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「コーチングでお尻を叩かれたい!」では英語力が伸びない理由


皆さん、こんにちは!
MONEY ENGLISHコーチのFumikiです!
 
パリ五輪も開幕し、
各国を代表する多くの選手が
金メダルを目指して熱い戦いを繰り広げていますね!
 
日本を代表する選手も活躍しており、
私たちも元気づけられます。

五輪のような大きな国際舞台で
活躍する選手たちを観ていると、
 
「毎日の厳しいトレーニングを続けるには、凄いモチベーションが必要なんだろうなぁ」
「彼らは凄まじい量の努力をしてきたんだろうなぁ」
 
と、選手たちがどこか別世界にいるように
感じることもあるのではないでしょうか。
 
私たちが日々努力している分野やレベルは異なりますが、
英語力を確実に上げる人と
五輪の代表にまで登り詰める選手には、
1つの大きな共通点があります。
 
それは、日々のトレーニングを欠かさないことです!
ただ、何かに取り組むときに一番難しいのは、
この「日々の努力」と、その努力を支える
「高いモチベーションの維持」
ですよね。。
 
そもそも、モチベーションを上げるには、
・外発動機
・内発動機



の2種類があると考えられていますが、
(後で詳しく説明します)
 
本日の記事では、
モチベーションについて理解を掘り下げていき、


・内発動機が目標達成に必要不可欠な理由
・コーチングでお尻を叩かれたいじゃ伸びない理由
・MONEY ENGLISHではお尻を過度に叩かない理由 

 
これらの3点を解説していきたいと思います。

▼こんな方にオススメ▼

・目標に達成までの道を、より確実にしたい人
・モチベーションを維持することが難しい人
・学習に時間がなかなか割けない人

今回は、簡単に実践できる
内発動機 / やる気の源の見つけ方も紹介します!

この記事を読み終えた頃には、このようなことがわかるようになります。

・目標を達成する力をつける方法、

・高いモチベーションを維持する方法
・避けるべき習慣を止める方法
 
是非、最後までご覧ください。


 



目次
①モチベーションってそもそも何?
②モチベーションって何故波があるの?
→バランス理論

③何故お尻叩きではモチベーションが続かないのか
④内発動機の重要性(目的の明確化・内に秘めているメンタルリソース)
⑤結局、犠牲と覚悟が必要
⑥モチベ管理テクニックの紹介
⑦まとめ

 

そもそもモチベーションって何?


 
まずは、
モチベーションの定義を見てみましょう。

“モチベーションとは、個人が行動を起こす原動力や意欲のことである。心理学や経営学の分野では、モチベーションの向上が個人のパフォーマンスや生産性に寄与するとされている。モチベーションは内発的要因と外発的要因に分けられる。内発的要因は、自己実現や達成感など、個人の内部から生じる動機である。一方、外発的要因は、報酬や評価、制裁など、個人の外部から与えられる動機である。”

引用 (weblio辞書、https://www.weblio.jp/)

もう少し簡単にまとめると、
モチベーションは何かをするためのやる気であり、
やる気を出すには、
 
・外からもらう
・内から生み出す

の2つのパターンがあります。

例えば、
外発動機は

目標達成時のご褒美や先生やコーチからの応援

内発的動機は

自己理解や成長の実感からくる意欲やウィルパワー(意思の力)
 
などがあります。

モチベーションって何故波があるの?



ではそもそも、
なぜ学習開始時は高かったモチベーションが落ちるのか?
 
それは、
 
・学習が楽しくない
・時間がかかる
・難しい
・忙しい(時間がない)
 
このように、理由は様々です。

ですが、大きな原因としては、
 
目標の明確化が出来ていないことと、
避けるべき行動を許していることにあります。
 
その日の気分や誘惑にモチベーションが揺さぶられると、
やる気は上下してしまいますよね。

この目標と避けるべき行動の関係は、
バランス理論を通して説明していきます。
 

バランス理論


バランス理論とは、
目標のための行動と、避けるべき行動にはそれぞれバランスがあり、
モチベーションが上がらない、もしくは減っていく原因として、
最初に描いた理想やゴールとは反する行動をとることで、
バランスが崩れてしまうという理論です。
 
そのギャップが広がれば広がるほど、
理想の行動をとることが難しくなり、
自分の理想とは反する行動の正当化が始まる
という心理現象。

確かに、日々の学習よりも携帯で暇を潰し、
遊びに出かけた方が楽しいですが、
いつの間にかその行動が増えていくと、
自分に言い訳をしてしまうことが増えますよね。

しっかりと目標に向かう行動を取ることで、
バランスを保つことが大切です。

何故お尻叩きではモチベーションが続かないのか


行動のバランスを維持することが難しくなった場合、
外発動機を利用するのも1つの効果的な手段です。

むしろ、学習のイロハを効率的に学ぶには、
外部からの学びとサポートが効果的です。
 
まさに、コーチングというサービスは、
外部からの知識の提供と学習サポートを提供します。
 
ただし、外からやる気をもらう外発動機の欠点は、
そのサポートがなくなると持続しない点にあります。
 
この持続性の弱さには、次の理由が詰まっています:
 
・コーチングでお尻を叩かれたいじゃ伸びない理由

・MONEY ENGLISHではお尻を過度に叩かない理由
 
 
したがって、ある程度学習のコツや知識を習得した後は、
自分一人でも学習を続けることができる
自走力をつける必要があります!
 
