【豪華プレゼント付】あなたは"コロケーション"をどれくらい知っていますか?(オリジナル頻出イディオムチェックシート付)
皆さんこんにちは!
MONEY ENGLISHのコーチ&文法講師のKazukiです!
元気ですかーーー!!笑
暑さに負けてないですか?笑
私は毎日もりもり食べて、ぐっすり寝ているので、
体は健康そのものです!💪
睡眠と食事のバランスどちらかが崩れると私の場合体調が崩れ始めます。笑
皆さんの体調維持方法も是非教えてください!^^
この夏の暑さに負けず、ゴリゴリ英語学習に励んでいきましょう!
さて、今日は
”英語のコミュニケーション能力を向上させるためには、何が重要か?”
こんなありきたりな問いから始めていきたいと思います!
過去の記事でも述べているように
単語・文法・発音の全てであることは間違いないのですが、
そんなことは既に語り尽くされていると思うので、今日は
少し違った方向から、この問題を紐解いていきたいと思います。
コミュニケーションと言うと、リスニングとスピーキングですね!
“音声が聞き取れなくて、スクリプトを見たら知っている簡単な単語ばかりなのに文章の意味が上手く取れない“
”リーディング・リスニングでは簡単に理解できたけど、自分のスピーキングでは使えない”
こんな経験ありませんか?
これは、「魔法の2300語」への理解が浅いことが原因の1つにあります。
今回のキーワードは
この“魔法の2300語”です。
これがなんなのか
なぜ重要なのか
また、どのように身につけることができるかを
この記事では紹介していきたいと思います!
それでは、スタート!
はじめに
まず、この“魔法の2300語”とは何かというと、、、
英語における使用頻度が高い上位2300語のことを指します。これらの単語は、英語の日常的なコミュニケーションにおいて最もよく使われる単語で、書き言葉では全体の約80%、話し言葉では約90%を占めるとされています。
(CAN‐DOリスト作成・活用 英語到達度指標CEFR‐Jガイドブックより)
“魔法の2300語”とは
頻繁に英文に出てくる単語のことでした!
ちなみに単語はこんな感じです!
ちょっと見にくくて申し訳ありませんが、これが2300語の一部です!
(QRコードからDLすると、全部見れます。)
“あれ、ほぼ知ってる単語ばかりだよ“という方も多いのではないかと思います。
全然、難しくないですよね?
これは私が勝手に提唱しているわけではなくCEFR-Jという東京外語大のきちんとした研究に基づくデータです。
(CEFR-Jは2000語と記載されていますが、実際は2300語~くらいです。)
*CEFR-Jとはヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)を日本の英語教育に応用すべく投野由紀夫教授(東京外国語大学)を中心に開発された枠組みです。
気になる方はチェックしてみてくださいね!
これが、何故重要かというと、、、
会話の90%を占めるので
リスニングにおいてはこの簡単な単語達をまず聞けるようにすることがとても大事です。
スピーキングにおいては、この単語をうまく使いこなせると簡単な言い回しで日本語を英語に直訳すると難しいニュアンスも表すことができます。
例えばこんな文章
He doesn’t have what it takes.
わかるようでわからないですよね。
全部知っている単語なのに、なんとなくしか意味が取れない。
ちなみに訳は、
He doesn’t have what it takes.
“彼はそれに必要なもの(能力)を持っていない。”
みたいな意味になります。
この日本語を直訳すると長い文章になってしまいますよね!
英語にはこのような言い回しがたくさんあります。
そして、簡単な単語を使った言い回しを学習する機会があまりにも少ないため、聞き取れなかった音源のスクリプトを見てみたら簡単だった。みたいなことが起こります。
という理由で、
実は簡単な2300語が果たす役割が大きいというのがわかっていただけましたかね?
じゃあこれをどのように身に付けることができるかというお話を次の章でしていきます。
How to study
前提として、
2300語というと結構な数があるように聞こえますが、
ほとんど高校までで習う単語ばかりです。
ただ、カタマリになると
何故か意味がとれなくなる
自分の口からは出てこなさそう。となる
ということがポイントです。
この2300語が会話の90%を占めているのは、
日常会話の中で使われる簡単な単語の組み合わせがすごくたくさんあるからです。
そこでcollocation(コロケーション)の習得が重要です。
collocation(コロケーション)とは、よく一緒に使われる単語の組み合わせのことですね!
