#612【旧ブログ2017年5月28日投稿】原付二種de東海道五十三次 後編~ウルトラ上手に焼けました~
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原付二種de東海道五十三次 後編~ウルトラ上手に焼けました~
2017年5月28日
http://blog.livedoor.jp/moneylight/archives/52188283.html
★★★★★★★★★
こんばんは。
花粉も飛ばなくなり、ただただ天気の良い日々が続いております。
暑いけど。
前置きはこのくらいにして、前回の続きを書こう。
前回のブログ\デン!/
3月末に京都へ引っ越したマネーライト。
でも荷物は置きっぱなし。
ゴールデンウイークに一旦東京へ戻り引越し業者を呼んで荷物を搬出したけれど、
愛車の原付二種は別送になるので、それじゃあということで乗って京都まで帰ろう!
13時に東京日本橋を出発し、国道1号線をひたすら西へ、西へ。
箱根を無事越え、静岡市内のビジネスホテルで一泊した後、
化石燃料に頼った東海道五十三次は再開される…。
5月5日(金)
前日の寿司は本当に美味しかった。

朝はガストで朝食。
旅先で食べるホテルのバイキングや、適当なレストランで食べる朝定食は何故美味しく感じるのか。
06:50 静岡市出発
すぐにバイパス道路へ。
相変わらず殆ど高速道路状態。
110ccのスクーターでは流石に恐怖を感じるも、休日早朝ということもあり交通量は少なく、めちゃくちゃ気持ちいい。
途中、藤枝パイパスは自動車専用道なので、原付二種は回避を余儀なくされる。
旧国道1号線と思われる道路を走るが、ただの街中。


このように、明らかに1号線のマークを上から修正した後が見られる。
調べたところ、2015年7月まではこちらが国道1号線の本道に指定されていたようだ。
こういうのを見ながら走るのも面白い。
あとは浜松市までバイパス。
すいすいと走行できる。

9時ごろ
浜名湖弁天島へ着く。
浜名湖を横断し愛知県へと入る浜名パイパス・潮見バイパスはまたもや自動車専用道路なので、旧道を走る。
東海道新幹線や東海道本線からすぐそば見える道路が国道1号線の旧道だ。

休憩を挟み、9:54愛知県突入!

ようやく静岡県が終了。
ただ、一泊したことと、静岡県内は殆どがパイパスで構成されていることから、青春18きっぷのように「静岡大陸」と揶揄されるほどの「ずっと静岡感」は無かった。
さて、豊橋から名古屋へは、二つのルートがある。
一つは国道1号線、もう一つは国道23号線。
距離的にはそう変わらないのだが、普通は国道23号線を選択すべきとされる。
それは、国道23号線のほうが高規格な道路となっており、国道1号線のバイパスとして機能しているからだ。
ということは、この区間の国道1号線は、神奈川県内のように渋滞の起こりやすい片側1車線のしょぼい道路であることが予想される。
もちろん、予想通りであった。
名古屋に入るまで渋滞は無かったが、やはり流れは悪い。
そしてどんどんと上がっていく気温。
10:30豊川市へ突入。

東京日本橋から300km。
はるばるきぬる旅をしぞ思ふ…という感じだが、東京から京都までは約500kmとされる。まだ5分の3かよと思うとゾッとする。

12:00名古屋へ入城!
その途端に渋滞にハマって草。
熱田神宮で人と待ち合わせをしているのだが~~~~
熱田神宮近くで、名古屋に住んでいる中高のクラスメ伊藤と落ち合う。
わざわざ東京から名古屋まで来ているというのに、食べたのは天下一品。
京都で食えるやんけ。
まあ、美味しい。
熱田神宮を参拝する。
初めてである。
本当にあるのかないのか分からないというのに、形も知らないというのに、草薙剣がそこにあるということにして祈りを捧げるというのは非常に不思議な行為である。
まあ、「そこにあるとみんなが思っている」ということこそが神器であることなのだろう。
いつももっと欲にまみれた願いを神に届けるのだが、今回は普通に「交通安全」を願った。
14:32熱田神宮を出発。
5月5日とは思えないほど気温が高い。
最も恐るべきは、日差しの強さ。
雲ひとつ無く、これからの時間、太陽が真正面にくる。
「多少日焼けするくらい、健康的で良いではないか。」
数時間後、私はこの発言を全力で撤回することになる。


