日本は止まっている、、、のか??
OECDって聞いてすぐになんの略だか思い出せますか?
経済協力開発機構
Organisation for Economic Cooperation and Development
国際経済全般について協議することを目的とした国際機関です。
中学生ぐらいの頃はなんだかしょっちゅう単語だけは教科書で見かけたような気がしましたが、改めて見てみるといろいろなレポートがあるんですよね。
今日は日本の置かれている現状について書いていきます。
OECDのいろいろなレポートを見ていると、日本はいろいろな項目でガッカリするような数値や順位や指摘を受けていたりします。
発表する各種統計データの中に「平均賃金」があります。
2018年のこのレポートによると(1USD=113円換算)
賃金とは、支払われる側から見た言葉。そして、労働の対価として労働者に支払われる全てのものを指す。
平均賃金は
日本・・・・・40,573 USD(458万円)
アメリカ・・・63,093 USD(713万円)
アイスランド・66,504 USD(751万円)
となっています。あら、日本って低い、、、
*引用:OECD (2020), Average wages (indicator). doi: 10.1787/cc3e1387-en (Accessed on 28 June 2020)
ちなみに2018年当時の消費税は
日本が8%
アイスランドは25.5%
(アメリカは州により異なるので割愛)
週の平均労働時間でいうと
日本が38.10時間/週
アメリカが36.85時間/週
アイスランドは39.50時間/週
平均可処分所得は
日本 31,500 USD(356万円)
アメリカ 47,800 USD(540万円)
アイスランド 29,605 USD(334万円)
もちろん日本と諸外国とは税金が違うとか、社会保障費が違うとか、単純に比較はできないのはわかります。
アイスランドについてはISK対USDレートの感覚がちょっとわかりづらいのでなんとも言えないですが、一番大きいのは北欧特有の高税率の為、可処分所得は賃金と比較してかなり低く見えますね。ただそれだけ払った分に見合う福祉を享受しているのでもしかしたら不満は少ないのかもしれません。
この統計は平均ですから参考になるようなならないような。。
なんせこれとは真逆の資産100万ドル以上の日本人も300万人以上いるわけです。(資産が100万ドルであり賃金100万ドルと言うわけではないです)
とは言え、国際機関から出ている数字なのでとりあえず受け止めておきましょう。
ここからですが、
日本単体の平均年収の推移
2018年 441万円
2017年 432万円
2016年 422万円
2015年 420万円
2014年 415万円
2013年 414万円
2012年 408万円
2011年 409万円
2010年 412万円
2009年 406万円
2008年 430万円
2007年 437万円
・
・
2003年 444万円
2000年 461万円
1997年 467万円
*国税庁の民間給与実態調査
日本は止まっている、、、のか??
諸外国と比較しても決して高いとは言えない日本の平均賃金。
民間給与実態調査を確認してみると、2018年日本の平均年収は441万円。
リーマンショック以前の水準以上のレベルまでは回復しています。
回復していると言うのが正しいのか、物価は上がっているのに10年経っても変わらないのだから実質下がっていると言うのが正しいのか、、、
給料とは、労働者に支払われる基本給のこと。基本給とは、月給や時給などのこと。なので、残業手当などは含まない。
給与とは、支払う側から見た言葉。そして、労働者に支払われる基本給に諸手当を加えたもの。
年収とは1年間の収入のこと。
サラリーマンの場合は、年末に会社からもらう源泉徴収票の「支払金額」にあたる。その際、給与だけでなくボーナスも含む。
消費税率や社会保険料は確実に上がっているので、数字的には回復しているように見えて実際に使えるお金は減っているのは間違いありません。
日本の労働環境でサラリーマンとして年収を上げるには、
昇進(昇給)
転職
の2択が一般的です。
労働で年収を爆発的に上げるのはなかなか難しいですよね。(いまの時代、副業をするとかならば可能かもしれませんが)
その中からコツコツ頑張って貯金をしているわけですが、それも残念ながら金利は0.001%。
増えるわけがない。。。
「貯金」を広辞苑でひいてみると
「金銭をたくわえること。かねをためること。特に、郵便局に金銭を預けること。また、その金銭。」
だそうです。
つまりは貯金とは積み上げる行為であり、そもそも増やす行為ではないのです。
お金を稼ぎたいなら自ら働く、
お金を増やしたいならお金に働いてもらう=お金に旅をしてもらう
先ほどのデータを見てもわかる通り、日本ではこの先も劇的にお給料が上がることは見込めません。いますぐお給料を倍増させることは難しいのかもしれませんが、将来の資産を大きく増やすことはやり方によっては可能です。
お給料が増えないことに嘆くのであれば大きく環境を変えるしかありませんよね。大きな環境変化を望まないのであれば、今与えられた状況を少しづつ改善して打開していくしかないのです。
今出来る事をコツコツと継続すれば将来が明るく見えて来ます。
ただ、コツコツ と「長期積立投資」
とにかく「早く始める事」、そして「続ける事」
あとは一般の人が無理なくできるやり方・やるものを見極めることです。
私たちはこの情報部分を変えるお手伝いをしていくわけです。
一緒に豊な人生を送るために投資について考えませんか。
@お金に旅をさせよう。伝えていきます。
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