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【超有料級 / 受験生必見】ESAT-J試験を現役英語コーチが徹底解説!

皆さんこんにちは!
MONEY ENGLISHで英語コーチをしております大石と申します。

最近世間を賑わせている、このESAT-J(スピーキング)試験ですが、本日は試験内容を分かりやすく解説していきたいと思います。

この記事を読むと、
① ESAT-J試験の試験概要がよく理解できる
② 今日から出来る簡単な試験対策方法が分かる

つまり、今日から「ESAT-J試験に怯えなくて済む!」ということです!
しっかりと出来ることから対策していくということが何事においても大事です。

超有料級の記事になるかと思いますので、是非最後までご覧下さい。

ESAT-J試験の全体構成について

各パート毎の詳細

PART A 英文の音読(2問)
PART B 英語の質問を聞いて、英語で正しい回答をする(4問)
PART C ストーリー(4コマ画像)を英語で描写(説明)(1問)
PART D 自分の意見を述べる(1問)

このように、まずは試験構成ですが大きく分けて4パートあります。

そして、採点基準はこのような形で示されています。

引用:東京都教育庁指導部指導企画課

【ESAT-J試験の主な採点基準】
① コミュニケーションの達成度
② 言語使用
③ 音声

主にこの3つの軸で評価されるということです!

(こちらの記事で採点基準について詳しく話しておりますので、興味のある方はチェックしてみてください)

では、それぞれを深く掘り下げていきます。

ESAT-J試験の採点基準の詳細とは?

① コミュニケーションの達成度

まずはこちらですが、つまり何を見られている採点基準かというと、

「内容が伝わっているかどうか!」

ということだけです。

・英語での質問に対する答えなのか
・何かを英語で描写するのか
・はたまた自分の意見を英語で表現するのか

綺麗な英語でなくとも、正しい英語でなくとも、
相手に的確に伝わる英語なのかどうか。

それを見られている採点基準ということになります。

② 言語使用

これが恐らく一番鬼門だろうという採点基準になります。

何かというと、

「いかに自然な英語で話せているかどうか」

というところになります。
(先ほどの採点基準とは大きく違いますね)

いわゆる、「自然な英語」というのは主に以下で定義されるようです。

・単語・表現の正確さ・豊富さ
・文法の正確さ・豊富さ
・全体のスピーキング構成の組み立て

例えば、単語・表現の正確さについて言うと、

日本語:私はあの時とても寂しかった。

と言いたいとします。

皆さんなら、どんな英語でこの気持ちを表現しますか?

「寂しいって英語でなんて言うんだっけ。。。?」
「あの時って英語でなんて表現すればいいのだろう。。。?」

という感じで出来上がった文章が例えば下記だとします。

英語:I was very sad.
(直訳すると、私は(過去のどこかで)とても悲しかった)

のような感じになった人も多いかな?と思います。

ちなみに、この感情を最も自然な英語で表現すると、

英語:I felt so lonley at that time.

と言った方がベターです。

寂しい=sad(悲しい)になったり、
あの時=??(分からないので言えない)
 になったり、していくと、

どんどん自分の伝えたい内容や感情が遠ざかってしまうことがあります。

これが、つまり「単語・表現の正確性」という話です。
自分の表現したいことをできるだけ的確に表現しよう!ということですね。

文法に関しては、さらっと説明しますが、

例えば、私は昨日買い物に行きました。 と言いたいとします。

早速英語で表現してみましょう!

・I yesterday.. shopping go…

翻訳不能な英文が出来上がりました。
(正しくは、I went shopping yesterday)

とはいえ、単語の意味がしっかり伝われば、

「あっ、多分昨日?買い物?に行った?ってこと?を言いたいのかな・・?」

という感じで意味が伝わるか伝わらないかで言うと、多分伝わります。(ギリギリ)

先ほどの「コミュニケーションの達成度」という所で言えば、
多分問題なく加点されるでしょう。

ただ、この「言語使用」という採点基準においては、

「語順がぐちゃぐちゃで伝わりにくい=0点もしくはかろうじて1点」

という風な評価をされてもおかしくないだろう。
というのが、この「言語使用」という採点基準です。

シビアですね~。。ここで大きく失点してしまった受験生(プレテスト結果より)がかなり多かったみたいです。というより、この採点項目で満点の4点取れていた人はなんと0.1%以下。。。この採点基準の設定方法は確実に不適切だろうと思っています。

引用:東京都教育委員会 中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)の取組状況について

③ 音声

これは良い採点基準ですね。ここまでで一番はっきりしていて分かりやすいです。

音声とは、つまり「発音」のことです。

では、「発音」というのがつまり何かというと

・単語1つ1つの発音は正確か
・単語のアクセント位置(一番強く読まれるところ)は正確か
・文章全体のイントネーション(お経のようになっていないか)

そしてこの上記3つが

・スムーズに再現出来ているか(文章を読むときに不必要に止まったりしてないか)