Do laundryとかresponsible forとかat all cost
よく一緒に使われているのを見る単語の組み合わせ達のことです。
句動詞やイディオム・スラングなんかも
複数の語のカタマリでよく見るものはコロケーションと言えます。
ここまで見たら、なんとなくどうやって学べば良いかわかってきたのでは無いでしょうか?
そうなんです。
簡単な語のカタマリを学ぶ。
つまり、簡単な語のコロケーションを学ぶことがキーなんです。
単語関連だと、巷にある教材って単語ばっかりですよね。
熟語が載っている教材もちょこちょこ見ますが、
影が薄いというか評価されていなさすぎます。
一部、Distinguishというスラングや句動詞などを集めた教材もありますが、ネイティブ以外にほぼ通じない言葉も収録されていて、
“うーん、惜しい!“という感じです。
おすすめ学習方法
一応コロケーション学習の教材もあるので、店頭で見てみると良いです!
教材でまとめて学習したい人は
・100の超基本名詞で広がる英語コロケーション2500
・英語はもっとコロケーションで話そう
・プログレッシブ 英語コロケーション辞典
このあたりを探してみると良いかもしれません
後は、学習の中で出てきたコロケーションを
ひたすらインプット➙アウトプットする、
ことで、身に付けていくと良いかと思います。
これは、日頃から常にたくさんの英語に触れている必要があります。
*本来は多読・多聴によって自然に語のカタマリを身につけられると一番良いです。
(コロケーションの学習に限らず英語学習全般に対して言えることですが、、、)
ですので、先程例で出した
He doesn’t have what it takes.-
みたいな文章を見たときや
Responsible for ~のような特定の単語とよく一緒に使われているものを見た時に、
その文章を何度も音読してみたり
どこかにメモしたり
例文を作って音読したり
英会話の中で実際に使ってみたりすると良いです。
どんな組み合わせのコローケーションがあるのか少し例を挙げます。
参考にしてください!
各品詞同士のコロケーション
副詞 + 形容詞 例: carefully considered (慎重に考慮された)
形容詞 + 名詞 例: early bird (朝型の人)
形容詞 + 前置詞 例: clear about (~を確信している)
名詞 + 名詞 例: cause of death (死因)
動詞 + 名詞 例: commit a crime (罪を犯す)
動詞 + 前置詞 例: effect on (~への影響)
動詞 + 副詞 例: set back (遅らせる)
スラング
On the fence:どちらか決めかねている状態
Do me a favor:お願いをする
Same old:いつもと同じ
全部簡単な単語ですが、
組み合わせると違う意味になるもの
見たら意味は取れるけど自分では使えないもの
が多いと思います。
これらを積極的にインプット→アウトプットすることが必要になります!
以下、2300語の中に入っている、動詞と副詞・前置詞を組み合わせた句動詞をまとめたシートです。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1bdoNrmD8zCkXVnimlh-Z57-rNpywzKScSke-Neyirkk/edit?usp=sharing
これ全部覚えたら、簡単な単語の句動詞は網羅できると思います!
ちなみに1000語あります。笑
(これ結構時間かかりました・・・><)
MONEY ENGLISHの生徒さんのためなら、時間を惜しみません😂
魔法の2300語の現実
ここまで見た方は、英語って思っていたほどそんなに難しくないじゃん!
と思ってくれた方もいるかと思います!
まぁ、その通りなんですが、
以下のような短絡的な思考に陥ってはいけません。
“2300語が会話の90%を占めるなら、その単語と組み合わせを優先して学習して、使えるようになれば英語は簡単にできるようになるじゃん!”
と思いますよね!
、、、、惜しいです!
ただ、
8割正解で2割不正解です!
