですね。でもにこの手紙、素敵でしたよ。」

花陽「私もにこちゃんにあんなに深く想われてるなんて思わなかったよ…」

真姫「まったく…素直じゃないんだから。でもそういう不器用なとこ嫌いじゃないわ」

希「ウチもにこっちの手紙嬉しかったよ。にこっちらしい素敵な内容だったよ」
---
にこ「うぅ…書いて良かったわ…」グスッ

凛「にこちゃん泣いてるにゃー!」

にこ「仕方ないでしょ…やっぱりこれだけは口で言うわ、私、みんなのこと大好き」

穂乃果「言われなくても…」

まきりんぱなことほのうみのぞえり「にこ(ちゃん)、大好き!」

にこ「グスッ…なによ、みんなして…なんてしんみりしてる場合じゃないわね、練習よ!」

穂乃果「おー!気合入るね!」

海未「ではいつもよりビシバシ行きましょう!あの太陽に向かって走りますよ!」

ことり「そんな青春ドラマじゃないんだから…」

凛「凛走るの大好きだからいいと思う!」

花陽「わ、私も走るの!?」

真姫「こうなった海未は止められないわよ」

絵里「あはは。まあ走れるところまで走りましょ?」

希「そうやね。この9人なら本当にお天道様まで辿りつけたりしてね」

にこ(私は最高の仲間に恵まれた。希の言う通りこの9人ならなんでも出来る…そんな気がするの)

にこ(ありがとうみんな…大好き)

終わり
#SS

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