#582【旧ブログ2014年12月1日投稿】真紅に染まれる我が休日
★★★★★★★★★
注意:
この記事は、旧ブログ(http://blog.livedoor.jp/moneylight/)において、【2014年12月1日投稿】に投稿した記事を、Movable Type形式でlivedoorブログからnoteにインポートしたものです。
あくまでブログの継続性を担保するために機械的に記録したものにすぎず、レイアウト等はほぼ引き継げておりません。
また、2014年4月以前の記事については、noteの仕様上投稿日が正しく表示されません。
記事をお読みになりたい方は、旧ブログ側のページにアクセスいただけると幸いです。
<旧ブログ記事へはこちら>
真紅に染まれる我が休日
2014年12月1日
http://blog.livedoor.jp/moneylight/archives/52100349.html
★★★★★★★★★
前回の口内炎の記事で、こんなことを書いた。
私も今、(今回は通常に比してそこまで痛みがないからということもあるが)ただただ口内炎が収まるのを待っているのみである。
赤字部分、大嘘をこいた。
あの記事を書いた後、口内炎はすくすくと成長し、なんと2つに分裂した。
そう、連星口内炎だったのだ。
「いや~~去年11月の連星口内炎は我が口内炎史上に残る痛みだったわ~~~まあ今回はそこまで痛くないけどな~~wwww」
という書き込みが、まさか壮大なフラグであったということは、さすがに予想していなかった。
結局、去年11月に次ぐ痛みをもたらす今年最強クラスの口内炎であったのだ。
昨年11月の連星口内炎「シリウス」に次ぐ規模だったので、今回の口内炎は「アルビレオ」と名付けることにした。
アルビレオって連星というより二重星だっけ?まあいいや。今回の口内炎、見かけ上は二重星ともいえるしええやろ(適当
あまりの痛みのために、勤務中にもかかわらず「口内炎 しみない 食事」というワードを入力してグーグルで検索しはじめる始末。
同期とひるごはんに行くも、スパゲティを食べながらひとり悶絶する様。
飲み物も満足に飲めないのでストローを拝借するという情けない事態に。
もうこんな感じで悶絶してた(口内炎でいろいろググってたら見つけた動画)
//www.youtube.com/embed/DjO9inkGYVs?rel=0
ピークが木曜、金曜でした。
口内炎にはシチューが良いとグーグル先生がおっしゃったので、土曜日には一人暮らし史上はじめてシチューを作るも、アツアツの状態で摂食すると普通に痛い。グーグル先生の嘘つき!!!!
あまりにも痛いので、前回の記事で「正直効かない」などと評した口内炎パッチ(常備してある)を貼ったところ、患部がガードされるという効果を忘れており、痛みが激減したのである。
すまん口内炎パッチよ。
やっぱマネーライト医学賞に輝いただけのことはある。
高校時代君に救われた恩義を忘れて、前回の記事ではとてもひどいことを言ってしまった。
前言撤回します。すまんパッチ!
そうこうしていると、日曜日にはかなり痛みが収まった。
痛みは少し残っているものの、痛みが収まったこと自体におれは非常に喜んだ。
健康であるときは健康に対して有り難みを感じないが、いざ病気になったときに健康であることがいかに素晴らしいことかを実感するのである。
なんかテンションが上がっちゃったので、昼に近所の紅葉の名所に行くことにした。
紅葉シーズンなので紅葉見に行きたいと思っていたが、京都以外の名所知らないし(というか京都自体怪しい)、とりあえずウェザーニューズが「紅葉予報」かなんかで名所って言ってるところで一番近いところに行ってみた。
原付で5分程度のところにある「六義園」というところに行った。