解説します。
まずは、CEFR-Jの以下の記載を見てください。
~根拠はこの2000(2300)語レベルを超えると,テキストに占める単語のカバー率が極端に落ちます。
最初の2000(2300)語までのカバー率が書き言葉 8割、話し言葉9割と圧倒的なのに対し,その後の4000,6000,8000 などのレベルの増加に比して,カバー率は各々数パーセントしか伸びません。(CEFR-Jより)
2300語から1万語まで勉強しても数%分しかカバー率があがらないので、優先事項としては、先に2300語をマスターすることが大事だというのは上述しましたね。
だからといって、2300語を学ぶだけで9割の話し言葉を理解できるとは限らないというところが難しいポイントです。
例えば、こんな文章
「私は涅槃という考えが日本人の精神に根付いているのではないかということについて、まだ理解ができていないと今回気づくことができました。」
ここでは、皆さんは恐らく9割以上の単語を理解しているのにも関わらず、
つまりこの人が何を理解できていないのかはわからないということが起きたりします。
これが“2300語を学ぶだけで9割の話し言葉を理解できるとは限らない”ということです。
わからない1割の単語の中に重要な情報が入っているとリスニングで会話の流れがわからないということが起きるわけですね。
スピーキングでも同じことが起きます。
私は涅槃という考えが日本人の精神に根付いているのではないかということについて、まだ理解ができていないと今回気づくことができました。
と言いたい時、
I realized this time that I still do not understand how the idea of~~ might be rooted in the Japanese mind.
Nirvana(涅槃)という一言が出てこないと、すごく遠回りして、パラフレーズしながら説明しなきゃいけないので会話のスピードが全然違いますよね。
これは同じ趣味を持つ人との会話だと、会話がポンポン弾むみたいなシーンを思い浮かべると良いかと思うんですが、
共通で認識できる単語や考えがどれくらいあるか(教養)によって会話スピードがかなり変わります。
多くを伝えなくても理解できるツールとして色んな単語が生まれたので、
英単語は軽んずるべからずですね~。
簡単な単語で多くの会話やテキストの英文が構成されているんだというのは理解できたかと思いますが、結局は2300語だけではもちろん足りません。
今回の例はかなり極端ですが、低頻度で出てくる2300語以外も重要なので、語彙増強は怠ってはいけない訳です。
じゃあ、どこまでやればいいかというと、
この記事に記載してあるので、興味ある方はチェックしてみてくださいね!
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ちなみに、涅槃(ねはん)- 「涅槃」とはサンスクリット語でニルヴァーナと言い、すべての煩悩の火が吹き消された状態、すなわち安らぎ、悟りの境地を指しています。
(https://www.kiyomizudera.or.jp/yodan/vol7/)
ということらしいです。
仏教用語ですね。
私も初めて見ました。笑
使い方あってましたかね・・・?笑
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まとめ
いかがでしたか?
改めて2300語の単語単体から学び直す必要はない人が多いかと思いますが
簡単な単語の重要性は理解できたかと思います!
スピーキングでは、小難しい言葉を使う必要は全くありません。
シンプルな言い回しでどれだけ話せるかが重要です。
日本語を英語に直訳せず、英語特有の言い回しでスピーキングができるようになるにはこの壁を乗り越える必要があります。
そのためにも意識的なインプット➙アウトプットがやはり重要なので、
そこだけは忘れずにいてくださいね!
リスニングで言うと、簡単な動詞とup/on/off/under
などの副詞・前置詞とくっつくとほぼ必ず音声変化が起きるので、
そこが聞き取れない原因になっていることもあります。
e.g. )get on-ゲロン、get off-ゲロフ
そういう意味でもここが大きな壁になっていることが多いので、
意味だけでなく発音も確認して、真似して発音できるようになると良いかと思います。
この記事が皆さんの英語学習の悩みを晴らす一助になれば大変光栄に思います。
英語学習は全然難しくないです!
いつも生徒さんに言っていますが
難しいのは
正しく効率の良い方法で学習を継続していくモチベーションを保つこと
だけです!
英語を身に付けて、その努力と時間をマネーに!
MONEY ENGLISH コーチ
Kazuki
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それでは、また次回の記事で皆さまに会えることを心より楽しみにしています。
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