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私の個別銘柄投資スタイル

基本はスイングトレード


私の場合は色々調べ、実際に売買しながら試してみた結果、スイングトレードに辿りつきました。

理由は分かりやすく、

① 仕事があるのでデイトレは難しい

② 資金が少ないので高配当銘柄を買い続ける手法は時間がかかり過ぎる

③ 投資信託も資金が少ないと時間がかかり過ぎる
  ※それでも積立NISAで月5,000円程度は投資信託を買ってますが

因みに「時間がかかる」というのは、サイドFIREや老後資金問題の解決などを実現できる資産を、月々1万円程度の元手で10年~20年以内に達成することを基準にしています。

つまり『リスクのあるトレードをやる覚悟はあるけど、可能な限りギャンブル性は下げたい』という我儘なスタイルを追求した結果、自身のスタイルが確立した(実現できていないので仮説ですが)というわけです。

それでは次の章では、必要な知識や独自に決めた細かなルール・設定を解説します。


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含み損との向き合い方がきっかけ


まだ投資を始めて間もない私ですが、含み損こそが株式投資を難しくしている原因だと考えています。

勝てる投資家は口を揃えて『迷わず損切』を主張しますが、それはある程度勝率が高いから戦術として機能するんです。
勝率の低い初心者がただただ損切りしていけば、あっという間に資産が半減してしまいます。
(なので必ず未満株取引からスタートしましょうね)

では、含み損を膨らませたまま塩漬けにすればよいのか?

それも違います。

特に少額投資家にとって含み損による塩漬けは、ただでも少ない種銭の自由を奪う大敵です。

なので、何の役にも立たない含み損の塩漬けは絶対に避けるべきです。


では、どうすれば良いのか?

ヒントはTwitterでよく見かける、高配当株を無心で買い続けるスタイルで配当金を増やすことに夢中になっている投資家の皆さんの姿でした。

彼らは含み損を苦にしません。(そう見えてるだけかもしれませんが)

厳密に言うと、購入単価を下げるために底値の高配当株に拘り、購入後の株価の変化にはそこまで一喜一憂せず、それどころか更に株価が下がれば「買い増しのチャンス」と言うのです。

これが大きなヒントになりました。

もちろん彼らの真似はできません。
私には毎月・毎週・毎日のように高配当株を買い続ける資金が無いからです。

しかし、ある仮説が頭によぎりました。

それは『上がれば利確』『下がれば配当ガチホ』すれば、損切する必要がないのでは?というど素人のような考え。
しかし成立するのであれば、株価が上がろうが下がろうが損切せず資産を増やせる夢のようなスタイルです。

もう少し厳密に言うと、上がれば利確により資産を増やすスピードが増し、下がれば配当ガチホによる長期投資になる。
つまり株価の上下によって変わるのは『資産が増えるスピード』だけで、『資産が減るという最大のリスクのみ排除できる』手法が閃いたのです。

そして私はこれを『インカム担保スイングスタイル』と呼んでいます。

※ある意味リスクの高い最速での目標達成は諦めたと言えるかもしれません


現実は甘くは無かった


しかし当然、現実は甘くはありませんでした。

先ず、初心者がゆえに殆どが塩漬けになる。
言い訳になってしまいますが、自分が株式投資を始めた2022年4月からの1ヶ月間は、なかなか厳しい相場でした。

結局、理想とは裏腹に、初期資産の20%近い額の損切をすることになってしまいました…

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※4月初旬に初めて、ほぼ毎日株価が下がっていきました(笑)

これを反省して最初に取り組んだのが、最低限のファンダとテクニカルの知識習得です。

しかし資金はもちろん、時間もそこまで自由にできない自分にとって、マニアックな知識を身に付けたり日々の材料をチェックすることは困難でした。

結果として、下記のように自分にもできる範囲での学びに絞ることにしました。

ファンダメンタルズ
株価、配当金、時価総額、PER、PBR、PSR、EPS
業績(売上、営業利益、営業利益率)を3年分+今年度予測値
業種別分析(PERと直近のチャート)
この3つだけに集中して情報を管理しています。
もちろん指数や時事材料も気にしますが、あくまでまとめサイトやSNS、証券会社のアプリで拾える範囲のみです。

