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レビュー記録「『NEW GAME!!』」
みなさんどうもにゅうかなんす~
本日はきゃらスリーブコレクションデラックス『NEW GAME!!』(以下、乳)のレビューをお届けしたく存じます。
まずは下記のチャンネルをご覧ください。
しゅっかなんす~
僕の前に道はない
乳のリストを確認すると、
下記のアーキタイプが可能であることがわかる。
・青葉
・ひふみ(以下、ひふみん)
・はじめ
・飯島
・八神&遠山
・紅葉&ツバメ(以下、さるコンビ)
・ねねっち
・4c軍団
このうち露骨に不遇なアーキタイプが「八神&遠山」である。他のアーキタイプは6cの強力なカードを与えられているにも関わらず、このアーキタイプに与えられたカードは下記のカードくらいしかないうえに、あまり強くないカードである。相手のターンに我慢ができなければ3年連続落車は避けられないだろう。
相手ターンは我慢のできひん男
この2ネームのことは諦めて4c軍団で使ってやってくれというメッセージだと捉えられる。
この2人の尊い犠牲により、他のアーキタイプは追加のカードを入手することができたため、新カードを軸としたデッキを組むことが可能である。ここで検討すべきは、ネームを統一するかどうかである。だが、4c軍団以外のデッキでは、ネームを混ぜることは推奨されていないように思われる。というのも、新カードのテキストは全体として特定のネームを多く並べるほど強力になるようにデザインされているように見えるからである。すなわち、複数ネームを混ぜてデッキパワーを上げようと試みると、その分新カードのテキストが弱くなり、デッキパワーが下がってしまうように思われるのである。また、後述するデッキを回すための2-7サーチや1d2dサイクルもネーム指定のカードであるから、安定性にも悪影響が生じる。それゆえ複数ネームを混ぜるよりも、1ネームに統一するほうが好ましいだろう。
正しさとは
このタイトルの強みとして、古めのタイトルの例に漏れず、アドバンテージを失わずにデッキを回すことができるカードが充実している。
・2-7サーチ
・1d2dサイクル
が各ネームに存在しており、
・1-7サーチのイベントが存在している。
私、能力は平均値でって言ったよね!
最近の単発タイトルにはサーチカードが配られない傾向にあるため、その時点でデッキとして終わってしまうことがある。
愚かさとは
逆にこのタイトルの弱みは、EX抜きカードおよびEXカードが弱めにデザインされていることである。EX抜きカードについては下記の2種類しか存在しない。特に2cのEX2枚抜きサイクルは露骨に弱くデザインされている。ガイルの結衣などと比較すると一目瞭然である。
僕にしかできないことはなんだ
加えて特徴的な点として、メインエリアに出せるカードがほとんどEXデッキに収録されていない。そもそも数値を持っているカードが誰かよくわからない下記の2枚だけである。
誰~に聞かずともわかる~
このことにより、EXデッキにメインアタッカーを1~2枚採用して、その分メインデッキのスロットを空ける定番の構築ができないようになっている。言いかえれば、メインデッキに厚めにアタッカーを採用し、上述のサーチカードを使ってしっかりと引いていかなければ盤面が構成できないようなデザインだということである。
/Ado
以前の記事でも散々述べたことではあるが、現在のプレメモでは
・3ターンキルを狙う
ゲームプランを採用しているデッキが基準となっているため、
この中から抜け出す条件として、
・2ターンキルを狙う(制限前のガイル)
または
・4ターン目をもらう(あやせ)
能力が求められている。
誠に遺憾なことではあるがガイルには死がもたらされたため、4ターン目をもらうことができるあやせの【1強】環境となっている。
2ターンキルを狙うことを考えた場合に重要になるのが、
・即時のアドバンテージ獲得能力
・防御カードの突破能力
である。
即時のアドバンテージ獲得能力についていえば、
残念ながら、乳が即時アドバンテージを獲得する方法は、
・同僚(2-4サーチ)
・4ソースからEX抜きをプレイ
の2通りしかないように見える。
その可もなく不可もないメロディー
また、EX抜きについては4ソースとセットでなければアドバンテージ獲得はできないうえに、前述の理由により、獲得したアドバンテージを盤面に変換するためには、実際に盤面に出す用のキャラもセットで用意する必要がある。場出しイベントがキャラに対して実質ソースとして利用できることが救いである。
キメラ!
