カナダ留学日記~アルバイトを見つけたけど出勤まで40日待った話と初バイトの日の記録
バンクーバーでのアルバイト探しが難航しています。やっと決まったと思っても悩みは尽きず、、、今日はカナダで初めてバイトに受かった時のお話です。
面接~合格まで
語学学校終了後、8月から仕事探しを始めて1か月。
Indeedで応募していたレストランからインタビューの連絡が来ました。カナダのローカルレストランの皿洗いポジション、完全英語環境です。
初面接、ドキドキしながらお店に向かいました。そこにいたのはスーシェフの女性でした。海外で人の年齢を予想するのは難しいですが、だいたい同年代くらいの人かな?と思います。面接では次のようなことを聞かれました。
希望する時給を聞かれたのに戸惑いましたが、自分の市場価値?が分からないのでとりあえず最低賃金でいいです、と伝えました。
私自身のことというより具体的な出勤日数と時間を最終確認しているような印象だったので、採用するのは面接に呼ばれた時点である程度決まっていたのかな?と思います。
そして面接に行ったその日に合格の通知が届きました!
ただ、その時
「お店はまだ建設中で、オープンは10月になるからそれまでにまた連絡するね」
と言われたのが引っ掛かりました。この時点で働けるまで2週間以上間が空くことが確定。ここでなんとなく嫌な予感がするも、初めてのバイト、カナダでの経験が欲しい。だったらこちらはキープしておいて、別のところを探そうと考えていました。ただ、その矢先、シェアハウストラブルに見舞われ、引っ越しと家探しをするはめになり、、、。結局10月中旬くらいまで3週間ほどドタバタしてしまい別の仕事探しを一時中断せざるを得ませんでした。
最終的に10月初めに知らされた10月下旬の予定日をさらに延長され、10月末開店に。面接を受けてからここまで実に40日くらい経過していました。
途中、全従業員集めてオリエンテーションが開催され、ここで基礎的な働き方と服装などの説明を受けました(無給)。他のディッシュウォッシャーの留学生とも知り合えたので心強かったです。
結局その後オープンまでの間に予定されていたトレーニングは2回延期になり、ようやく第一回目のシフトに入れたのがオープン日前々日でした。
初トレーニング日
そんなこんなでようやくやってきた出勤日。
カナダで初めての労働です。
そりゃあもう前日からドキドキしてあまり眠れませんでした。
オリエンテーションの時に、従業員入り口はない(普通にエントランスから入ればいい)というのを聞いていたので正面から入ります。
前職は百貨店で販売員をしていたということもあり、お客さんと同じ入り口からカジュアルに入るスタイルにものすごく戸惑いました。
さて、キッチンに入ってすぐ見えたおじさんに早速挨拶します。初めてのシフトだということを伝えるといろいろ教えてくれました。着替えてくるよう言われたのですが、ロッカーが見当たらない。事務所兼従業員スペースに荷物を適当に置いてトイレで身支度する仕組みのようです。家でTシャツを着て行っていたので大丈夫でしたが、男女関係なくオープンな着替えスペースに戸惑いました。
町中で制服を着て堂々と歩いている人をよく見かけるので、家で着替えてくるというのがそもそも主流なのかもしれません。
そして着替え終わると、まだ洗う皿がないからキッチンの手伝いをするよう頼まれました。洗うものがない時間にシフトを組まれていたことに少し疑問を感じながらもおじさんの指示を仰いで野菜を切っていきました。
3時間くらいたって皿洗いのメインの人が出勤してきたので機械の使い方、洗い方のコツを教えてもらいました。
てっきりスポンジでゴシゴシ洗い続けるのかと思っていたら、洗浄剤がでてくる高圧シャワーで汚れを吹き飛ばし、洗浄機にかけるという流れでした。
そしてかけ終わった食器や調理器具を元に戻していく作業を繰り返し行います。どれが何の食器でどこの器具かまでは教えてくれなかったので、逐一どこか近くの人に確認して戻していくのが面倒でした。(内心よくわからない部品は使う人が取りに来いよと思ったり)