JR山手線・地下鉄南北線駒込駅から徒歩3分ぐらいのところにあるので、庭園の存在は知っていたが、ここが紅葉の名所だということと、「六義園」の読み方が「ろくぎえん」ではなく「りくぎえん」だということを、日曜に初めて知った。
バイクが止められる駐輪場もあるそうだったが、六義園散策した後アキバにいこうと思っていたので、帝都高速度交通営団(現:東京メトロ)南北線で駒込駅へ。帝都高速度交通営団の駅で家から一番近いのは「西ヶ原駅」というところになるのだが、この駅、なんと帝都高速度交通営団の駅のなかで一番利用者数が少ないらしく、降りようとするといつも乗客が「誰も降りないだろう」とでも思っているのか扉の前をどいてくれないので降りるのに苦労するというそんな駅である。
帝都高速度交通営団南北線西ヶ原駅から帝都高速度交通営団南北線駒込駅は一駅なのですぐに到着。
さすが帝都高速度交通営団、速いぜ。(帝都高速度交通営団って言いたいだけ)
到着すると、まさかの行列。
去年永観堂のライトアップ紅葉に行ったとき、40分ぐらい待機させられたのでまさかそんくらい待たされるのか?と思ったら、案外すぐに入れた。
入園料300円を払って庭園に入ってまず目についたのが…

これでした。
真ん中見てください
上から下へと移り変わる美しいグラデーション。
一番最初に目にするのでこのレベルかと思うと、この時点で既に300円分の価値はあったと私は思った。
せっかく良いミラーレス一眼を半年前に買ったにもかかわらず写真が下手なのであまりうまく伝わらないのだが、未だ残りたる口内炎の痛みもふっとぶくらい、心が洗われた。
この六義園という庭園は、徳川綱吉の側用人である柳沢吉保が自身の屋敷として作った大名庭園である。
警察24時のモノマネをしている人は一切関係ない。
他に大名庭園といえば、三名園として有名な水戸の偕楽園、岡山の後楽園、金沢の兼六園とかがある。
途中の看板で知ったのだが、この庭園、いわば「和歌のテーマパーク」みたいなもんで、和歌山の「和歌の浦」あたりをイメージして作ったエリアがあるので、和歌山の地名が随所にあったりした。
お、おれの知ってる和歌山よりキレイだな…
人は多かったが、それにもまして紅葉がすごくきれいなのでよしとした。
どうやらこの日曜日が一番キレイな日だったようだ。
先週雨がよく降っていたので、どうかなあと思っていたが、散らずにいてくれたようだ。

水面に映る赤が非常に美しいし、なんといっても良いのは、全てが真っ赤ではなく、全てが黄色でもなく、全てが緑でもないというところだ。
赤、赤っぽい黄、黄、黄緑、緑、深緑、透明。
すべてがあるからこそ美しいんじゃないだろうかと思う。
実は六義園ではなく、神宮外苑銀杏並木のほうに行くことも検討したのだが、銀杏並木は黄一色だし、赤とか黄とかいろいろあるほうがいいやと思って六義園のほうにしたのだが、正解だったようだ。

渡月橋なる場所があった。
あん?渡月橋??
嵐山への対抗意識か?!!!
この時期の嵐山も、紅葉でえげつないことになる。
この写真の、橋の上にいる人の数とは比べ物にならぬほどの人混みでごった返す…そうだ。
(秋の嵐山は恐ろしくて近づいたことがない)

庭園の中央に池があるのだが、どうやら紀の川をイメージしているらしい。
どのへんが紀の川なのかよくわからないが、柳沢吉保が紀の川っぽいと思って設計したのだから紀の川なんだろう。

先ほど、黄一色よりかは様々な色があるほうが良いなどといったことを述べたが、こうしてみると、絨毯のように地面に広がる落ち葉は、単色のほうが映えるように思える。
下手くそな写真では伝わらぬが、もっと広がりがあり、吸い込まれるような一面の黄色であった。

