「サイコロジー・オブ・マネー」お金の最大の配当は自由
こんにちは、MABOです
今回は、マネー本の名著、「サイコロジーオブマネー 一生お金に困らない富のマインドセット」の読書感想文を書きました。
本書は「お金」との向き合い方を学べる、全人類が読むべきバイブルだと思います!
心にぶっ刺さる内容が詰まってますので、ぜひ一読していただきたいです。
概要
本書のタイトルである「サイコロジー・オブ・マネー」は日本語に訳すと「お金の心理学」となります。
世の中にはファイナンス理論が山程存在しますが、人間は理論に反した行動を取りがちです。
それは人間の心理が深く関わっており、どんなプロでも時と場合によっては抗うことができません。
そこで本書では「お金との賢い付き合い方」で重要な考え方を20のテーマに分けて解説しています。
それぞれのテーマは独立して読むことができるのでとても読みやすくなっています。
気になったテーマから読み進めると無理なく楽しく読むことができます!
その中でも私が気になったいくつかのポイントについてご紹介します。
「幸福」とは「自由」
好きなときに、好きな人と、好きなだけ、好きなことができる!!
これはまさに幸せの極地ですよね〜
本書では「人生を自分でコントロールしている」ことが幸せの要因であると書かれています。
何十年前に比べて現在は格段に豊かになりました。スマホやパソコン、テレビやネットフリックスなどのコンテンツ、SNSなどなど、、、
しかし、それで現代人の幸福感が増えたか??
というと、そうでもないようです。
これは、知的労働が増えた現代において、スマホやパソコンの普及でいつでもどこでも仕事ができるようになり、仕事がプライベートを侵食していることがあります。
また、SNSやコンテンツ視聴に忙しく時間がなくなっているのも要因かもしれません、、、
そして、「人生を自分でコントロールする」ために
「お金」が必要であると本書では書かれています。
貯金の目的は貯金でいい
本書では目的のない貯金が大切で、むしろ貯金目的の貯金が大切だ!と書かれています。
普通は何かを買うために貯金をするという感覚ですよね(洋服を買う、車を買う、家を買うなど)。
しかし、目的のない貯金は心に余裕を作り、選択肢を広げることができます。
たしかに、十分なお金があれば明日仕事には行きません(笑)
仕事に行かない、というのは極端な例かもしれませんが、何かをしたいときやチャレンジしたいときにお金があればできることもあります。
しかし、チャンスは予見することができないので、そのようなタイミングに備えることはとても腑に落ちる考え方です。
心の余裕や選択肢を広げるといった柔軟性こそが人生をコントロールする武器となります。
数理的より合理的
最近は世の中がデータで根拠付けられることが多く、データ上は最も効率的なことが良いとされる風潮があります。
例えば、全世界インデックスファンドに積立投資する!
というのはもはや資産形成の当たり前になっています。
しかし、私を含めてインデックス投資以外に別の投資法を追加でやってる人も多いかと思います。
私の場合、日々のキャッシュフロー欲しさに高配当株投資を行っています。
短期で儲けようと思うならデイトレードをやる人もいるかもしれません。
つまり、数理的には最も合理的であっても、それぞれの人にとって、納得感のある合理性のほうが重要だからです。
投資を続ける(サバイブする)ことで複利の恩恵を受けて資産が増えていきます。
このときに納得感のある合理性は投資を継続する大きな力になります。
数理的な合理性では暴落に耐えられず株を売ってしまうかもしれません。
最後に私の感想
私が特に心に刺さったのは、
少額の貯金をするたびに誰かに奪われていた人生を取り返している!
という言葉です。
最近ではFIRE(Financial Independence Retire Earlyの略)が一般的になってきて、経済的自立によって自由を手に入れるという考え方が広まっています。
私の場合、高配当株投資を行っているので、少しずつ配当金が増えるたびに人生の自由に近づいている感覚があります。
目標まではまだまだ先は長いですが、自分の資産形成に迷ったときや、思わず無駄遣いしてしまいそうなときは、改めて本書を読み返して投資を継続したいと思います。