負ける理由(きっかけ)は設定1で勝ってしまったからである!
これまで私の投稿では「どうして負けるのか」「負ける理由」「そもそものPAY OUT」「設定(低設定)」について解説してきました。ギャンブルにおいて『負ける理由は様々』であり、その”様々といった言葉”は日や時間、環境etc…によっても変わってきます。つまりギャンブルで勝てない理由は様々な要素が複合的に重なっており、その「複合的な要素」が勝つための道のりを複雑にしております。
複合的な要素というのは、極端な話「設定6を打ったが負けた」「いつもジャグラーが強い店なのに今日はたまたま設定配分が弱かった」など、自ら道のりを選べない『仕方ない』時もあります。これはどうしようもない現象です。つまりこの場合を『運が悪かった』と呼べます。
少し話は逸れますが、設定1でレギュラーを引きすぎてしまい、BIGを引けず負けた方の中に「運が悪かった」という言葉を使う方がいますが、これは運が悪かったのではありません。設定1は負けます。おそらくギャンブルが好きな方であれば必ず使ったことのある言葉「運が悪い」、これは正しい場合と間違えている場合があります。設定1を打った場合は、勝てた時のみ「運が良かった」という表現ができますが、「運が悪かった」という言葉は存在しません。そもそもBIGを引こうがバケを引こうが勝てる確率は「34%」しかありません。「負けるべくして負けました」という言葉が適切です。
では、ギャンブルで負けてしまう「そもそものきっかけはなんだろうか・・・」これを追求すると、答えは簡単です。言い換えれば、「なぜ設定1を打ち続けてしまうのか」という言葉にも関連します。
なぜ設定1を打ち続けてしまうのか・・・答えは「設定1で出せてしまった/勝ててしまった経験があるから」です。若干マニアックな話になりますが、最近のスロット機には設定Lという100%勝てない設定が存在します。
稀にこの設定Lの存在に気付かず打ってしまうユーザもいますが、ほとんどの方は打ちません。これは非常に面白い話だと思いませんか?絶対に勝てないと分かっているスロット台には誰も座らない。しかし設定1という勝てない台には座ってしまう。
以前の投稿で触れましたが、仮に絶対に出ないとメーカーが公表している設定1があったとしたら、どうでしょうか。誰も座りませんよね?設定Lと同じ位置付けになるはずです。
つまりギャンブルで負けている人は、設定1で出せてしまった経験の持ち主です。理由はこれ以外に無いはずです。(これは絶対と言えるでしょう)
その設定1で出せた時に発生した「偶然的な環境や仕草、打ち方、出した時の投資額、演出」これらをユーザが記憶しており、謎のオカルト説やオカルト情報が飛び交います。ジャグラーコーナーに行けば…GOGOランプにメダルを置きながら遊戯する人、急に謎の1枚掛け遊戯をし出す人、謎の右打ち・・・必ずオカルターが溢れています。これは設定1で起爆させた経験があるユーザが作り上げた無駄な行為です。よく考えてください。謎のオカルト=運試し、ギャンブルは運だけでは勝てないのに運を重要視している。
だからこそ、勝てない人に限って「今日は運が悪かった」と言うのです。スロット機にPAY OUTという概念が無ければ、運は非常に重要ですが、PAY OUTと勝率があることから、もはや運はあまり関係ありません。
少しまた話が逸れてしまったので、本題に戻します。以下図は沖ドキGOLDを520,442ゲーム回したデータとなります。
沖ドキGOLDの設定1では、機械割「97.2%」が公式のPAY OUTとなります。52万ゲーム回した数値は「97.16%」とほぼ同等と言えます。
ここでまた話をあえて逸らします。ギャンブルにハマった人とハマらなかった人には大きな差があります。
ギャンブルにハマった人は、初めてギャンブルをした日に勝利しており、逆にハマらなかった人は序盤に負けてます。皆さんの周りに「ギャンブルをやったことがあるが、全くハマらなかった人」がいたら是非ともハマらなかった理由を聞いてください。ほとんどの人がお金だけ入れて何も起きず「何の意味があるの?」という意見の人が圧倒的に多い結果となります。もちろん中には勝てたけど、楽しさが分からなかったという人もいますが、ハマってしまった人は「ほとんど序盤に勝利を収めてます」