それゆえアドバンテージ獲得能力に関して言えば、イベント8枚+見つけた答え+α(ソース八幡、軽減結衣、ソース小町)を擁するガイルと比べると凡庸である。
防御カードの突破能力の観点でも、乳は「ソース雪乃」や「私の秘密」のような凶器を持ち合わせていない。
ナイフの様な思考回路
せいぜいねねっちでバグを埋め込んだり阿波根でバグを取り除いたりするくらいである。
IKEA
それゆえ、乳が2ターンキルを狙うことは難しいように思われる。この方向で考えられたデッキは、結局相手の防御札との噛み合い次第というところに落ち着くことが予想される。
隠れ
次に、
・4ターン目をもらう
ゲームプランが可能か考えてみよう。
乳にはこのゲームプランにぴったりなカードが存在する。
それがマクロコスモスひふみである。
完全にやってる
このカードはあやせに対して非常に強力である。というのも、あやせの生命線であるEX3cコンビによる回収を止めることができるからである。戦争においても兵糧攻めは強力な戦法である。キングダムでもよく使われている。
人柄採用
ついでにメインアタッカーにお祈りを食らわせてやれば、4ターンをもらうことができるだろう。
ここで立ちはだかるのがプレメモ界の茂野吾郎ごとダージリンである。ダージリン相手に何もせずゆっくりしていると3回表にジャイロボールで7アウトサヨナラ負けとなってしまうので、4ターン目をもらうためには足あたりを破壊することが必須である。
この問題に対してあやせはハンデスによって解答することができている。たとえ茂野吾郎であっても足を奪われては完投することはできないことが知られているからだ。
この観点では、「バグだらけ」によって連パンイベントや2-7サーチをポイントに送り込めるねねっちは他のネームに比べて優秀であると言える。しかしながら、何もしないよりもマシとはいえ、ポイントからの回収等は許してしまうこと、バグだらけを引き込む方法が限られていることを考えると、ダージリンに対して十分な効果があると言えるかどうかは不透明である。
ねねっち寿司のスゴイところ
相手の行動を阻害する上では、マクロコスモスを1ターン目に立てられるかどうかが重要になるため、ネームに対するサーチカードを使ってマクロコスモスにアクセスしやすいひふみんは優秀なネームと考えられる。
ただ、マクロコスモスによってあやせに対抗できるとはいえ、退場してはいけない6cのカードに限って我慢がついていないので、残念ながらあやせの格闘に対しては付き合わなければならない。
ばとる~
4ターン目を獲得できるタイプの乳を組み上げることができるかより詳細に検討すべきだろう。我々の見解では、2ターンキルを狙うよりもこちらの選択肢のほうが希望があると思われる。
困ったら紅葉&ツバメを使ってさるコンビの記憶を蘇らせておけばそこそこいけることは間違いない。このデッキはさるコンビ、DD、初春のようなデッキの系譜であると思われる。われわれの多くはMENSAではないので、諦めてさるコンビと共に低知能の世界で生きることも悪くはない。
盛れ
散々文句をつけてきたわけではあるが、乳は物語、ダージリン、初春のような3ターンキルを可能とするグループに含まれる程度のデッキパワーは備えていると認識している。
しかしながら、あやせに対して有利な乳が発見されなければ、【メタゲーム】は成立せず、10年後の8月まであやせの【1強】環境が継続してしまうことが確定してしまう。
われわれの使命は乳の力によって妹からメタゲームを取り戻すことである。
その暁には、
あくたんの胸を盛れ
あくたんの胸を盛れ
ああ われらの
あくたんの胸を盛れ高校
-あくたんの胸を盛れ高校校歌
以上、よろしくお願いいたします。