15:15ごろ 木曽川を渡って桑名市へ。
ちなみに、名古屋から四日市までも、国道23号線を利用すべきとされる。理由は同じ。
ただ、今回は一応可能なかぎり国道1号線にこだわることにしているので、辛くてもこの片側1車線を走り続けるのだ。
うーむ。とはいえ、四日市まではかなり狭い。
おっと、ここで常識かも知れないが、補足を。
東海道新幹線や東海道本線、あるいは名神高速道路は名古屋から岐阜あたり・米原・草津と経由していくが、これは江戸時代までの東海道とは異なるルートである。
名古屋から京都までの東海道のルートは、桑名・四日市・亀山・草津を経由するルートであり、現在の国道1号線や、新名神高速道路が正しいルートを走っていることになる。
四日市を過ぎ、亀山に入ると一気に流れが変わる。
亀山バイパスの登場である。
関宿で名阪国道(25号線)と分かれ、鈴鹿峠を越えるルート(鈴鹿峠バイパス)へ入っていく。
この鈴鹿峠バイパスであるが、今回のツーリングで最も交通量が少ない区間であった。
片側2車線あるのだが、正直誰もいない。
おそらく、新名神高速道路が開通したからであろう。
昔はこの鈴鹿峠バイパスが、京都・草津方面と三重方面を結ぶ重要なルートだったのだろうが、今や殆ど同じルートに新名神が通る。
ま、おかげで110ccスクーターの身としては有り難いが。

峠の途中で、滋賀県に入る。
17:05ごろ。
峠を降りたところのローソンで、休憩を取る。
顔が焼けるように熱いなあと思いながら鑑を見ると…
そこにアンパンマンがいた。
これは焼き立てホヤホヤですね…。
太陽を舐めてた。
身近な存在だけど、24時間核融合してるような危険極まりない物体である。
写真はない。
写真はないが、要するにサングラスとヘルメット以外の部分が真っ黒になった。
サングラス跡がくっきり。
顔の下半分が変色している形である。
これは1週間は人と会えないな…。
しかし、本当に強い日焼けというのは、熱を発する。
そらそうだ。火傷の一種なのだから。
ローソンで顔を洗いまくるだけではなく、5月だというのにガリガリ君を購入して、顔に当てる。
が、まさに焼け石に水である。日焼け顔にガリガリ君。
冷やしたほうが良いとは思われるが、そろそろ日も暮れ始める。
京都までそこまで距離はないから、帰宅を優先させることにした。
草津に入り、国道8号線と合流した瞬間、渋滞に巻き込まれる。
草津から大津まで、断続的な渋滞。
特に8号線との合流から、京滋バイパスまでの区間は、代替する幹線道路もないため、どうしても交通量が多くなる。
基本的にバイパスが完備されている国道1号線の大きな難所ではないだろうか。
(二番目は我が地元の、堀川塩小路、JRガード下から九条油小路の右折、東寺の京阪国道口の左折までの区間ではなかろうか)
徐々にではあるが、瀬田・石山・膳所…と京都に近づいていく。
京都から逢坂山、浜大津までは高校時代にチャリンコで来たことがあるので、知っている場所だ。
懐かしいなあと思いながら、逢坂山を越えて…

19:08京都府突入!!!!!
帰ってきたーーーー!!!!
が、まだ真の帰還ではない。
ここは京都市とはいっても山科であり、真の京都は東山を越えた先にある(またそういうことを言う)。
五条坂はオーバーパスを二輪車では越えられないのが悲しいが、スイスイと行くことが出来…