そして話を戻します。沖ドキGOLDは好きな人と沖ドキシリーズをそもそも絶対に打たない人と、かなり両極端に分かれます。(ちなみに私はシリーズとしては大嫌いです(笑)設定看破するにも大変ですし、設定6で負けることもあるからです)※沖ドキGOLDに関しては打てる区間があるので、打つ場合もあります。
では、その両極端に分かれる理由はなんでしょうか…
答えは簡単です。天国飛ばしに成功し金ドキに入れることができたユーザは、あの興奮を忘れられません。一旦先ほどの沖ドキGOLDのグラフに戻りますが、スランプグラフに注目してください。16000枚までは順調に出玉を放出しております。設定1で16000枚出力できてしまう台、つまりギャンブル好きのユーザにはたまらない興奮を味わうことができる台ということになります。
正直沖ドキGOLDに関しては、とても上手く作られていると(開発されていると)思います。6.5号機以降荒い台が登場してきましたが、ユーザにとってもお店にとっても良くできた台と言えることでしょう。だからどの店舗からも沖ドキGOLDは無くならないのです。私の過去の投稿に「デーモン化」という表現を使っている記事がありますが、まさにデーモン化を生み出す台とも言えます。
逆に沖ドキGOLDが嫌いな人は、朝から1000GハマりREG…また800GハマってREG・・・このような体験を初回に味わった方は、「二度と打たない」と思ったかと思います。
さて、どちらのユーザが得をしたのでしょうか?
・低投資で天国→金ドキを経験した人
・朝から6万負けを経験した人
得をしたのは、明らかに「朝から6万円負けをした人」となります。ゲーム性は異なりますが、似たようなスペックの人気台”炎炎ノ消防隊”という6.5号機のスロットがあります。私の通うホールでは毎日のように炎炎ノ消防隊を打つユーザがいますが、連日大敗しているイメージがあります・・・。
なぜ朝から沖ドキGOLDで大敗したユーザの方が得をしたのかを説明していきます。序盤に損を経験(大敗)したユーザはその機種に対してのイメージが悪くなります。その結果二度と打たないという気持ちになる可能性が高くなりますが、逆に初回で大勝ちしたユーザは、必ず次回も沖ドキGOLDを打ちます。どこかでヤバイ…と気付くユーザも存在しますが、私の感覚では何かと理由を付けて沖ドキチャレンジを繰り返している印象です。初回に沖ドキGOLDが好きになり、今でも沖ドキGOLDを打っているユーザは、100%沖ドキGOLDで6万円以上負けていると断言できます。おそらく週に数回打つ方であれば、かなりの額を沖ドキGOLDで溶かしていることでしょう。設定1の沖ドキGOLDは打てば打つほど必ず負債が広がります。まさにスランプグラフが物語っています。きっと沖ドキGOLDを頻繁に打つ方で負けている人は、まさに自分の収支グラフがサンプルのスランプグラフとなっていることでしょう。サンプルのグラフでは16,000枚放出した後、多少の山と谷を繰り返しながらドンドン吸い込みます。沖ドキシリーズは過去から現在に至るまで、吸い込むスピードがピカイチです。
「俺は私は沖ドキGOLDで勝っている!」という方がいれば、その店の設定配分が良いか、打てる区間のみを適切に選別し打っている、この2パターンしか存在しません。炎炎ノ消防隊に関しても同様です。※炎炎ノ消防隊の方が打てる区間があまり無いので、特に打ってはいけない台です。
そして重要なこととして、「なぜ打てないのか」についてもう少し掘り下げていきます。沖ドキGOLDや炎炎ノ消防隊の機械割(PAY OUT)に注目してみましょう。以下の図は対象2機種の機械割です。
どちらも最高設定6の機械割が「108%」しかありません。少し簡易的な方法で機械割に対しての出玉換算をしてみましょう。(厳密には算出方法が異なります)
1日8000G回せるとして・・・
8000G×投入メダル3枚=24,000枚投資
24,000の投資に対して108%返ってくる=25,920枚
25,920枚(出玉)-24,000枚(投資)
