![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/112102166/rectangle_large_type_2_313724e6a02d0ea871e8894f0767e819.png?width=1200)
Photo by
sizennomahoo
癸卯文月 大暑 桐始花結の間
廿参日
休養日。朝飯前、日が高くなる前に庭仕事。明け方は22度ぐらいまで下がるので汗も出ない。東から吹く風が心地よい。半島に住む醍醐味だ。
いよいよ大暑である。今週は少し余裕があるので、海を見に行こうと思っている。早朝の海岸をそぞろ歩きするのもいいかもしれない。
ま、たぶん行かないけど。
廿四日
朝涼しいうちに仕事、のためには払暁から起きなければならない。
涼風は金剛石より貴重なり
廿五日
手離れの悪かった仕事が、ようやく終わった。やれやれである。
廿六日
最新ジブリ映画を見に、コースカへ。
まず、おもしろかった、のを前提に、一度見ただけでは語れない映画だと感じた、というところで今は止めておきたい。
夕飯は久しぶりに中央の居酒屋でひとり酒。地物のあわび、超小型だかうまかった。けれど、私が子供の頃に食べた身の厚いあわびとは比べるべくもなく。私たちは何を失いつつあるのだろう。
![](https://assets.st-note.com/img/1690722692231-vc1u2jpLZ8.jpg?width=1200)
何よりも 口舌が惜しむ 昭和かな
廿七日
二度目の刀らぶ歌舞伎、その後玉川麻衣さんの個展と、東京ステーションギャラリーの甲斐庄楠音展へ。
![](https://assets.st-note.com/img/1690722749304-2GkbevQXPy.jpg?width=1200)
玉川さんの絵で幽世からの冷風を浴び、甲斐庄の絵で肌香を嗅いだ。
時代は違えど、どちらの画伯も「女」の深淵を書こうとしている。
画題として、なぜ女が魅力なのか、少しわかった気がした。
なお、玉川さんがメインで追い続けているのは「ニホンオオカミ」の世界です。ご興味のある向きはぜひ「玉川麻衣 狼」でググってみてください。
いいなと思ったら応援しよう!
![門賀美央子 Monga Mioko](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44395252/profile_2b8e6c6a0341fa06b2f5f42bd7748fe8.png?width=600&crop=1:1,smart)