個別銘柄研究【4554富士製薬工業】
まず始めに
今回研究内容を共有する銘柄は『4554富士製薬工業』です。
因みに確認ですが、私が紹介する銘柄は以下の条件に当てはまるものです。
①株単価3,000円以下
②高配当株(配当利回り2.5%以上)
また、銘柄選びはそもそも自分の売買スタイルによって価値基準が異なると考えていますので、私の売買スタイルをまとめた投稿のリンクを貼りつけておきます。
4554富士製薬工業
今回研究したのは「4554富士製薬工業」です。
先ずは10月7日時点での基本情報です。
引用:株探
この時点での医薬品のPERは25前後ですので、PBRも含めかなりの割安感があります。
信用倍率を見ても売り残が少なく、買い残も大きな変化がありません。(良くも悪くも特に違和感はありません)
続いて日足チャートを見てみましょう。
引用:株探
6ヶ月間の推移を見ると、長期的な下落が5月後半に底を着き、上昇トレンドへの転換が期待できるチャートに見えます。
7月月初に5-25日平均線のGC。7月中旬に25-75日平均線のGC。その後は多少上下しつつも25日平均線がサポートラインとして機能しており、8月には75日平均線が上向きになることで完全な上昇トレンドに。
8月下旬以降は上値が重い様子も伺えますが、9月中旬以降の厳しい地合いを耐え抜き、ここから相場が回復していけば更なる上昇も見込めると予測しています。
続いて業績と配当です。
引用:株探
業績は新型コロナの時期(2020年~2021年)に低迷していますが、2022年9月期の本決算予測ではコロナ以前の売上に回復する見取りになっています。
まだまだ2018年の過去最高実績には届きませんが、一時的に下げられていた配当金も32円まで戻される予測となっています。(10月7日時点配当利回り3.10%)
更にセクター全体のトレンドも確認してみます。
引用:株式チャート集 stock-life.net
医薬品全体としては比較的地合いの影響を受けることなく上昇トレンドを描いている。
ただし地合い以上に個別材料の影響を強く受けるセクターなだけに、セクター全体のトレンドはそこまで当てにしないほうが良いかもしれない。
目標株価と期限
目標株価は「11月上旬の本決算発表までに1,200円」です。
間違いなく上昇トレンドと言えるチャートですが、1年以上の下落トレンドから反転したばかりですので、一定数のやれやれ売りによって上値が重くなるシーンがあると予測しています。
特に2021年の4月~11月頃は1,100円~1,200円で永らく揉み合っていますので、当時の含み損ホルダーが残っていれば1,150円あたりに巨大な蓋が現れる可能性もあると思っています。
自分自身は10月6日に1,041円でインしていますので、最低でも1,150円(利益率10%)あたりで利確したいところですが、決算を跨ぐのはリスクが伴いますので利益率が低くても決算前に利確するプランも考えています。
もし決算前に含み損であれば、インカムゲインを担保に決算跨ぎに挑みます。
以上、「4554富士製薬工業」の個別銘柄研究でした。
最後に、
『この情報はあくまで個人的な銘柄研究であり、未来の株価を保証するものではなく、皆さんに売買を勧めるものではありません』
Twitterもやっていますので、良かったら覗いてみてください。
今後も個別銘柄については「何故買うか」「何故騰がると考えたのか」を言語化し、自分自身の結果検証に活かしながら情報を公開していきたいと思います。
少しでも皆さんの参考になれば幸いですm(__)m