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実は知らない・・・『5%の重み』

前回、確率論について『確率の収束』と『出玉の収束』は別物である。とお伝えしたかと思います。また50%の理論で、たった30回〜50回ほどの試行回数では、60%にも40%にも成り得る可能性があり、全く当てにならないとお伝えしました。

がしかし、確率は絶対に収束します。その理由は確率が収束しているというより、分母が増えてしまいます。(同じことなのですが、イメージが違うと思います)

黒玉が当たり
 ①:●●●●●●●●○○
 ②:●●●●●●●●○○
 ③:●●●●●●●●○○
 ④:●●●●●●●●○○
 ・・・
 ⑨:●●●●●●●●○○

最初の①では、9個目の白玉まで黒玉の確率は100%です。しかし白玉が9個目、10個目と出現した後の②では、同じ配列の黒白玉でありながら確率は変わります。(当たり前のことですが、この差がジワジワと収支に影響してきます)

確率収束論”表”

同じことを90回実施しました。濃い黄色部分が当たりの確率ですが、試行回数を重ねていけばいくほど、どのエリアも「80%:20%」に近づきます。これが確率の収束です。

『ハズレを沢山引いたから確率が収束したのではなく、分母が増えるから確率が収束している』ということになります。まずはこれを理解しましょう。

この理解が無いと、収束とは『反対側が沢山弾けるようになる!』と勘違いしてしまいます。ジャグラーのビック:バケの理論も同じです。収束したから沢山弾けるという理論だと、ずっと意味の無い収束狙いをし、大負けしてしまうことに繋がります。

一旦、珍しくまとめます。

【中間まとめ】
 以下2パターンは、実際とイメージが異なる。
  確率は必ず収束する(これは事実ですが・・・)

  <イメージ>
  ・最初の偏りに対して、反対側が沢山引けて収束する。

  <実際>
  ・適切にハズレを引けるから収束する。
  ・極端にハズレを引かなくとも収束する。

この”イメージ”と”実際”の関係性は、感覚では体感しづらいのが実態です。そしてそのイメージが”辛さ”を引き起こします。イメージでは引けてない方が引けると思い込んでしまうため、極端に収束すると思い込みますが、実際にはそうではありません。ジャグラーで同じような思いをしたことがある方も多いかと・・・

ただし!笑
ここでは深掘りしませんが、ジャグラーに関しては、偶然の偏りに見せかけながら、偶然で無いと思っております(笑)※どこかで詳しく解説します。

と言いながら少しだけ話します。

マイジャグラー設定1~3ボーナス割合

マイジャグラーにおいて、設定1のBB・RB割合は、6:4です。設定3になると少しだけバケの比率が上がります。(5%ほどBB率が下がります)

上記図の当選回数は、65536を分母に割り算をして算出しております。以下図で一旦、1日の単位に変換します。

マイジャグラー設定1~3ボーナス割合 8000G

8000Gの試行回数だと、設定1でBB29/RB19となります。これは、よく見かける光景ですね。では、皆さんが騙されるマイジャグラー設定1の実機でBB/RBが1:1になることはありえないのか?というと有り得ると思います。

私の開発しているツール上で、ボーナス834を6:4に当て込み、その中で1:1になる箇所を全て探しました。

まずは累計結果として・・・
 ・ボーナス834回
 ・BB:514回(62%)
 ・RB:320回(38%)
BBの引き強ですね。

では、1:1になる区間を探します。8000G想定ですので、ボーナス累計48回で試算します。何通りあるかと言うと、めちゃくちゃあるので、細かくは言いませんが、1:1になるのは、たった1回でした。しかし実際のホールでは、設定1で1:1になることはもう少しあると思います。

確率論において、本来の上振れとは、そもそも50%を超えている(51%以上)確率のものは51%以上に上振れする可能性も上がります。しかし60%という確率が、下振れし50%になることは、”ほぼ無い”と言っても良いレベルです。

この理論をまずは理解して頂き、では5%の重みを理解してもらいましょう!

前回の1:1(50%)では、引き強の結果もあり、2000回以上の試行回数で勝利することができました。その50%よりたった5%多い55%ではどのような結果になるのか、ご覧ください。

当たり55%/ハズレ45%スランプグラフ

いかがでしょうか。まるで設定⑥です。このデータは、150回の試行回数となるので、皆さんの150日分の収支だと思ってください。

・当たり:1,000円
・ハズレ:-1,000円

条件は、たったこの2つです。もちろん1日単位で見れば、勝率55%は負けることも多々ありますが、150日稼働すれば100%勝てます。

ちなみに150回の内訳は・・・
・当たり:90回(60%)
・ハズレ:60回(40%)

内容からすれば、またもや引き強だったことは間違いありませんが、当たる確率が55%な訳ですから、ここからマイナス域にいくことは、ほとんどありません。

私が以前、発信した内容として『ギャンブルは勝率50%を超えていれば、絶対に勝てる』とは、このことです。

ただしギャンブルには、「辞め側問題」があります。(今回の例は当たり/ハズレのどちらかを引いたら1日が終了しますが、スロットはそうもいきません)

と考えるとネガティブイメージを持つ方が多いかと思いますが、逆に私はポジティブに考えます。スロットの場合、設定①・・・つまり勝率34%であるマイジャグを打っていたとしても”勝てる区間”が日によっては存在します。

ここがとても重要です。この設定1で勝てる区間を打てている場合、「いかに勝ちのまま辞めることができるか」が重要です。

・基本は勝率51%以上の座る。
・万一勝率49%に座ってしまったら・・・
 ①勝っているまま辞める。
 ②負け額が少ない状態で辞める。

どちらも『辞めるが正解』です。もしかしたらあと1回ビックを引けるかもしれない!・・・その1回が皆さんの勝利を邪魔します。(気持ちはとても分かります)

ギャンブルは、『勝つための比率を増やすことが大切』です。勝率34%の台で、あと1回当てようとする行為は、「勝つための比率を減らす行為」です。

もしどうしてもあと1回をやりたい場合、勝率51%以上の台でそれをやりましょう!

今回は、勝率55%(5%の重み)について解説してみましたが、皆さんいかがだったでしょうか。前回の勝率50%と比較して、勝率55%のスランプグラフの方が、確実に安定していますよね?

短いスパンでの5%は体感しづらいですが、長ければ長いほど5%の重みは大切になります。それが60%→70%→80%であれば、尚更です。

これが結果、スロットにおいて、設定1or2を打たない!『打ってはいけない』と言うことに繋がります。

きっと設定②も③も大して変わらない!と思う方も多いことでしょう。確かに1日単位の感覚値では、然程変わりません。しかし回数を重ねれば重ねるほど効果は、どんどん変化していきます。

最後になぜ5%の重みを記事に書くことにしたのか、について簡単に話します。それは、1~3%ほどの確率では皆さんに伝わりづらいからです。(5%から結構変わってくるのです)たったそれだけの理由です。

本日は、いつもよりも短い内容でお伝えしましたが、今日から明日から5%の重みを大切にし、毎日勝ちに繋げていきましょう!(勝たなくても負けなければOK)

以上、ご拝読有難うございました!


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