水無月十一日 中禅寺湖で濃霧に彷徨う
大谷観音にお参りしたならこちらも行かなきゃということで(どちらも坂東三十三観音ですからね)、中禅寺湖畔の中禅寺・立木観音へ。
丁寧なご案内がありがたかったけど、ずっと横に張り付いておられるので、どうにも落ち着かず、あまりじっくり拝観できませんでした。
とはいえ、わずかな時間でも独り占めできたのは、コロナ禍ならではなのでしょうかね。大谷観音もほぼ独り占めだったし。
坂東三十三観音は素朴な温かみのある仏様が多いですね。西国とはまた違う趣があります。
日光も修学旅行生が戻ってきているので、名所で静けさに包まれて仏像を見る贅沢を味わえるのも間もなく終わることでしょう。
まさに諸行無常です。
そして、お堂から出たらこの始末。
世界は五里霧中。凡夫の身なれば無明を彷徨う日々は、まさにこのようなものなのでしょう。
いいなと思ったら応援しよう!
「スキ」を押してくださったら人生で役立つ(かもしれない)賢人の名言が出ます。フォローでお勧め本、マガジン追加でお勧めのお菓子が出ます。シェアで明日のランチをご提案。サポート/記事購入でおみくじができます。