外国語を習得する3つのポイント ~完璧は必要ない、気楽に60点を目指しましょう~
今回の記事は、これから外国語を学ぼうとする方々の中で、特にこのような方におススメします!
🔰どうやって勉強したらいいかわからない
🔰言語の習得は難しいと感じている
🔰人とのコミュニケーションが苦手
これだけ見てください
近年、企業や個人がより海外に出るようになりつつあり、外国語を学ぼうとする方は多くいるのではないでしょうか。
そこで、いざ勉強を始めようとまずはネットやYoutubeで検索。そこには”毎日5分○○するだけで...”、”誰でも簡単○○...”などの謳い文句で数えきれないほどの情報で溢れています。
胡散臭いものもたくさんあり、どれが本当に良い情報なのか選択に困るかと思います。
そんな中でも、僕がどれか一つだけ勧めるとしたら、AkaneさんのYoutube動画です。
動画を見てもらったらわかると思いますが、この方は英語嫌いの状態からスタートし、今では英会話教室や翻訳など英語に関する分野で様々な活躍をされています。
ここで紹介されていることは、ホントに共感できるものばかり。僕の言いたいことは、全部ここで紹介されています。
これを見て、実行さえすれば他のものは参考にしなくていいと断言できるほどです。
これから外国語を学ぼうと考えている方や上達できずにつまずいている方は、上記の添付動画を必ず見てみてください。
以上で、今回は終わりになります。
って終わってもいいくらいに思っていますが、、、
僕は他の方々とは変わった経緯でモンゴルに来て、現地の言葉を習得し、様々な活動をしております。
といいつつも、モンゴルに来て4年が経ちますが、日常会話はまともにすることが出来ません。自分の興味がある分野の言葉だけを学んで今に至ります。
通訳や翻訳などを仕事として行なうには、多くの語彙力や精確な文章構成能力が必要になります。そうではなく、自分1人が現場で活動したり、生活をするだけならば60点の語学力さえあればなんとかなるものです。
今回は自分の経験を踏まえて、外国語を学ぶうえで特に大事だと思うことをを3つに絞ってご紹介します。
どのように言葉を身につけていったかについては、前回の記事にまとめているので↓こちらを読んでください。
ちなみに語学資格試験を受ける場合や効率などを求めている方には、あまり参考にならないかと思います。あらかじめご了承ください。
1つ目 日本語ゼロの環境作り
モンゴルは第二言語を学ぶ方が非常に多い印象です。英語をはじめ、隣国の中国語やロシア語、そして親日国でもあるため日本語を学んでいる方がたくさんいらっしゃいます。
大学や様々なスポーツ現場で活動をしていると、80%の確率で日本語を話せるモンゴル人が1人はいます。
一見すると、わからないことがあれば日本語で聞けてめちゃくちゃいいじゃんと思います。
たしかに困ることなく、非常にラクです。ただ、そのような方がいるとどうしても日本語で話したくなってしまいます。
なんなら、その人とモンゴル語で会話をしようとしても日本語しか頭に思い浮かびません。ほんと不思議なものです。
そんなラクな環境で2年間を過ごしてしまった結果、全くモンゴル語が上達する気配がありませんでした。
そこで、意を決して日本語が通じない環境へ身を投じることにしました。そこで待ち受けていたのは、無理にでもモンゴル語で理解・伝達しないといけない魔の世界。
ふと思えば、海外にいるんだから日本語が通じないのは当たり前ですよね。そんな(個人的に)厳しい環境で過ごすこと数ヶ月、気付かぬうちにある程度は意思の疎通ができるようになっていました。
ぶっちゃけた話、一時的につむじハゲになるほど、ストレスを抱えていました。しかし、それくらい普段自分のいる環境というのは大きく影響することを感じました。
(安心してください、今はしっかりふさがっています。笑)
2つ目 物事を抽象的に捉える
”抽象的に”と言われてもイメージしにくいので、具体的な方法として2つ。
1. 【別の言葉で言い換える】
2. 【言葉を言葉ではなく、映像で覚える】
1. 【別の言葉で言い換える】
これは普段みなさんも会話の中で、自然と使っていることでしょう。例えば、この記事のタイトルにある”外国語を習得する”を相手に伝える場合を考えてみましょう。
➡ 他の国の言葉を学ぶ
➡ 海外の言語を身につける
➡ 第二ヵ国語を習う
正確なニュアンスは異なりますが、だいたいの意味は同じかと思われます。外国人と会話する際も、わからなくて「何それ?」と聞き返すと、別の言葉で表現してくれることがほとんど。
そのように自分の知っている単語だけを使う・拾うだけでも、意外となんとかなるものです。
2. 【言葉を言葉ではなく、映像で覚える】
(・・???
