#581【旧ブログ2014年11月25日投稿】松帆浦の藻塩にこがれるべからず
★★★★★★★★★
注意:
この記事は、旧ブログ(http://blog.livedoor.jp/moneylight/)において、【2014年11月25日投稿】に投稿した記事を、Movable Type形式でlivedoorブログからnoteにインポートしたものです。
あくまでブログの継続性を担保するために機械的に記録したものにすぎず、レイアウト等はほぼ引き継げておりません。
また、2014年4月以前の記事については、noteの仕様上投稿日が正しく表示されません。
記事をお読みになりたい方は、旧ブログ側のページにアクセスいただけると幸いです。
<旧ブログ記事へはこちら>
松帆浦の藻塩にこがれるべからず
2014年11月25日
http://blog.livedoor.jp/moneylight/archives/52099761.html
★★★★★★★★★
寒くなってきましたね。
師走が近づいてくるこの時期は、紅葉シーズンである。
勤労感謝の日のおかげで3連休が生まれる年は、この3連休は京都が一番人で溢れかえる3日間となる。
葉っぱが赤く、黄色く変色したのを見に来るのか、あるいは人を見に来るのか分からない状況となる。
今年はトンキンにいるので、私はそんなことつゆ知らずですが…
冬が近づくと、朝がつらくなる。
こたつが出る。
肌が乾燥する。
唇が乾燥する。
めんどくさいが、それでも夏の暑さよりかは苦にならない。
しかし私は、いま非常に苦しんでいる。
口内炎だ。
久しぶりに出た。
ブログやツイッターで書いているのでなんとなくご存知の方もいるかもしれないが、最近はそうではないものの私はかつて口内炎が出来まくっていた。
とくに高3~大1のころがすごかった。
常に口内炎があり、常に痛く、常にイライラしていたような気がする。
いや、イライラしていたから口内炎が出来たのだろうか。
口内炎に苦しみぬいた高校生活だったので、2008年の末に「マネーライト賞」なる傲慢で一切ありがたくない賞の授与式をブログで行ったのだが、その際に「マネーライト医学賞」として「口内炎パッチ」が受賞した。
ここ2年ほどは口内炎もあまり出来ず、平穏な日々を送っている。
しかし、できるときはできる。
先ほど口内炎体質だと言ったが、どうやら物理的に口内炎体質なのだ。
どういうことか。
噛み合わせがどうやら悪いのである。
それも特定箇所、左の犬歯がどうもダメらしい。
食事中にこいつがよく噛み外れ、思いっきり口内を噛んでしまうことがある。
噛んでしまったが最後、数日後に口内炎となる。
私の口内炎には二種類あり、こういう外傷性のやつと、特に噛んだりしていないのに勝手にできるやつだ。
前者は前述の理由によりでき、後者は不明だが、一般的にビタミン不足とか、ストレスとか、寝不足とか様々な要因によって生じる。
かつては両方に悩まされたが、最近は勝手に口内炎が誕生することはなくなり、もっぱら外傷性のみだ。
口内炎との戦いにも、2つの段階がある。
予防と対症療法。
要するに、「できないようにはどうするか」ということと、「できたらどうするか」ということである。
高校時代の私の作戦的主眼は前者であった。
外傷性の場合は、食事するときに注意するぐらいしかない。
だが、勝手にできるやつは、どうしていいかわからなかった。
とりあえずチョコラBBを飲んでみたりしたが、特に効果はなかった。
ビタミン不足ではなかったらしい。
今振り返っても、原因はよくわからない。
寝不足とかストレスとかそういったものが重なりあっていたのであろう。
というか寝不足だろうな。
大学2年生後期ぐらいからやたら寝るようになったし。
「できたらどうするか」に対する戦いの歴史も長い。
2008年のマネーライト医学賞を受賞した口内炎パッチなどはその典型例だ。
今から思うと正直たいして効かないんだけど、気休めにはなるし、できた口内炎をまた噛んでしまうという最悪の事態も多少は防げたりもする。
直近の例では昨年の11月ごろ、なんかよくわからないが口内炎ができ、その口内炎を噛んでしまって口内炎がその真横に新たに生まれるという恐るべき事件があった。
そう。「連星口内炎」である。
痛みは2倍である。面白いことに単純に2倍になる。イライラも2倍。
ひとつの口内炎パッチでは覆いきれないため、口内炎パッチを2つ貼ってどうにかしようとした。
昨年11月の連星口内炎は我が口内炎史に残る痛みであった。
この悲しみを忘れぬため、昨年11月の連星口内炎に対して私は「シリウス」という愛称を付けた。
口内炎パッチ以外にたいした治療法は編み出せなかった。
よく「熱い緑茶で消毒する」なんてことをしていたりしたが、痛いだけである。本当に痛い。
ウイルスを殺すために歯磨き粉を塗ってやったこともあるが、効果はなかった。
一度だけ、たった一度だけ、あまりにも痛いのでどうせなら痛みを伴うショック療法してやろうと思って塩を塗ってみたことがあるが、これだけは本当にやめておいたほうがいい。
地獄 will come.
こうして様々な戦術を駆使しては、鉄壁を誇る口内炎帝国軍に敗北を喫してきた我が方であるが、最近はひとつの結論に収まりつつある。
それは、「何もせずただ待つことのみが最良の治療である」ということだ。
分かっていた。
正直何年も前から分かっていた。
だがしかし、当座のこの痛みをなんとかして紛らわせたいとの想いのみで、様々な愚行を犯してきたのである。
私も今、(今回は通常に比してそこまで痛みがないからということもあるが)ただただ口内炎が収まるのを待っているのみである。
過って口内炎を噛んでさらに口内炎を作るということだけはなきよう気をつけておれば、じきに収まるのだ。
諸君、チョコラBB飲んでみたり、パッチ貼ってみたりしても、無駄だぞ。
人生待つことも重要である。
でも痛いもんは痛い。