いやはや、来てよかった。
まさかこんなにも心が澄み渡るとは思っていなかった。
人も多かったし、カメラをぶらさげてそさくさと人の合間をかきわけて歩いていただけではあるし、江戸時代からの歴史があるとはいえ人が手入れして作ったまさに箱庭の見せ物であるのに、まんまと感銘を受けてまんまと気に召したのであった。
京都の紅葉にもひけを取らぬほどの迫力であった。
もともと行動がジジ臭い私がよりいっそうジジ臭くなっている感は否めないが、こういうところには来てみるものである。
葉がただ赤く、黄色く変色しただけで、普段の生活で抱える懸案事項やらストレスやらを、小さいことであると思わせてくれるのは、個人的には星を見るときぐらいしか無かったので、ほほう紅葉侮るべからず、という感じだ。
六義園ええぞ。
これだけでも実に有意義な日曜日であったが、その後山手線に乗り秋葉原へ向かった。
秋葉原は通勤経路であり、ここを訪れるだけではなんら有意義もクソもないが、たまたま甘いものが欲しくなったので、柄にもなく、カフェーに立ち寄った(※メイドカフェではない)。
たまには金を使おうとおもって、ルノワールで紅茶とケーキを頼み、ボケーッとしていた。
中学時代から継続して私がいつも休日にやっている、いわゆる「ひとりデート」(最近は恥ずかしいワードであると気づいて使ってないが)ってやつだが、こうして休日に外に出てボケーッとチャリンコ漕いだり、電車乗ったり、喫茶店で何もせず座ってたりするのが、たまらなく至福の一時なのである。
私のもとに紅茶セットが運ばれてくる。
ティーポット、カップ、砂糖、ミルク、茶漉し。
見慣れない形の茶漉しだったので、まわりに素人であることが悟られないよう、冷静に茶漉しをクイッ、クイッと使いこなすフリをしてみるが、いまいちよく分からず茶葉がカップに混入するし、そもそも誰もおれの茶漉しの手さばきなど見ていない。
紅茶を飲むときは常に脳内でローゼンメイデンごっこを繰り広げているのだが、特に作法を知らないので、真紅(cv.沢城みゆき)に罵倒される声がただ聞こえるだけである。
こういうちょっといい店(ドトールコーヒー、スターバックス以外の店は全部”いい店”だと認識している)で紅茶を飲むことはままあるが、この茶漉し、この店内の暗さ、なぜかデジャブ感があった。
アキバのよくわからない喫茶店でボーっと考えた挙句、思い出したのが、西宮北口にハルヒの聖地巡礼で訪れた喫茶店だ。
「珈琲屋ドリーム」といっただろうか、そんな店が西宮北口にある。
大学2年かそこらのころに、西宮にハルヒ聖地巡礼に行った(何度も行っている)。
そのときに寄ったのがドリームだ。
この珈琲屋ドリーム、たしかハルヒ本編で出てくるのだ。
ハルヒたちが劇中でわいわい言っていたその店に入り、「ああここにハルヒたちが来たんだな」と感慨深げに珈琲をすする。
普通に気持ち悪いのだが、これが聖地巡礼というものだ。
そういえば、私の聖地巡礼の始まりは、神大後期入試のあと、試験が終わって早速西宮におもむき、ハルヒの聖地巡礼をしたときだ。
前日に単語帳も見ずに、聖地の場所の劇中の参考画像をプリントアウトしまくってたのを思い出す。
落ちてたらどうすんだって話だ。
当時の記事が残っていた。
http://blog.livedoor.jp/moneylight/archives/51693607.html
この記事に出てくるサイゼリヤであるが、紅茶の飲みながらいろいろ検索していたところ、どうやら閉店してしまったらしい。
悲しい反面、閉店する前に行けたという安堵感がなぜかわいた。
記事にもあるように、後期試験が終わり受験勉強から解放され、おなかがすいた状態で一番最初に食べたのがここのミートスパゲティであった。
ほんとサイゼリヤは神だぜ。
その後、ヨドバシに寄り、アニメイトに寄り、ソフマップに寄り、その他グッズショップなどに寄って散策する…。
場所や年齢も違えど、中3のころから一切変わらない私の日曜日の行動パターンである。
ぜひ死ぬまでヨドバシやアニメイトやソフマップやらしんばんには倒産しないでいただきたいものだ。
その後、秋葉原を後にしてまっすぐ家に帰ろうかとおもったが、途中上野で降りた(定期区間なのでタダ)。
そういえばネクタイが大破して一本無くなったのを思い出し、上野で降りて、ネクタイを買ったのだ。
せっかくなのでそのままアメ横をぶらぶらすることに。
せっかく定期区間なのに、アメ横は行ったことがなかった。

この感じ、どこかに似ている…。
そうだ、3月に台北旅行に行ったときに訪れた、士林夜市だ。
生牡蠣とか売ってるけど、大丈夫なのだろうか。
台北で食べた牡蠣は炒めものだったので大丈夫だったが、それでも牡蠣である。外国で食べるのは勇気が必要であった。
そんなこんなで、実に有意義な休日でした。
土日のうち、1日は無理矢理にでも外出するのがポリシーであったが、最近はただ本屋とかヨドバシ行くだけで外出したことにしてたりしたので、ちゃんと外出すると楽しいものだ。