この4つが大きなところです。

これは良いですね!
単語はインターネットでもCDなどでも発音が確認できますし、練習も容易です。
それと、日本の義務教育中の英語教育において、1番軽視されがちなところだと思いますので、そういう意味でも「発音」にフォーカスが置かれるのは良い取り組みなのではないかと思います。

単語を覚える際には1つ1つの単語の発音・アクセントをしっかり意識しながら覚えましょう。

ESAT-J試験 各パートの詳細

先ほども簡単にご紹介しましたが、続いて各問題パートの解説とフォーカスについてお話していきます。

試験構成は改めてになりますが、4パートあります。

PART A 英文の音読(2問)
PART B 英語の質問を聞いて、英語で正しい回答をする(4問)
PART C ストーリー(4コマ画像)を英語で描写(説明)(1問)
PART D 自分の意見を述べる(1問)

PART A 英文の音読(2問)

問題はこんな感じです。

引用:東京都国際教育チャンネル

何をする問題かというと、

「英文の音読(声に出して読む)」です!シンプルですね!

そして、それによって何が見られているかというと、

先ほども解説した「音声」の採点基準になります。

・単語1つ1つの発音は正確か
・単語のアクセント位置(一番強く読まれるところ)は正確か
・文章全体のイントネーション(お経のようになっていないか)
・スムーズに再現出来ているか(文章を読むときに不必要に止まったりしてないか)

でしたね。

全2問のパートなので、ここまで分かると
このパートが点数の稼ぎどころだと分かります。

ちなみに簡単な対策で言うと、

・単語の発音をしっかり意識して練習すること
・音読の添削サービス等を使う(発音は自分一人で練習するのはちょっと大変)

どんな問題なのかも分かって、何を見られている問題なのかが分かると、

ほら、シンプル・簡単!ですね。

PART B 英語の質問を聞いて、英語で正しい回答をする(4問)

引用:東京都国際教育チャンネル

さて、続いてはPART Bです。

試験内容は「英語の簡単な応答問題」です!

イラストを見ながら、英語で聞かれる質問に答えよう!という問題です。

ちなみにこの問題文で言うと、

・Which music classes are on Wednesday?
(水曜日の音楽クラスは何がありますか?)

解答は、「ギターとドラムクラス」となります。

この問題も非常にシンプルで分かりやすいです。
スピーキング力というよりは、リスニング力を試されている問題ですね。

では、この問題が採点基準的には何を見られているかというと、
「 コミュニケーションの達成度」ということが評価されます。

改めてですがこれが何かというと、

「内容が伝わっているかどうか!」

ということだけです。

綺麗な英語でなくとも、正しい英語でなくとも、
質問に的確な解答が出来ればOKです

ほら、この問題もとても簡単ですね。

対策方法としては、
問題をたくさん解く!よりも、基礎的な単語力の増強ですね。

例えばですが、さっきの問題で言うと、
ドラムクラスです!と言いたい時に、

「ドラムって英語でなんて言うんだっけ。。?Drum..?で合ってるの。。。?」

という感じにならないように、基礎的な英単語を学習しましょう。

PART C ストーリー(4コマ画像)を英語で描写(説明)(1問)

引用:東京都国際教育チャンネル

続いて、PART Cです。

何をする問題かというと、

「イラスト(4コマ)を英語で説明する」という問題です!

そして、それによって何が見られているかというと、

先ほども解説した

① コミュニケーションの達成度
② 言語使用
③ 音声

この全て3つが採点基準に置かれるパートのようです。

1番難しくて厄介だと解説した「言語使用」が見られるわけですね。

要するに、
・内容が的確に伝えられて
・正しく自然な英文で
・分かりやすくキレイな発音

で解答してくださいね。という話なわけです。

問題内容で言うと、

・1コマ毎に何を示すイラストなのかという、イラスト内容の読み取り
・読み取ったものを上記の採点基準をなるべく満たすように、それぞれのイラスト内容を英語で説明する

というところになります。

ここまでで、このパートがかなり高い英語力を求めるものなんだということが分かりますね。

「では潔く諦めよう。。。」
ということになるのでしょうか。

答えは「NO!」です。(笑)

しっかり、対策をご紹介します。

先ほどの採点基準に戻りましょう。

① コミュニケーションの達成度
② 言語使用
③ 音声「音声」の採点基準になります。

この3つが見られるわけですが、この3つにも意識すべき優先順位があります。

結論から言うと、

①→③→② 

の順で考えるようにしましょう。

つまり、

①とりあえず単語の羅列から始める
→イラストに見えている単語を片っ端から並べてみる

「内容が伝わるか伝わらないか!」

というのが、言語運用において最も重要なポイントです。

それが出来れば

②なるべく正しい英語の音を意識する

例えば、

先ほどのイラストの1コマですが、
このイラストを見て思い浮かぶ単語で言うと、

「ピアノ・弾きたい・女性」

のような感じになると思いますが、

それぞれを英単語に直すと、

「Piano・Play・Woman」となりますね。

例えば、Pianoという単語で例を出すと、

日本語は、「ピ→・ア→・ノ→」という感じで、
単語の文字のどこを強く読みましょう!