一通り教わると10分の休憩、そして今度はキッチンの人がデモンストレーションをするから一緒に見てと言われました。
6時間の労働に対して休憩短くない?と思いましたが、みんな10分だったので素直に水飲んでトイレに行くだけで終わりました。キッチンのデモが終わった後、作った料理を味見させてもらいました。トマトソースのエッグベネディクト。これが昼食です。ちなみにスタッフミール(賄い)はなかったです。
そのあとゴミ捨ての方法を教わりました。映画に出てくるような鉄格子の古典的なエレベーターにかごを載せてゴミ捨て場まで行くルートを教わりました。エレベーターにもびっくり、ゴミ捨て場までの遠さにもびっくりです。このエレベーター、地震来たら動かなくなって閉じ込められて終わりだなとか考えてしまって、少し怖かったです。
ゴミ捨てを終えてキッチンに戻ると、今日はもう終わりね、と言われて1日目が終了しました。この日の収穫、6.5時間×17.4ドルです。初カナダドル、うれしい。
シフトをください
1日目を終え、なんとかカナダで仕事をするという第一歩を踏み出せたことにほっと一息。次のシフトは1週間後で、ある意味楽しみにしていました。ところがその当日、出勤中にこんなお知らせが届きました。
「I need to cancel your shift because the restaurant is slow.」
レストラン暇だから来なくていいよ、とのことです。ここで初めて暇なことをslowというんだと知りました。というのはどうでもよくて、メッセージを見て目が点。今日働けないの?ここで積み重なっていたくすぶりでようやく何かの糸が切れました。
よし、次探そう。
働く気満々だった私の不完全燃焼な気持ちをどうにかすべく、急いで家に帰ってレジュメをStaplesにアップロードして飛び出しました。
少しでもレジュメ配りをするんだと息巻いて家を出ましたが、この日は土曜日。どの店も忙しそうでレジュメ落とせそうにない。とりあえず落とせそうなお店の目星をつけるくらいにしてあえなく帰宅。次の日入っているシフトこそはと思いながら一日を終えました。
そして案の定、次の日の朝も同じようなメッセージが。
予定されていたシフト全キャンセルです。恐らく土日に備えて多めに入れていた人員がいらなくなったんでしょう。オリエンテーションで知り合った他の留学生に聞いたら同じ目に遭っていたようです。
働きたい。お金稼ぎたい!!そう思って今度はIndeedとにらめっこ。応募できそうな求人に片っ端から応募していきました。
続・シフトをください
さすがにその次に入っていたシフトには入ることができましたが、いざ出勤してみると2時間で帰らされるという悲劇。しかもこの週に入っていたシフトはこの日のみ。
ないよりましだけど、これじゃあ困る。
次が決まったら早く辞める。
そう思ってたくさん応募したり少しバスで遠出してレジュメを落としてみたりしましたが連絡なし。
こんな感じで現在に至ります。
バイトはもう2週間もシフトがもらえない状況なのでそのうち辞めます。
早く次を見つけたい、、、。
まとめ
初めてのバイトに散々振り回されたことに呆れながらも、ザ・カナダという経験ができたので一周回ってよかったのではないでしょうか。これで履歴書に書けるカナダでの経験も増えました。
一つ言えるのは、「オープニングスタッフはやめとけ」です。
オープン日未定、レストラン雇用不安定、ただでさえも不安定な状況にさらに拍車がかかって不安定な状況に陥ります。いいことといえばスタッフみんなが手探り状態なので一緒にトレーニング受けれることと、きれいなキッチンが使えるくらいです。
完全英語環境だったこととなかなかお目にかかれないローカルレストランのキッチンを経験することができたので前向きに捉えて次の仕事を探します。
2025.1追記
この時に勢いでレジュメを配った店の一つから連絡が来て、今はそこで働いています。きっかけと勢い、大事ですね!!