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性別に捉われない幸せ



私はストレートだ。


けど、一度だけ、一年ほど女の子と付き合ったことがある。

中学生の時。
学生時代の若気だったかもしれないし、今でもはっきりとわからない。
けど、その当時から名目上の性別は別に関係なくて、「その子」を好きだったのは覚えてる。

周りの子にそれをベラベラと喋るわけでもなかったけど、付き合ってるのを当時、同級生2人に言ったのも覚えてる。
その2人は、女の子と男の子だったけど
どちらも別に何か変わったことを言ってくるわけではなく
「うわ、お前ら付き合ってんだ〜!」ぐらいの、学生によくあるノリだった。

ただ、それだけの話なんだと思う。



考え方なんて十人十色で、どれが間違っててどれが合ってるなんか一つもない。
「差別をするな」なんてことを教師は教えたりするけど、その差別ですら十人十色だと思ってる。
否定もあれば肯定もある。それが普通。

私はその学生時代、たまたま「肯定」の2人に打ち明けただけで、その2人が「否定」だったかもしれない。
でもそうだったとしても、その2人は別に悪い考え方ではない。そういう考え方だったんだ、と、それだけなんだと思う。


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今年の夏、会社のメンバーがみんな解雇になった。
その同じメンバーのまま、上司が新しく、急ピッチで会社を作ってくれた。
みんな、今までずっと結婚式の写真を撮ってきたカメラマン。

そのメンバーで、何の縛りも無くなったし、
LGBTQの人達も同じように撮りたいね、という話になった。
今までずっと、当たり前のようにストレートのカップルを何年も撮ってきて。
それと同じように、誰でも同じように写真が撮れる為に動こうとなった。




場所は、埼玉の山の中にある「比企の丘キッズガルテン」

本当に気さくな、オーナーの王さんのお陰で
人目を気にせずに、自然と動物たちと一緒に写真を撮ることができる。

今回、LGBTQの撮影を始めるにあたって
サンプル撮影を和志さんと玄太さんにお願いした。

2人は歌舞伎町で、「ロイトシロ」という夜パフェ屋さんをしていて
昔 友達に誘われて食べに行ったのがきっかけだった。

以下は、そのキッズガルテンでの2人の写真。
2人とも本当に優しくて、映るのも上手いし、私の方が楽しませてもらったような気がする。


否定も肯定もある中で、カミングアウトするのもしないのも、その人たちの勝手。

結婚同然の暮らしを何年もしていても、法的に認められていなかったり、周りの目がどうしても耐えられなかったり。
多分色々、本当に色々あるんだと思う。



でも、周りの人に知らせていようが知らせていまいが

男であろうが女であろうが、性別なんかわからなくたって、関係なく、
「その人と、今写真を撮って残しておきたい」というのは絶対に大切なことだと思う。

誰に見せてもいいし、ずっと誰にも見せなくてもいい。

今日以降の未来で、今一番若い自分達を、残せるうちに残した方が絶対にいい。
いらなくなったら、捨てちゃうことはできても
欲しくなった時に、ないものは絶対作れないから。

ストレートのカップルが、当たり前のように普通に、恥じることも何もなく「付き合う」ことをしたり「結婚」をしたり。
デートしたり、プロポーズされた報告をしたり。

それって、ほんとのほんとに、性別が関係ある話なのだろうかと思ってしまう。

別に、誰でもいいじゃん。まじで。

性別なんかよりも、そこまで「良い」と思える人に運良く出くわしたことの方が
よっぽどすごいことだと、思うけどな。



お気に入りの私服でも良いし、誰がウェディングドレスを着てもいい。はたまた、どちらもタキシードを着ても良い。

かわいい・かっこいいと思う好きな服を着て、楽しいうちに写真を撮るお手伝いができたら願ったり叶ったりです。
どのカップルも、ご興味があればぜひどうぞ。



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▷ 株式会社プライメリー
(https://www.primerry.jp)
できたてほやほやすぎるぐらいの、私が今働いてる会社です。

▷ ロイトシロ
(https://roytosilo.storeinfo.jp)
モデルになってくださった2人の、夜パフェ屋さん。
まじで、また今度誰か行こう。

▷ 比企の丘キッズガルテン
(https://m.facebook.com/hikinookakidsgarten/)
東京から車で1時間ぐらいの、ほど良い小旅行な位置にある、ゆったりとした牧場。
馬や犬、猫、鶏たちがお出迎えしてくれる。



みんなが幸せになりますように。

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