みたいなことはありませんが、

英語だと、必ずどの単語にもアクセント(強勢)があります。

正しくは、「ピ→・ア⤴・ノ⤵」と発音されます。

英語ではこのアクセントが実は非常に重要です。それが発音です。
(ちなみにピアノとすら読めず、パイアノ!のように読んでしまっている人がいれば、まずはそこからです。(笑))

では、最後に余力のある人だけ

②の言語使用に進んでほしいなと思いますが、ここでは細かくなるので割愛します。(詳しく聞きたい!という方はこちらから無料カウンセリングを行っておりますのでお気軽にご予約ください)

要するにこのパートにおいて重要なのは、
「意識することの優先順位を考える」 ということです。

最初から完璧に解答しようとするのではなく、
まずは単語の羅列だけでも答えを作ってみる!その意識だけでOKです。

ほら、ここも試験構造を分解していけば、シンプルな解でしたね。

PART D 自分の意見を述べる(1問)

引用:東京都国際教育チャンネル

残すところ、最後となりました、PART Dです。

何の問題かと言われれば、シンプルです。

「特定のお題に対して、自分の意見を述べる」

これだけです!(問題はとてもシンプルですね)

この問題の採点基準はというと、

先ほどのPART Cと同じく、

① コミュニケーションの達成度
② 言語使用
③ 音声「音声」の採点基準になります。

この全て3つが採点基準に置かれるパートになります。

またまた、難しいな、、、と思ってしまいがちですが、
考え方は先ほどのPART Cと同じです。

優先順位を決めましょう。

① コミュニケーションの達成度

③ 音声

② 言語使用

つまり、

①とりあえず単語の羅列から始める
→言いたいことに近いしい単語をとにかく並べてみる

③なるべく正しい英語の音を意識する
→相手に正しく伝わる発音を心がける

②出来るだけ自然で正しい英文で回答する
→単語毎の使用ニュアンス、文法的な正確さを意識する

この順番で出来ることから意識してみたらいいわけです。
(③の言語使用は、もはやスルーでもよさそうです)

言いたいことをまずは日本語で考えてみて、
その文章の中で大事な単語を英単語に直してみて、
なるべくはきはきと丁寧に話してみる!

これが、PART Dに求められているレベルとそれに対する対策の考え方です。

まとめ

ここまでこの記事を読んでくれた方はもう、

「あれ?ESAT-J試験ってまさかそんなに難しくない。。?」

と、少しでも思えるようになったでしょうか。

少なくとも、満点を狙うべき試験ではないという前提の上で、
自分がやれそうなところだけ、しっかり意識して日々の学習に取り入れていくというのが大事です。

ちなみに、ESAT-J試験のことについて1つ言いたいことがあります。

それは、

「ESAT-J試験で高得点を取れるかどうかというのは、いかに試験対策にお金や時間を掛けたかではなく、学校での日々の英語の授業の学習の積み重ねが重要」

ということです。

英語試験において、よくある勘違いですが、

・英検取りたい!から、英検の対策スクール・レッスンに行く!とか

・TOEICでスコア取りたいから、TOEIC対策スクールに行く!とか

・ESAT-J試験で高得点を取りたいから、対策スクールに行く!とか

そういう解決方法は本質的には

ずれている(間違っている)解決方法だと言えます。

何故かって?

英検準1級持ってるから、
ESAT-J試験で満点取れたから、
TOEICで高得点持っているから、

英語が聴き取れたり、読めたり、書けたり、話せたりするのですか?

答えは「そうとも限らない」です。

正しい考え方としては、

ある程度の英語が聴き取れたり、読めたり、書けたり、話せたりするから、

英検準1級に合格できるし、
ESAT-J試験で高得点が取れるし、
TOEICで高得点が取れるわけです。

つまり、日々学校で勉強している英語がESAT-Jや受験英語に必要な英語力とは関係の無いものなのかというと、関係大ありです。

まずは、そういう日々の学習をコツコツこなしながら、
基礎的な4技能レベルを上げていくことこそが英語学習の本質であり、王道です。

とはいえ、ESAT-J試験で言うと試験まで期間が無く、コツコツやっている余裕がない!!!という方も多くいらっしゃるかと思います。

そこで、私たちプロの出番です。

・時間が無い中でも本質的な英語学習から大きく外れることがないように

・短期でもしっかり試験対策ができるように

・受験英語(筆記)にもしっかり活きるように

・また、高校入学以降の英語力のベース作りにもなるように

そんな思いで、試験対策カリキュラムを開発しました。

時間がなくて、どうしても短期で英語試験(受験も含む)の対策をしたいという方は、是非お気軽に無料体験カウンセリングをご予約ください。

英語のプロフェッショナル集団である、私たちが皆さまの抱えているお悩みを解決することをお約束します!

というわけで、陰ながら皆さまの英語受験を応援しております!
それでは(^^)/


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それでは、また次回の記事で皆さまに会えることを心より楽しみにしています。

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