みなさんの頭に”?”が浮かんだのがうかがえます。
例え話をしましょう。本当はモンゴル語を用いたいのですが、世間一般的に伝わらないので、学生時代の英語の授業を思い出してください。
教科書の新出単語の枠に「have:持っている」と書いてあり、その単語の意味を覚えます。授業が進むにつれて、have breakfastは「朝食を食べる」、have a coldと言えば「風邪をひく」などの表現があることを知ります。
そうすると「have:持っている、食べる、ひく(病気にかかる).....」というように、一つの単語にたくさんの意味があることがわかります。
自然とこの方法で勉強した方がほとんどかと思われます。僕もそうでした。ですが、これだとなかなかすべては覚えられないし、少し異なったパターンが出てくると全くわからなくなってしまいます。
そこで、大事になるのが言葉を映像(絵)で覚えることです。先ほどの「Have」の場合、ざっくりと下のイメージで覚えます。
すると、「そのヒト(もしくはモノ)のそば(もしくは中)にある」という状態を「Have」で表すことがわかります。そうすれば、前後の単語がわからなくても、何を言おうとしているのかおおまかな想像がつきます。
僕自身、当初は日本語でモンゴル語を勉強していました。それには限界があり、覚えようとしても全然身につかない時期がありました。
モンゴル生活1年目に受けたモンゴル語の授業は、英語で行われました。僕の英語能力は中学生レベルであったため、単語の意味を文字ではなく、映像(状況)をイメージするようにしていました。
次のステップとして、わからない単語が出たら別の言い回しをしてもらったり、どのような意味があるのかをモンゴル語で教えてもらうようにしました。
当然、その中でもわからない単語ばかり。それでも知っている言葉をつなぎ合わせて少しずつ進歩していきました。
それらの影響のせいか、現地の方々には「JICAや語学留学で来る日本人と比べて、発音がよりモンゴル人っぽい」と言っていただけるようになりました。
これも教科書など文字を見て覚えるのではなく、聞いたもので覚えていたからだと思います。
3つ目 完璧を捨てて、開き直る
日本人の多くが陥りやすいことは、間違いを恐れることだと思います。
僕自身もそうでした。周りからは「間違えても問題ないよ」「どんどん使わないと上達しないよ」と親切に言ってもらっていました。
ところが、なにせ内向的な僕は人に何を言われてもダメなものはダメ。
どうしても恥じらいを感じて、なかなか話せずにいました。このリミッターを外すのは結構難しいと感じます。
モンゴル語わからないなぁ
↓
日本語を知っている人がそばにいる
↓
間違えたら、日本語で指摘される
↓
恥ずかしい
↓
日本語で聞いちゃえ
↓
上達しない(上に戻る)
僕がこの負の無限ループを突破できたのは、1つ目でも紹介した魔の世界に飛び込んだおかげでした。恥じらいなんか感じている場合ではありません。
何とかしてでも伝えなきゃいけないし、向こうも何とかしてでも理解しようとのめり込んでくるような環境。
当然、わからないことはたくさんありました。でもその度に調べたり、2つ目で紹介したように自分の知っている限りの言葉を使うことでなんとか乗り切っていました。
そんな日々を送っているうちに、僕の発音が悪くて何度も聞き返される経験を多くしました。モンゴル語のР(ピーじゃないですよ)とЛは、それぞれアルファベットのRとLに相当します。
詳しい説明は省きますが、簡単に言えばЛの発音は日本語にはなく、Рは日本語の”ら行”と同じです。ついЛの単語であってもРで発音してしまいます。すると、いくら頑張って言い直しても相手は全く理解してくれません。
それが繰り返されると、
日本人が拙いモンゴル語で、しかも母国語には無い発音でも、必死に伝えようと何度も言っているんだから、それくらい何とか理解してくれよと
感じるようになりました。
そこでふと思いました。
日本語にはない発音なんだから
できないのが普通であると。
はい、完全に開き直りです。そうすると、発音に限らずそもそも”モンゴル語ができないのは当たり前、間違えるのは普通”だと思えるようになりました。
そう考えるようになってからは、不安や恐れることが極端に減り、積極的に使っていけるようになりました。
最後に
繰り返しになりますが、今までご紹介してきたことはあくまで僕自身の経験によるものであるため、これらを押し付けるつもりはありません。
それでもやっぱり思うのは、60点の語学力を身につければ、海外で活動することは可能であること。90点以上のハイクオリティは、なくても大丈夫です。(もちろんできるに越したことはありませんし、ネイティブな方々を尊敬します。)
最後になりますが、上記の3つのポイントよりも最も重要なことをお伝えしそびれていました。
それは
嫌いにならないこと
手段と目的を逆に捉えてしまうと、語学は成長しにくいと思います。
僕の本来の目的は、モンゴルの医療やスポーツ現場で活動すること。その活動を円滑に行えるようにするための手段としてモンゴル語を学ぶこと。
それが、モンゴル語を学ぶために死に物狂いで勉強したり、無理にでも現地の友達や彼女を作ったりすると、ストレスいっぱいで嫌になっていたかもしれません。
好きなことを学ぶのであれば、ツラさを感じず続けられるでしょう。
✔ 自分の仕事分野の単語を学ぶ
✔ グルメ好きなら、英語のクッキングや食レポ動画を見る
✔ 可愛い(カッコいい)人が英語で話しているコンテンツを見漁る←意外と重要
取り組んでいて、楽しいと思えることを語学学習に結び付けてやってみてはいかがでしょうか?
毎度のように書いていますが、あなたの抱える不安は想像しているより、意外とたいしたことないかもしれません。
まずは行動あるのみ。
色々と実践してみましょう。
いつもスキを押していただき、ありがとうございます。大変励みになっております。コメントやメッセージなども、気軽に送ってください。
今回の記事を読んで、誰か一人でも参考になった方がいましたら、ハゲを曝け出した甲斐があると思えます。
モンゴルでの様々な活動についても、noteで発信しているのでそちらもぜひどうぞ!
それでは、また。
P.S. なんだかんだいって量をこなすのは大事であり、質にこだわっているよりは、バンバン使っていく方が上達が早いように感じます。
質より量については、こちらのnoteも参考になるかと思います。
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