【mail はメールの発音では通じない!?】英語には存在しない音「長音」があなたの発音を邪魔しているわけ
皆さん、こんにちは!
MONEY ENGLISHコーチのFumikiです!
突然ですが、
今回はMONEY ENGLISHでも重要な基礎の1つとして考えている
「発音」について掘り下げていきたいと思います。
発音にも色々種類がありますが、
コーチとして日々発音の添削をしていると、
共通して起きる発音ミスの1つが
長音「―(伸ばし音)」を発音が入ってしまうことです。
例えば、タイトルにもある通り、
Mailの発音は「メール」と発音されがちですが、それでは実際は伝わりません。(本当です)
ですので、今日はこのような日本人話者によくありがちな長音について掘り下げ、
・長音が混じると英語が伝わりづらくなる理由
・英語話者が英単語を区別する際のポイント
・ご自身で取れる対策とMONEY ENGLISHが提供する発音添削サービス
これら3点について解説していきます。
▼こんな方にオススメ▼
・英語の発音を改善したい人
・なかなか発音を聞き取ってもらえない人
・日本語と英語の発音の違いを知りたい人
今回は、英語のアクセントと音節の重要性についても紹介します!
そして、この記事を読み終えた頃には、このようなことがわかるようになります。
・なぜ英語には長音が存在しないのか
・アクセントと音節の重要性
・自然で正しい英語の発音練習方法
1. 長音とは?
まずは長音とは何かを確認しましょう。
“長音は、短母音の音質を変えずに伸ばして出す音です。 例えば、「ああ」の場合は「あ・あ」というふうに、二つの「あ」を分けて発音するのではなく、「あー」というように、母音[a]を伸ばします。 「ー」の部分は長音と言いますが、充分な長さを保つことが大事です。
つまり長音は「―」、
この横棒で表される母音を引き伸ばした音です。
日本人同士の会話において、
とても重要な役割を持っています。
使い方によっては
「おい」と「おーい」
のように、感情を表すことができますし、
また、
「かど」と「カード」
のように、単語の意味が変わることもあります。
なんとなく使っている長音ですが、
よく考えると便利で、馴染みのある音ですよね。
2.1 英語には長音が存在しない理由
日本語では母音を伸ばすことで
単語の意味やニュアンスが変わりますが、
英語では、単語を区別する際に
アクセントと音節が判断基準になります。
ですから、英単語を聞いた時に
「これは長音かなと?」
と思っても、
英語にはそのような母音の引き伸ばしは存在しません。
それに対応した音があるわけです。
例えばmailの発音記号は
[méɪl]
で、éɪの発音は「えぃ」のような音になります。
この単語を
[me―l]
と長音を使って発音してしまうと、
母音のéɪ「えぃ」の音が消え、
相手に伝わりづらくなってしまうのです。
2.2 英語のアクセントと音節
英語の発音において
アクセント(強調して読む音)
音節(音のかたまり)
が単語を区別する上で重要と紹介しましたが、
これをカンガルーの例で、
どのような発音になるかみてみましょう。
[kæ̀ŋgərúː]
長音は「ルー」から「ルゥ」に
アクセントは「カ」と「ル」
音節は「カン・ガ・ルゥ」
これらの3つを合わせると
「カン・ガ・ルゥ」
となります。
この発音からズレが生じると、
相手に伝わりにくくなってしまいます。
3. 日本人の英語発音における具体的な悩み
日本人が特に苦労するのは、
カタカナ英語です。
長音を含むカタカナ英語は多く、
これが誤った発音を引き起こします。
例を挙げると、
コーヒー(coffee)
テーブル(table)
メール(mail)
ビール(beer)
スーパーマーケット(supermarket)
コンピューター(computer)
フリー(free)
チーズ(cheese)
パーティー(party)
モニター(monitor)
どれも日常で使う単語ばかりです。
長音の発音でこれらの単語を発音してしまうと
本当は母音での発音が必要なところが、
長音になってしまい、
アクセントや音節にもズレが生じてしまいます。
このズレが、
コテコテの日本人アクセントが起きる
原因の1つになります。
4. 解決策と練習方法(発音添削・セルフトレーニング)
セルフトレーニング
これらの発音の悩みを解決するためには、
まず日本語の長音と英語のアクセントの違いを理解し、
英語のリズムに合わせた発音練習をすることが重要です。
具体的には、次のような練習方法が効果的です。
リズムとイントネーションの練習: 英語の音声教材やリズムパターンを聞いて、英語のアクセントに慣れる。
ネイティブスピーカーの発音を模倣する: 特に、強弱のリズムやアクセントの位置に注意して模倣することで、英語らしい発音を身につける。自分の音声を録音し、チェックすると、違いがわかりやすい。
第三者から発音添削を受ける
セルフトレーニングで発音を簡単に改善できれば、
これ以上ない話ですが
何十年も使ってきた日本語の発音から
英語の発音に慣れるには、
時間と正しいアプローチが必要になってきます。
また、自分の発音の
どこが誤っているのか、
どう直せばいいのか、
センスが良くないと
なかなか気付くのも修正するのも難しいですよね。
ちなみに、MONEYENGLISHでは毎日の発音添削を実施しており、
プロの英語コーチからの添削と音声解説を受けることができます!
(この文字でのフィードバックに実際はコーチからの音声解説が毎回あります)
このように、長音やアクセント、音節もチェックに加えて
音声変化(リンキング・リダクション・フラッピング)
等の英語特有の発音規則を音読を通して発音改善ができます
発音は一人ではなかなか学習しづらいことが多いので、第三者から添削され、改善し、というルーティーンで勉強出来ると効率の良く実践的な発音の習得が可能になることが多いです。
「音声変化」とは何?という知りたい人はこの記事を読んでみてください。
まとめ
今回は、発音の「長音」を中心に、
英語の正しい発音
を掘り下げていきました。
今回の記事を通して、
・長音が発音の邪魔をしている理由
・日本語と英語の発音の違い
・アクセントと音節の大切さ
これらのポイントを理解していただけかなと思います。
発音は一度癖がついてしまうと直すのに時間がかかるため、
早めの取り組みがおすすめです!
発音は長音だけではなく、
他にも多くの種類があるので
今後も様々なトピックを紹介できればと思います!
では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
MONEY ENGLISH
Fumiki
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それでは、また次回の記事で皆さまに会えることを心より楽しみにしています。
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