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夜の街で遊ばないなんて損してる

今日も今日とて金持ちのキキです。

今日は私が東京に住んでいた時の娯楽の話。

コマ劇があった頃の歌舞伎町

私は高校卒業後に大学進学で上京し、就職後20代のほとんど全てを東京で過ごしました。
20代前半は大学時代から付き合っていた彼氏と同棲し、彼との未来は見えないけど、何もない時間の寂しさを埋めるために時間を消費するなんとなくの会社員生活を送っていました。

歌舞伎町には大学生の頃から飲み会の場所として踏み入れていましたが、
ホストやキャバクラは自分にとってアングラな遠い世界のことと感じていました。

当時の歌舞伎町はコマ劇場というすでに取り壊された劇場を起点に、その表と裏で世界が分かれており、ホストクラブに立ち入る前の私はコマ劇の表までしか入ったことはありませんでした。
本当の歌舞伎町はその裏側にある地帯のことです。

ホストクラブデビューは突然に

社会人3年目の頃、もう1年以上別れたいと思っていた彼との別れ話を決着。

「情」の恐ろしさ、その辛さ、好きじゃないのに引き裂かれるような思いに全ての感情がぐちゃぐちゃでした。

私との結婚を考えていた彼に対して、彼との未来を全く望んでいなかった私は
「これ以上付き合っても責任取れない」という正直な気持ちを伝え、別れることができました。

残酷な言葉でしたが、それを伝えたことで彼も私のことを嫌いになれたと思うし、必要な言葉の刃だったなと今となっては思います。

そして、長らく彼といたので、突然の独り身という虚無との戦いが始まりました。

きっかけは小学校の同級生

彼氏がいなくなり、しばらくは仕事に打ち込んでいました。
きっかけは忘れましたが、突然小学校の同級生と連絡を取るようになり、当時私がオカマバーに友達とよく行っているという話から、新宿のひげガールに行きたいという話に。

ひげガールの帰り、その子がホストに行ってみたいという話からちょっと行ってみる?と初めて行ったのが、かの有名なTOP DANDY本店
歌舞伎町にはいくつかの有名ホストグループがありますが、グループダンディはその中の最大手。
トップ本店は、ドラマ撮影などでもよく使われる歌舞伎町最大級のザ・王道ホストクラブです。

TOP DANDY本店

ドキドキワクワク初ホスト

正直行く前の私は「どうせはまんないっしょw」でした。
いわゆる当時のホストのイメージの筋盛りのキモいやつに安っぽい色恋営業されたところでwとたかを括っていました。

こういうの

実際のホストクラブ

初回は「男本」というキャストの写真と紹介が載ったファミレスのメニューみたいな本を渡され、気になる男の子を何人か呼べます。
それ以外にも10人くらいのキャストがつけ回しで回ってきます。
乾杯から会話の時間が5分くらいで、その間に楽しければLINEを交換したり。
当時のTOP DANDY本店はすでに筋盛りホストは絶滅しており、
こういう綺麗な男の子たちがひしめき合っていました。

はまんないっしょwで行ったイキリ陰キャの私、ちょっと綺麗な男の子たちによる「かわいいね」「今度ご飯行こうよ」などの甘い言葉に簡単にキュンキュンします。
しかも、そっとさらっと手などを触れられ非常にトキメキます。


ちょろすぎるやつ〜〜😂



しかし、それだけで今までホストクラブに行ってきたわけではありません。
これまでホストクラブをおそらく100軒は訪れましたが、売れてるホスト、人気のお店のホストは”ガチで”面白い。

芸人か?と思うほどテンポのいい会話、こちらの話したいトークを引き出してくれる、あくまでこちらは姫なので嫌な弄りとかされることはない。
という快適おしゃべり空間!

それが、私がホストに沼る理由。



初回では、最後に気に入ったホストを1人選び「送り指名」というものを選びます。

本当の指名というわけではなく、LINE交換して少し話してお店を出る時に出口まで見送りをしてくれるだけなんですが、最初のマッチング♡という雰囲気で、初心者の頃は特にキュンとする美味しい時間です♡

ちなみにこの送りをどう選ぶかにより、その後の初回アフターや枕の確度が変わってきます。
枕のチャンスを掴みたい人はDMでご相談ください。
(性病リスクが高いからおすすめはしない)

ホスト側も送りに選ばれると「きたー!!指名チャンス!!」となり、お互いに高まるホストクラブならではのしきたりです。

ちなみに、その場で帰らず指名に切り替える「飲み直し」という制度もあります。

初指名は慎重に

そのトップ本店での初回が非常に楽しく、別に指名はしないけど初回荒らし(指名はせずにいろんなお店で初回だけ回って飲み遊ぶ人のこと)でよくない!?と、友達と盛り上がりました。

その後、数回にかけていろんなお店の初回を回った際に、自分にとって初めての担当(指名してるホストのこと)ができました。

彼は今でも私の人生で出会った男の中で、最も麗しくかっこいい外見100万点、内面ドクズのB型私のどタイプ最高のホストでした。

今はどこで何をしているのかも分かりませんが、あの頃人生が楽しかったのはその担当のおかげで、今も感謝です。

初指名は自分一人で初めてお店に行き、震えながら過ごしました。
ホストにハマるなんて自分では思ってもみなかったけど、ハマりたくて行ったような、自分でも説明できない複雑な心境でした。
それからコロナ禍に入るまでずっと極細繊維客を貫きましたが、その全てが青春で幸せな思い出です。

結局確かなものは女の友情

その後上記の担当以外に、出会ってしまった箱推しのホストクラブに骨の髄までどっぷりハマり、今もその店のホストたちを推す活動を細々と続けています。
なぜここまで楽しく続けられているかというと、一緒に遊ぶ女友達のおかげ。

ホストが私たちにサービスを提供してくれるのは営業時間だけ
その前後はただの一般人のお兄さんたちなわけで、私たちと関わるわけもありません。
しかし、ホス狂いとして覚醒させてくれた有益ツール「X」と「ツイキャス」により、ホス狂いの友達を作り今も彼女たちと楽しい推し活を行っています。(最近の子達はもっぱらTikTokらしい)

彼女たちと自分の推しやお店の話を共有し合うことで、推しへの愛を高め、相乗効果でさらに楽しめるというわけです。




私たち界隈の合言葉は「歌舞伎で1番楽しみたい!そうやろ!」


色々書ききれてないこともたくさんあるのでまたホストネタ書きます♡
もっとホストのことを知りたい方はぜひ質問箱へ〜


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