19:20 五条大橋到着!!!
東京日本橋を出発しておよそ30時間、京都に帰ってまいりました。

五条大橋のところで496km。
国道1号線は五条大橋を渡るが、旧東海道は三条大橋が終点なので、念のためこっちにも行っておく。

はい、お疲れ様でした!!!!!
~総括~
当たり前ですが疲れました。肩こりは意外と無かったんだけど、なんといってもケツ。
ケツがいてえ。
特に2日目の後半はケツの位置が定まらなすぎて最後までくねくねしてた。
何かの間違いで、原付二種で下道東海道を走ろうとする馬鹿が検索で引っかかったりしてこの記事に来た時用に、軽くデータをまとめておきます。
所要時間
5月4日
13:00 東京・日本橋
13:52 神奈川県川崎市
休憩(15分程度)
15:57 小田原市
休憩(15分程度)
17時過ぎ 箱根芦ノ湖
休憩(45分程度)
18:43 沼津市
19:00 富士市
休憩(15分程度。道の駅富士)
20時ごろ 静岡市
20時半 静岡市内の宿到着
5月5日
06:50 静岡市内の宿出発
9時ごろ 浜名湖弁天島
休憩(45分程度。道の駅潮見坂)
09:54 愛知県豊橋市
10:30 豊川市
休憩(15分程度)
12:03 名古屋市
12:45 熱田神宮到着
休憩(1時間半ほど。天下一品と熱田神宮参拝)
14:32 熱田神宮出発
15:15 三重県桑名市
休憩(15分程度)
15:31 桑名駅付近
15:46 四日市市
17:05 滋賀県甲賀市
休憩(30分程度)
18:19 草津駅前
休憩(15分程度)
19:08 京都市山科区
19:29 京都・五条大橋
だいたい1時間半に1回は、15分~30分程度の休憩をとっています。
自動車専用道路について
神奈川県内の西湘バイパスや、滋賀・京都の京滋バイパスはなんとなく125cc以下では走れないだろうというのはわかるかと思いますが、特に静岡県内において、自動車専用道路バイパスと、125ccでも走れるバイパスが混在していますので、その点は注意すべきかと思います。
基本的には「緑色の標識が出てきたら逃げる」を徹底すればよいかと思いますが、予習をしておいたほうが安心は安心です。
下記のブログが非常に役に立つので、参考にしていただければと存じます。
名古屋~東京 原付二種ルート
https://ameblo.jp/ace-ari/entry-12113726771.html
各都道府県における総括
東京都
・渋滞は殆ど遭遇せず
・右左折が多いので標識に注意。
神奈川県
・間違えて横浜新道や西湘バイパスに入らないよう
・平塚から小田原までは旧道を走る。狭いが、旧東海道の趣は感じられる
・箱根は時間帯によっては超渋滞するかも。実際、私が走った日も、東京方面の車線は小涌谷付近から箱根湯本まで完全に渋滞していた。あれ降りるのに何時間かかったんだろう…。
・あと、箱根は寒い。5月でも私はジャンパー着ました。
静岡県
・何度も言ってるが、自動車専用道路に注意。ただし、殆どバイパスで構成されているので、流れはスムーズ。
・青春18きっぷのように「静岡大陸」という感じはない。すいすい抜けられるから
・高速道路並の速度で流れるバイパスを走る自信がなければ、旧道を走るのも一つの手かも
愛知県
・こだわりがなければ国道23号線を走ったほうが良いと思う。23走ったこと無いしわからんけど、国1は流れが悪い
三重県
・上記に同じ
滋賀県
・草津~大津の区間は我慢
京都府
・五条坂抜けたあと、東山通を越えるオーバーパスは二輪車通行禁止なので要注意。原付きはもちろん、普通の二輪車もダメです。
こんなところでしょうか。
二度とやりませんが、楽しかったです。いい経験でした。
いつかは徒歩で行きたいね。