→1,920枚(38,400円)
一日中打っても平均1,920枚(38,400円)しか勝てません。どうでしょうか沖ドキは天国に入れば平均1,000枚ほどの期待値があるのに、設定6を打っても1日で1,920枚(38,400円)しか稼ぐことができません。2回天国に入れれば勝てそうなレベルの勝ち額にしかならないことになります。つまり爆連や吸い込みを繰り返し、結果1,920枚持ち帰る事ができる、こんなレベルの台です。相当荒い台だという事です。4000枚投資の5920枚出力なんてこともあるということですね。※負けも有り得ます。
更に不利益が続きます。「沖ドキGOLDの設定判別はかなり難しく、解析情報が少ない、演出による確定が無い」という欠点があります。YOUTUBEで「沖ドキGOLD 設定6」と検索してみてください。ほとんどの動画を確認しましたが、おそらく設定6ではなく「設定6の確率で初当たりが引けている」というだけです。先ほどもお伝えしたように沖ドキGOLDは良くも悪くもかなり上手く作られてます。
初当たりが200G以内に頻発し突然天井、天国にも飛ばない。永遠に天国にすら飛ばない。こんな台を見た事があると思います。この仕組みについてはどこかで解説しますが、この挙動はおそらく高設定ではありません。非常に上手く作られていることにユーザが気付かず、初当たりが良い、確定役も引けている!「設定6だ!」と勘違いしているだけです。
初当たりが良く、チェリーBも良い、確定役も引けている、でも負けている・・・高設定に期待できそうなので、辞めれない。こんなことを言うユーザをよく見かけます。
結果、打たない方が良いんですよ。細かな解析値が出てない台をどうして判別できるのか・・・。確かにお店によっては沖ドキGOLDに高設定を使うホールもあり、必ずどこかの沖ドキに設定が入ると分かっていれば、まだ打てますが…その保証が無い場合、全く打てない台だと私は思います。これは沖ドキが悪いのではなく、とても楽しい台であるが、勝つためには(勝ちにこだわるには)「打てない」と言う結論に至ります。
実はジャグラーにも共通点があります。解析値は出ているものの「確定演出は存在しません」いくら単独REGを引こうが、ブドウが良かろうが、設定1は設定1です。3000G弱の回転数では設定1が設定6のデータになることもあります。
何度も何度もうるさいと感じるかと思いますが、本当に設定1は勝てません。どれだけ気合を入れてレバーを叩いても勝てないのです。そして打てば打つほど勝てません。
だけど、打ってしまう・・・。その理由は設定1で勝ってしまったからです。それしか理由はありません。設定1を打ち続けて勝っている!と言う方がいたら是非とも教えて頂きたいです。
今回話したことをまとめると、設定1で勝ってしまった経験があるから、また設定1に座ってしまう、これは明確になったかと思います。ではその原因を潰す必要があります。その方法は大きく2つあります。
まず1つ目として、新台だから、有名なアニメシリーズだから、と言った安易な発想でギャンブルを行ってはいけないと言うことです。その安易な発想が後々、お金を溶かす原因になります。新台であろうが自分が好きな機種であろうが「設定6に座る」こと、そしてその気持ちが大切です。
次に自分が打ちたい機種のゾーンにプロはいるか、必ず確認してください。居なければ残念ながら100%(90%以上?)高設定はありません。
いつも常連さんに僕が言う事があります。
その常連さんは毎日「今日もジャグラーひどいよぉ・・・全然設定入ってない・・・」と呟いてます。私は「設定1は勝てませんよー」と軽く伝えますが、その方は毎日ジャグラーを打ちます。
そして、その常連さんに必ず伝える言葉がもう一つあります。「設定1で毎日勝てるなら毎日朝から閉店までジャグラーが満席になって、プロや専業の取り合いになりますからねぇ」と伝えます。
そうなんですよ。設定1のジャグラーが毎日2000~3000枚出てしまったら、朝から満席です。そしてお店は潰れます。