その際に、必要になってくるモチベーションが、
内発動機です。
 
内発動機の中でも、
内からやる気を引き出すのに重要な要素は
目標の明確化です。 

内発動機の重要性(目的の明確化・内に秘めているメンタルリソース)


外部からのモチベーションがないと学習が続かない原因は、
ざっくりとした目標はあったものの、
明確化ができていない可能性が大きいです。
 
英語が上手くなりたい」という漠然とした目標では
モチベーションにはスタミナがなく、誘惑に弱くなります。
 
そもそも、最初に描いた目標がゆるくてブレやすいので、
目標に反した避けるべき行動に走りやすくなります。
 
この行動を正当化してしまうと、
自分の理想とは反する行動の正当化が始まります。。
 
目標を明確にするためには、
 
なぜ目標を達成したいのか
その目標は犠牲を払ってでも追い求めたいのか
という質問を掘り下げて自己理解を深めることが必要です。

そして、目標のために不必要な行動を避けて
学習するというモチベーションは、
内なる覚悟からきます。
 
外部から得られるモチベーションと比べると、
この覚悟は、学習において多大なスタミナを持っています。

さらに、この覚悟は
高いモチベーション維持のリソースになることがわかっています。

忙しくなってきた時や難しいなと感じて
気力がなくなってきた時には、
このモチベーションを再度チャージできるパワーの源が
どこからきているのかを知っていると、
 
英語学習だけでなく、
日々の壁を乗り越えられる
持続力のある高いモチベーションが得られます。
 

結局、犠牲と覚悟が必要


本当に目標を達成できるかどうかは、
犠牲と覚悟にかかっています。
バランス理論の両極端にあるこれらの2つの行動、
理想に沿った行動理想に反する行動
犠牲と覚悟の観点から天秤にかけてみましょう。
 
目標と避けるべき行動のギャップを知ると、
その行動を学習と入れ替えるための犠牲が必要になってくることが
見えてくると思います。

しかし、その犠牲を払うためには覚悟が必要です。。
 
そこで必要になってくるのが、
理想の未来をどこまで明確にイメージできているかです。

理想の未来が「現在の行動を変えてでも欲しい!
と思えるものであれば、覚悟を持つことができます。
 
一般的に根性話に聞こえる
「覚悟」「犠牲」
バランス理論で起きているギャップを認識し、
それを埋めることができるか確認するため。

そして内なるメンタルリソースを生み出せるか判断するため
尺度として使えます。
 
つまり、「覚悟」や「犠牲」は
学習以外の時間に取られている
避けたい行動を止めるための
内なるモチベーションにもなります!
 

モチベ管理テクニックの紹介


ここまで読んでいただけると、
内発動機の重要性はご理解いただけたかと思います。
 
最後に、内発動機 / 内なるメンタルリソースの見つけ方を紹介します。

自己理解が深まり、英語学習以外の目標を
本当に達成したいかを知りたいときにもお役立ちます!

その目標の明確化と正当化されてしまう
避けるべき行動を止めるテクニックは、
 
現代の心理学界で著名な
ジョーダン・ピーターソン氏が紹介している、
目標の設定と達成率をあげる方法です。
 
ステップ1:目標の明確化のための理想の目標・ゴールを書く。
ステップ2:10分程度、その目標を達成した数年先の未来を書き出す。

 
次は正反対のことをします。

ステップ3: 理想の目標・ゴールと反する行動や自分の性格、考え方を書き出す。
ステップ4:その行動を5年間続けた時の未来をイメージし、10分程度書き出す。


これだけです。
たった20分程度、
自分と向き合い、
頭の中にあるものを書き出すだけで、
目標が明確になり、
避けるべき行動の可視化ができます。
 
英語学習を始める決心を
一度決めたことがある皆さんなら、
この自己理解テクニックを実施することで、
目標を再認識、明確化ができます。

避けるべき行動を犠牲に、
覚悟を持って学習に取り組む。

そうすることで、
持続力のある高いモチベーションを得ることができるはずです!


まとめ

今回はモチベーションについて詳しく見てきました。
バランス理論を通して
 
・モチベーションがブレるわけ
・外発動機・内発動機の利点
・お尻叩きに頼りずぎる欠点
・覚悟と犠牲の大切さ
・持続力のあるモチベーションの見つけ方

 
それぞれの理由が少しでも理解を深めてもらえたかなと思います。
忙しい中でも日々努力を怠らないやる気があれば、
目標までの道のりは今まで以上に確実になります!

最後に、
あまりにもストイックになりすぎるのも良くないので、
バランスはしっかり取ることも心がけてください。
 
では、最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!

MONEY ENGLISH
Fumiki


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それでは、また次回の記事で皆さまに会えることを心より楽しみにしています。
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 参考記事

【元塾講師・現英語コーチが語る】あなたが英語学習のやる気スイッチを押せない理由3選

【今日から使える】プロ英語コーチも実践する習慣化に必要な5つの極意

https://note.com/money_english/n/naec34c2a6149

 英語学習の挫折の原因とその克服方法

 
リソース

モチベーション定義
https://www.weblio.jp/content/%E3%83%A2%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3
認知的不協和について
https://positivepsychology.com/cognitive-dissonance-theory/#theory
 
内からくるモチベーションの強さについて
https://www.verywellmind.com/things-you-should-know-about-motivation-2795389


ジョーダンピーターソンさんのテクニックについて
https://youtube.com/shorts/oRBnjQgGITk?si=k3Oi0Fd0J8YIQ9YD