将来やりたいことが見つからない。そんなの当たり前。
先にタイトルに対する答えから書きます。
「だってあなたが知っているやりたいことの候補が少なすぎる」
だから、
「その中から自分のやりたいことと思えるようなものが、そう簡単に見つかる訳はない。」
ということです。さらに
「百聞は一見に如かず」
ということわざがある通り、やってみないことには、本当にやりたいかどうかなんて分かるはずもありません。
だからピンと来ない。そりゃそうだ。
さて、話はスタートに戻ります。
未来を担う将来を生きる子供たちが、将来になりたいもののランキングはこんな感じだそうです。
記事から引用「第32回「大人になったらなりたいもの」調査は、全国の小学生(3年生~6年生)・中学生・高校生 計3,000人を対象に実施したもの。調査時期は2020年12月。」
検索してみると分かるのですが、ランキング結果は見るサイトによって違います。日本全国の大規模に調査したものはないのでしょう。だから、これが日本全体を表しているということではないかもしれません。
しかし、私が伝えたいことはそういうことではなく、「ここに書いてある職業は職業の中のごく一部である」ということです。
私も含め、世の中の職業を全て知っている人はいないでしょう。
例えばアクチュアリーという仕事を知っている人は世の中にはあまり多くないのではないかと思います。説明のリンクを載せておきます。
さらに小中高生に絞ってみれば、さらに知っている人は少ないと言えます。だから、このアクチュアリーという職業は、こういうランキングに上がるはずはないということです。
ちなみにこの職業には資格試験があり、数学を利用する科目があるので数学科の中ではある程度有名な職業です。例えば数学科の大学生だけに絞って将来やりたいことランキングをつけたら、おそらくある程度上位に上がるでしょう。
では、アクチュアリーになるために数学科の大学に進む人はどれくらいいるでしょうか。というと、実際は少ないと思います。これは数学科を卒業した私の体感ではありますが、おそらくほとんどの人は、数学を学ぶことを決めて大学進学して、数学を学ぶ中で将来を考えて調べていく中でアクチュアリーという仕事に出会い、それが自分に合っているものだと感じた人がアクチュアリーを目指すのだと思います。
「将来やりたいことが見つからない」という人は、そもそも
「将来やりたいことを見つけなければいけない」
という、ある意味呪いに縛られています。呪われています。
そんな呪いからは一刻も早く解き放たれましょうよ。今すぐ見つける必要はありません。一歩一歩進んでいけばいいのですよ。
「大学に行けば将来やりたいことが見つかる」ということを言っている訳ではありません。私は私の人生の経験から、大学に行ってアクチュアリーになるという将来を見つけられたという一例を示したにすぎません。
結論として私の伝えたいことはこれです。
将来やりたいことを見つけるために、するべきことは2つ。
1つ「選択肢を増やすために調べて選択肢を増やすこと。」
2つ「今の時点でできること、興味を持ったことを少しずつでも何かをやってみること。」
この2つを続けることで、人生を前向きに進んでくことができ、最終的に将来やりたいことに出会える確率を高めてくれることでしょう。
将来やりたいことが決まっていない人には無限の選択肢と可能性がある!と思ってがんばってね。