つまり2つ目は、設定の入らないお店ではそもそも打てない…という事になります。よくジャグラーを打つ際にはカチカチ君を使え!REGをカウントしろ!など色々と細かな情報を押し付けてくる方がいますが、設定6に座れていれば、そんなことを気にする必要すらありません。逆に絶対に平日は設定1or2なのにも関わらず設定判別をするユーザがいますが、その行為自体が無駄です。(否定はしませんが、経験上無駄です。逆に辞められなくなる原因にも繋がります)
きっと皆さんは設定1では勝てないと分かってると思うのですが、辞められないのです。。。なぜなら設定1で勝ってしまった経験があるからです。これはとても残念な経験です。
最後に一つだけお話しさせてください。ギャンブルは最初が肝心です。
私がきっかけでギャンブルを始めた友人がいます。一番最初に打った台はバジリスク絆2の設定6です。(歴としては6号機以降にギャンブルを始めた友人です)
その友人には基本的に設定456以上しか打たせません。設定1の可能性があれば、私が即座に辞めさせます。これを繰り返しているとバジリスクが好きになります。バジリスクに設定が入らない店で彼がバジリスクを遊び打ちし始めました。
辞めた方が良いと伝えましたが、少しだけやってみたいと言うので、その友人に任せる事にしましたが、彼はたった3千円で勝手に辞めました。
なぜ辞めたのかを聞くと
「なんかいつもと違ってつまらない。出るビジョンが見えなかった」と言います。正直バジリスク絆2を3千円で判別することはできません。しかしそれは正しいのです。私がすごいという意味ではなく、高設定に慣れていると低設定は出せるビジョンが見えないと言うことが分かりやすくなります。
ちなみに私の彼女もその友人と似ており、設定5,6以外打ちたく無いという発想の持ち主です。早見きり過ぎでは?とツッコを入れたくなるような速度で「今日は帰るー!」と言い帰って行きます。私はどちらかと言うと期待できる要素があれば、粘りたい性格の持ち主なのですが、彼女の立ち回りは素晴らしいと思います。
私はスロットの暦が多少長いため、もちろん設定1で勝ったことも負けたことも、苦い/良い思い出も沢山あります。設定1で勝ててしまった経験があるため、もう少しやったら出そう?なんて期待も内心あるのが事実です。そして負け額の免疫も多少は狂ってます。しかし低設定よりも高設定を打つ経験の方が多い方は、口を揃えて「もしかしたら設定6の可能性もあるけど、怖いから帰るー」なんて言いながらアッサリと帰っていきます。挙動の悪い設定6を掘るより帰って有意義な時間を使いたいと言う考えです。
皆さんいかがだったでしょうか。高設定を多く座っている人からしたら設定1を打つのは時間の無駄であり、仮に設定6の可能性はあるが、そうでなかった場合のリスクを考えたら、数千円で帰る。また次回の機会に確実に設定6が打てる状況なら行く。このような発想になります。
確かに…設定6の可能性がもしかしたらあると期待し、ズルズルと回してしまい結果設定2だった…何の時間だったんだろう。。。なんてこともよくありますよね。
そして、「引きが良いから出る!、お金を突っ込んだら出る!」ではなく、そもそも設定6だから出る!それ以外の低設定は「出ない=楽しめない」といった勝てる思考が形成されます。その勝てる思考(勝つための思考)が負けない理由です。
※設定1を打つくらいなら家で映画を見たり、ゆっくりと昼寝でもして休んだ方が絶対に良いです。
・設定1で勝った→ラッキー(次は勝てない可能性大)
・設定6で勝った→勝つべくして勝った(継続)
・設定6で負けた→運が悪かった(次回も6を打とう)
・設定1で負けた→負けるべくして負けた(見直そう)
以上、今回は「負ける理由は設定1で勝ってしまったから」をお話しさせて頂きました。これを読んだ方は明日から設定1=「悪」だと気付いて頂けたら幸いです。
次回は、設定1を打たないルール決め、そもそものルール「約束事」ついて解説予定です。ご拝読有難うございました!
次回:約束を守れない人はギャンブルで勝てない。
https://note.com/money_business77/n/nd04e35aa6893
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