テクニカル
チャート
出来高
移動平均線
この3つに集中して基本を頭に叩き込みました。
MACDやボリンジャーバンドは雰囲気しか理解してません(笑)

正直、この程度であれば難易度も低く、そこまでお金をかけずに学ぶことが出来ます。
逆に言えば、この程度の時間と労力をかけられない人は投資信託の分散で無難かつ着実に増やす手法をお勧めしますm(__)m

因みに、当時参考にした書籍やYouTuberをこちらの記事で紹介しています↓


「インカム担保スイングスタイル」ができるまで


さあ、ここまできたら後は売買するだけ…

そう思って挑んだ2ヶ月目。
しかし結果はついて来ず、2ヶ月連続でトレード益はマイナス…

原因は明らか。
買った銘柄がことごとく含み損になり、全てを配当ガチホするとなれば翌月の給料日まで静観しかできない。
しまいにはチャートの形に飛びついて買った銘柄が配当金無しだったというお粗末な売買もありました。

結局戦術どおりにはいかず、かなりの銘柄を種銭確保のために損切りすることになったのです。

この戦術は「高配当銘柄のみに絞りつつ、ある程度トレードで勝てなければ絵に描いた餅になる」わけですから、安易な衝動買いをしているうちは上手くいくはずがありません。

そこで先ずは買う銘柄を選ぶ準備に注力しました。

①配当利回り3%以上で業績が右肩上がりに見える100銘柄リストアップする
②独自のエクセル表計算に各種数値を入力しランキングにする
③決算情報を都度更新して上位50銘柄を日々監視する
④監視リストの中から上昇サインが出そうな銘柄を買い候補にしておく
⑤チャート、出来高、移動平均線、セクター、社会情勢でタイミングを判断

こうして事前に準備する(銘柄を絞っておく)ことによって、利確できる確率が飛躍的に向上しました。
業績の良い銘柄しか購入しませんのでそもそも暴落しにくく、高配当なので株価が下がると一定の買いが入り反発もしやすいのです。

ここまでやって、3ヶ月目に初めてトレード益が僅か1.7%ですが月間でプラスになりました。
学びも重要ですが、やはり成功体験こそが一番のモチベーションになりました。

しかしそれでも買った銘柄が下落したり、もみ合いになることはもちろんあります。

利確率が上がった後も何度か狼狽損切をしてしまい、やはり含み損に対する戦術を明確にして厳守することが必要だと思い、下記の考え方を売却判断の基準にすることにしました。

▼上昇した時
・利益率5%以上で頭打ちを少しでも感じたら半分利確
・残り半分は下落へ転換するサインを見つけたら利確

▼利益率が上下3%以内でもみ合いになった時
・決算や重要イベントを跨ぐ際は持ち株数を半分にする(利確損切問わず)
・権利日はそのまま迎え撃つ

▼下落した時
・4%以上の含み損になったら配当目的にシフトし塩漬けにする
・底打ちから上昇サインを感じたらナンピンも有り
・上昇転換して購入価格を越えたら上記と同様の判断基準に戻す

このルールを遵守できれば、基本的には金額の大きな損切は存在しなくなります。

しかしお分かりの通り、含み損を抱える銘柄ばかりになればただの少額長期投資になり下がります。
あくまで含み損の配当目的シフトは資産を無駄にしないだけで、資産を増やすスピードを大幅に落とします。

どれだけ利確率と利益率を上げていけるかが、この戦術の最大のポイントであることは言うまでもありません。


最後に


最後に、最も重要なことをお伝えします。

このスタイル自体に疑問を感じる方は、別の記事も含めた全ての内容がピンとこないと思います。
その場合は一切参考にしないでください。
投資戦術は、性格・資金力・生活スタイル・目的によって、合う合わない・正解不正解が違うと誰もが認めています。

売買含め、決してこの手法を皆さんにおススメしているわけではないことを予めご了承ください。

しかしこれらの戦術や、それによって導かれるお勧めの銘柄などを共有していくのがこのnoteの目的です。

皆さんの投資家としての成長を、少しでもサポートできたら嬉しい限りです。

それではm(_ _)m

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